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2018年1月

2018年1月31日 (水)

リアル店舗の強みとは

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


リアルスーパー。

  ネットスーパーに対抗した区別。

ネットスーパーが出現するまでは、我々スーパー業界は別にリアルスーパーという用語を使用していなかった。

  ネットスーパーという業種がなかったから。

しかしこれだけネット通販が常態化してくると、その対抗策としてリアルに存在しリアルな現物を販売する我々業界の差別化用語としてリアルスーパーという言葉を使用せざるを得ないのだろう。

  リアルに存在しリアルな現物をリアルに販売する。

その事に、なんの違和感も持たずに今まで仕事をしてきたが、これからはネットスパーやネット販売との差別化を図るためにも「リアル」という特性を如何にネットとの差別化を我々も意識して強みを引き出せるかを考えていく必要があるだろう。

  リアルな強み。

それは、ネットの強み弱みと相対関係にあるところから引き出してこなければならない。

リアルな強み 

  リアルに現物を見て判断する 〜 ネットの弱み。
  リアルに実社会と交流できる 〜 ネットの弱み。

私は、リアルな強みとは、上記のように商品面のリアルさと、実社会とのリアルさの両面が強みとして強調できるだろうと思う。

  商品面とは購入する商品をリアルに自分の目で選択できる強み。
  実社会とはリアルな社会と自分との関係を維持していける強み。

自分の目で選択するといことは、一品一品がそれぞれに違う商品を購入する場合は、絶対にリアルな店舗でリアルに商品を購入する必要がある。

  生鮮部門や惣菜部門はその例だろう。

よって、ネットスーパーに対抗するには、生鮮を強化してネットスーパーに左右されない競争環境を高めていかねばならない。

  それによってネット通販の強みに左右されない集客が見込める。

しかしそれは以前から言い続けられていた部分でもある。

更には、リアルな実社会でリアルな人間関係を構築していく上で必要な人間対人間の出会いの場としてのリアルな実店舗での買い物も、ネット通販では実現できないリアル店舗の強みとして活かしていきたいところである。

  リアル店舗での販売者とのリアルな会話。

その会話には、人間が持つ相手を気遣う温かみがあり、その温かみに感謝し気持ちが和み、人間としてまた来店したいという欲求がリピーターを生む。

  そこでの来店動機は意外に高いのではないかと思う。

先日、あるチーフと会話した時のこと。

  「なぜ今、売上が上がっているんだ?。」

   「焼きたてを必ずマイク放送して案内しています。」

それだけなら、どこでもやっているだろうと問いただすと、

   「焼きたてが出ますのでもう少しお待ちください。」

もうすぐ焼きたてが出来るという情報を、焼きたてが出来る商品を購入しようとするお客様にも敢えてお勧めしているという。

  その案内にお客様から笑顔を引き出される。

    「わざわざありがとう。」

予想もしない販売員からの温かいお声がけ。

  そのサプライズが嬉しい。

そこに、リアル店舗の接客の重要性があり、それがネット通販との大きな差別部分となるのであろう。

  リアル店舗の強み。

色々な要素はあるだろうが、人という強みをどう打ち出していけるか。

  結局それはネット対策=競合対策という構図でもあるのだろう。







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2018年1月30日 (火)

スキー復活

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今、スキーが復活しているという。

  「私をスキーに連れてって」

1987年に公開された「私をスキーに連れてって」により、当時のスキー人気は最高潮に達した。

あれからもうすでに30年が経過したのである。

  原田知世、三上博史、高橋ひとみ等々。

今ではおばさん役の高橋ひろみがこんなに若い頃があったのかと驚かせられるほどの時代。

  主題歌は松任谷由実の「サーフ天国スキー天国」。
  挿入歌で「恋人がサンタクロース」。

撮影に利用されたゲレンデは、志賀高原、焼額山、そして万座。
あの映画以来、これらのスキー場は異常なほどの人気となったのである。

  私も一度だけ志賀、焼額山、横手山、を滑った。

今でも、心に残るスキー場である。

そんな時代にタイムスリップするようなCMが今流れている。

  JRのSKISKIのコマーシャル。

当時の映画そのままに、あの時の二人の映像を流しながら

  「私を新幹線でスキーに連れてって」

と謳うコマーシャルである。

https://www.youtube.com/watch?v=Y8uTc_J3aNo&list=PLFbIE3ZA5MzDlhDwwJjvD8iUK6Nj7RKqj

