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2018年1月11日 (木)

しもつかれチップス顛末記

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで記事にした「しもつかれポテトチップス」。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/part-0d2f.html

てっちゃん会のメンバー達からの多数のコトPOPの援助。
そして、dadamaさんによる陳列の援助。

  これらの支援を受けて、追加分を全て出し切った。

当店に入荷したポテトの数量は110ケース。
他店は最高でも100ケース。

  この110ケースを12月中に売り切れるか。

私が自分自身で決めた全社一位の基準は、発売の11月25日から12月31日までの期間での販売数量である。

  この期間内に110ケースを売り切れば必然的に全社一位。

しかし、売り切れなければ、12月31日の段階での順位で終わる。

  110ケースを売り切ることが全社一位の条件。

そう捉えたのである。

  コトPOPと売場作り。

この二つは完了した。

  後は私の売り方次第。

前回の記事にも載せた通り、当店よりも2倍以上の客数の店舗が本気になられたら厳しい争いになるのは必死。

  しかしPOPと山積みの売り場の強みは何か。

販売数量が落ちないこと。

  他店はある程度のボリュームのある売場のうちは売れていた。

しかし、商品が少なくなっていくと、必然的に販売数量も落ちていく。
発売から一週間が経過すると、当初販売数量で飛ばしていた上位店舗が徐々にその勢いを失っていく。

  早々に上位3位に付けることができた。

しかし、そこからが問題だ。
その時点でも、まだトップとの差は200袋ほど。

  しかも、トップ店舗は当店以上の勢いで売り込んでいる。

“これは、無理かも”

  12月中旬になると、私の気持ちも折れかけた。

しかし、試食だけは出し続けた。

  一番の自信は私自身が美味しいと思っていること。

この自信は必ずお客様に伝わると思っている。

  だから試食だけは出し続けた。

時折、この試食を食べているお客様に出くわすと、サラッとうす味で食べやすいことをお客様との会話に盛り込んだ。

結構、年配の「しもつかれ」に違和感の無いお客様との会話は弾んだ。

  子供の頃からしもつかれ作りを手伝わされた等(笑)。

そして試食をしてみると、結構食べやすいということで購入していってくれる。
またある時には、ある年配のおじいさんが私に言った。

  「これは全然しもつかれの味なんかしね〜べ!」。

当然、本来のしもつかれを知る年配の方だ。

  そしてお互いに興奮して喧嘩になるところまでいった(笑)。

しかし最後には、このお客様も「しもつかれチップス」は食べて美味しいと評価していただいたのは嬉しかった。

  そんなこんなでいつ間にか12月の24日が過ぎた。

やはり現状は3位のまま。
しかし、その差は100袋までに漕ぎ着けてきた。

  よし、最後はあの手で行くか。

あるメンバーのアドバイスで、POP総選挙を行うことにした。

  10個のPOPでどれが感動したか?。

それを別表に正の字で書き込んでいただく総選挙。
この企画は特別書き込んでいただいたお客様に何を差し上げる訳でも無いが、結構なお客様が投票してくださった。

  そして残り3日間はベスト3のPOPで勝負。

そんな遊びも取り入れながら最後の最後まで取り組んだ今回のしもつかれポテトチップスの単品量販。

  そして見事に12月30日の段階でトップに躍り出た。

そして、そのままの逃げ切り。

  色々な智恵が誰も想像できない結果を生む。

また一つ、大きな学びを得た年末商戦の一コマであった。

  最後に、ご協力いただいた会のメンバーの方々に御礼申し上げます。

本当に、ありがとうございました(笑)。







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コメント

dadamaさん、怒涛の7連投稿ありがとうございます(笑)。
やはり、全社一位になるという決意は強い存在ですね。一度トップが来店されましたが、黙認して頂きました。

投稿: てっちゃん | 2018年1月18日 (木) 18時47分

一週間余の極楽人生の出来事を読み返しております(笑)。人手や標準化の柵はあれどやはり商売は売る気で決まりますね。3-3-3の法則も実証されたかと思います。一番感動したのはあの売場一ヶ月余露出・進化させたてっちゃんの勇気でしょうか(笑)。楽しませて頂きました。ちなみに弟子とはトイレットペーパー事件の余韻で1200ロール買うと5年でも消化できない事実が判明致しました(笑)。

投稿: dadama | 2018年1月18日 (木) 16時23分

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
今回ばかりは、年末商戦とはまた別に本当に自分自身が痺れる経験をさせていただきました。会のメンバーの皆さん、本当にありがとうございます。
そして、売れる仕組みを数多く仕込めば仕込むほどに、為せば成るを実証できたと思います。自分自身に自信が持てた今回の取り組みでした。

投稿: てっちゃん | 2018年1月11日 (木) 23時40分

年末の痺れるとは別に楽しい痺れる体験でしたね(笑) 売り込むと言う情熱と売り切った時の感動! そして単品の1部門への影響は大なもので利益も残る
こういう仕事の遊び心を教え痺れる経験を教えてあげるのも店長の仕事ですね!
私が極悪師匠から教わった体験 メンバーにも伝えねば(汗)

投稿: dondon-ki | 2018年1月11日 (木) 18時27分

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