« 業績を左右していくもの | トップページ | てっちゃん会「16幕」のご案内 »

2018年1月 3日 (水)

ある友人との会話から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


クリスマス商戦のピークである24日。

  古巣のある友人が来店した。

お盆商戦やクリスマス・年末商戦の折に結構来店してくれている。
都度都度店内で顔をあわせるからそれ以上に来店しているのかもしれない(笑)。

  今回は鮮魚の品出しをしている最中のことだった。

売場の縦割りをどう整えようかと、品出ししながら迷っていて、商品を横から縦にしてフェイス合わせをして完了した途端に、後ろから私に声をかけてきた。

  「俺だったら値付けし直すけどなぁ〜(笑)。」

私の古巣の企業は、このような売場つくりの中でも縦割りには厳しい企業であった。
よって、どう売場の縦割りをきちっと合わせるかという場面では妥協しない部分がある。

  その原理原則は企業によって大きな開きがある。

それは転職して企業の背景を経験しなければわからないことであろう。
彼はある部門を統括する責任者であるが、今回も来年度のネタ探しに来たという。

  「それなら、ここに来るのは無駄足でしょう(笑)。」

と返したが、どこにネタが転がっているかもわからない。
そういう意味では、おそらく話題のお店や企業には平常からチェックしているだろうが、このようなイベント時には自社のチェックと同時に競合各社の状況も見ておく必要はあるのだろう。

  彼とは色々な話題になった。

まずはグローサラントについて。
古巣でもグローサラントへの取り組みを始めた。

  「グローサラントはどうなんですか?。」

予想通り、それを全店に広めるというような意図ではなく、何かしらのヒントを探ろうという意図だという。

  素材の販売とレストランとのギャップ。

これは、やって見ないとわからないらしい。
素材を販売する延長線に、それらを加工してメニューとして提供するのとは全く別物だという。

  まず安心安全にメニューを提供する基準が全く異なるらしい。

素材の場合は牛肉をレアで食べることを提案するが、レストランの場合は肉芯温度まで上げて提供しなければならず、レアでの提供はできない。

  そのような基準の違いがあらゆる面で出て来るという。

素材の延長線上に位置することのできないオペレーション。

  この壁は意外に高いという。

また、今後の出店計画にも波及した。

当社の出店規模は約600坪で現在開発を進めているが、どうしても空き敷地の問題から、600坪クラスの出店予定地が特定できないという問題。

よって、300坪程度の空きスペースを有効に利用してドラッグストアが続々と出店して来る。

  それはどこでも同様の状況のようだ。

よって、300坪クラスの新店を模索しているという。

  300坪の課題は利益構造。

300坪ではどうしても利益の出せるフォーマットにはならないという。

  しかしドラッグに出店されるのなら出られる前に出る。

自社で300坪スタイルでの勝ちパターンの開発。

  問題はどのカテゴリーで荒利構造を変えていくか。

600坪から300坪へのリダクション。

  品揃えをどう削減するか。

そして、削減した品揃えでそれに見合う売上を確保できるのか。
さらに、売上に応じた人員で売場つくりがができるのかどうか。

  この2点においてのリスクをどう解消していくか。

これからの生き残り戦略。

  どんな方向に進んでいくのだろうか。

そんなことを考えさせられる会話であった。








|

« 業績を左右していくもの | トップページ | てっちゃん会「16幕」のご案内 »

店長の仕事」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
ゼロからのスタートをしてみて見えてくる世界。
そこは食の延長線上であり、素材への原点回帰に繋げるヒントをたくさん学べるとも思いますが、そこに突っ込める企業とあくまでも原点に固執する企業が今後発生して行くでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2018年1月 4日 (木) 07時50分

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
色々話した彼の結論は、「やはり基本が大切」と言っていました。
我々の商売の原点であり王道なのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2018年1月 4日 (木) 07時44分

グローサラントのみで採算が合うとは考え難く食シーンを具現化する有料試飲的な位置づけではないのでしょうか。現状ではセルフ販売に利益軸を置かねばグローサラントは成功しないと思うのです。その根底には創業者精神に基づいた食に対するブレない精神も必要ですね。常に変化・進化する社会環境においても食に対する基本的欲求は簡単には変化する事ではなく、その欲求に応えるべくして創業した企業のDNAは変えてはいけないし、変えた時点で大きなハンディーを背負う事になってしまうと思うのです。

投稿: dadama | 2018年1月 3日 (水) 20時05分

グロサラントは今話題のカテゴリで やらねば と思うもののやはりハードルが高そうですね 試食の延長線のような中途半端な取組では当然商売にはならず 一番の問題はオペレーターである人 の確保の問題だと思います 不味いものを出せば原料である商品まで売れなくなってしまうリスクもあります それに加えてスペースの確保 今でさえ手狭と思っているのにこれ以上の圧縮は品揃を削ることになり非常に厳しいです 新店も物件がないなか なかなか出店できない状況 弊社も300坪スタイルの店を数店舗出しましたが譲渡した苦い経験があります
グロサラントに小型SM 難しい課題でありますが取り組んでいかなければいけない課題だと思います

投稿: dondon-ki | 2018年1月 3日 (水) 13時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ある友人との会話から:

« 業績を左右していくもの | トップページ | てっちゃん会「16幕」のご案内 »