  「バーン」のシーンは序盤の名シーンである。

JRとこの映画のコラボレーション。
それは、スキーというかっての冬のトレンディーな娯楽であったスキーが、そんな時代を生きた世代が定年を迎え、再びスキーを楽しむ嗜好に向かっているのだろう。

  しかしかってのようにクルマで行くほど元気も無い。
  ましてやスキーキャリアも無いしスタッドレスも履いていない。

そこで、新幹線で連れてって、というわけか(笑)。

  思えば、スキーほどリスクの高いレジャーは無い。

まず、雪山という豪雪地帯に行くというリスク。
そして、晴れる確率が非常に低いというリスク。
更に、雪山をクルマで行って帰るというリスク。

  色々合わせるとコスト増になるというリスクだ。

しかし、逆に言うと、快晴の雪山を滑る快感は何よりも爽快であることも事実。

  私もこれが忘れられないからスキー三昧の冬を何度も過ごした。

平日のスキー場はリフト待ち無しのノリ放題。
そして、一般人が仕事で額に汗する中、自分はこんなにも贅沢な時間を過ごしていると言う優越感。

  この優越感が忘れられなくてスキー三昧を過ごしていた。

そう言っても過言では無い(笑)。

  それだけ晴天の下でのスキーは人に優越感をもたらす。

そして、晴天の朝のリフトが動くと同時に一番乗りでゲレンデに繰り出す。

  誰もいないゲレンデをスピードに任せて滑降する。

ここでも優越感(笑)。

  誰も滑っていないまっさらなゲレンデに自分のシュプールを描く。

ここでも優越感(笑)。

  晴天のスキーとは優越感の塊なのである。

再びのスキーブーム。

  本当に再来するのだろうか。








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2018年1月29日 (月)

アクセス推移

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長している「てっちゃん」です。


ブログを書いていると気になる数値がある。

  アクセス数。

要は、何人の方がこのブログを見ているのかと言う数値。

  ブログの人気度を図るメジャーであろうか。

そして、書いている方も数値として明確に評価されるので、今後の励みにもなろう。
このブログを書き始めて丸10年になる。

  気がつけば10年経過していたのである(笑)。

初投稿が2008年の2月12日。

  あれからほぼ10年。

時の流れは早いものである(笑)。

  そして今日の話題はアクセス数。

毎年思うのだが、年が明けて年始になると急にアクセス数(訪問者)の数が増えるのである。

  逆に、12月に入ると徐々に減少していく。

年の瀬が迫り、なかなか時間的にも心理的にも余裕がなくなっていくのだろうか。
その極みは12月の年末商戦時期。

  この時期になるとぐっとアクセス数が減少する。

その反動が、年明けの1月5日頃から返ってくるのが毎年の恒例(笑)。

  それも時間的心理的余裕の始まりなのであろうか。

そして、このアクセス数に我々ブログを書いている者たちは一喜一憂するのである。

  “今日は過去最高を記録するかも”
  “やはり日曜日は低いなぁ〜”

今だに、アクセス数に翻弄される毎日である(笑)。

  一週間でも一番多いのは月曜日であろうか。
  逆に一番アクセス数が少ないのが日曜日。

まさに業界の売上金額に反比例しているわけだから、やはり時間的にも心理的にも余裕の有無で読まれるか読まれていないかが判断できる。

特に以前は月曜日に敢えて先週の店舗MRを投稿していた為、圧倒的に月曜日のアクセス数は多かった。

  最近では曜日毎にほぼ一定のアクセス数で安定している。

微増はしているが、毎日ほぼ一定の方に定期的に読まれていると言う現れであろうか。

  業界の記事であるから広がらないのはわかる。

だから、微増でも確実に右肩上がりに推移しているのはこの業界固有の価値観であろうか。

  以前は、アクセス数を稼ごうと色々と試みた。

結果、読者の方の興味もある程度見えてはきたが、それとアクセス数とが日々の中で直接結びつかないことも知った。

  アクセス数という数値に振り回されない。

ある時から、そんな哲学的な考えに支配されるようになる。

大切なのは、毎日確実に読んでくれている方がいてくれるという安心感と、それらの方々に少しばかりでも良い影響があることを願うという使命感であろうか。

  仕事に対する共感。

ある方からは、このブログの一番の魅力はその共感だと言われた。

  自分では意識したことはない。

しかし、この共感というキーワードは大きいと思う。
そんな共感を得る記事内容を模索しながら、アクセス数が落ちないように飽きの来ない内容にしていきたいものである。







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2018年1月28日 (日)

久しぶりのステンドグラス

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日。

しかし、ネタ切れにて、妻のステンドグラスをアップ致します。

本当に久しぶりの「妻のステンドグラス」の更新。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-5982.html

このブログの時に「妻のステンドグラスⅦ」を投稿した。

  それ以来だから4年ぶりか。

それ以降も妻が色々作り貯めてきたステンドグラスがあったため、今回は

  「妻のステンドグラスⅧ」
  「妻のステンドグラスⅨ」

をアルバムとして製作してみた。

  まずは「妻のステンドグラスⅧ」。

表紙はこれ
Img_8796
秋から冬にかけての風景。
秋の夜長をイメージさせる作品ですね。

Img_0002_2
アルバムの一番目はこの作品

Img_0004_2
ガラスのオリジナルな美しさがダイレクトに伝わってきますね。

Img_2160
ジャーマンアイリスの行灯。
深みのある花びらが目を引きます。

Img_2472
アロマランプ。
光とアロマが別世界の空間を演出します。

Img_1440
集めのダルが力強い光を放ちます。

Img_3810
最後は春ののどかな風景を描いた作品。
ほのぼのとしてきますね。

これらを「妻のステンドグラスⅧ」としてアルバムにまとめました。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/sutenndogurasu8/index.html


いずれ「妻のステンドグラスⅨ」にご期待を(笑)。




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2018年1月27日 (土)

チャンスからリスクへ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


12月商戦。

  当社所属の企業グループの状況も見えてきた。

その数値状況を見ると、どの部門も既存店比較で概ね昨年並みの数値状況で終了したようだ。

  問題の鮮魚部門も健闘。

鮮魚部門が全国的に既存昨年比をクリアするというのは本当に久しぶりではないだろうか。

  思えは昨年夏場の「アニサキス」問題。

それによって8月商戦は一気に崖っぷちに立たされた鮮魚部門であったが、10月頃から回復の兆しが見えてきて、12月での昨年比クリア。

全国の鮮魚部門に関わる関係者にとっては一安心だろうか。

  しかし12月の鮮魚部門は蓋を開けて見なければわからない。

12月商戦と言えば、その売上もさることながら、12月月間の利益額は売上高以上に年間に占める割合が大きくなる。

  言わば12月商戦は我々にとってチャンス。

それが従来から言われている12月の本質であった。

  そしてその最先端をゆくのが鮮魚部門である。

鮮魚部門ほど、12月の売上金額の構成比が高くなり、その利益額の年間に占める比率も高まる。

  鮮魚部門にとっての12月商戦はチャンスの塊り。

しかし逆に言えば、利益面で言えば棚卸しの結果如何によっては、大コケする部門でもある。

  際物の在庫状況次第で1月の荒利への影響が甚大。

そう、12月商戦は在庫利益による表面上の荒利率は出せるが、その在庫を1月で利益になるかどうかが大きな問題なのである。

  そう考えると12月の売上好調もまだ喜べない。

私は、従来からの12月商戦の在り方をもっと個店の状況に合わせてフィットさせていく必要があると思っている。

  従来の年末商戦。

それは、企業一律で情報発信、売場展開されてきた感があるが、年々の年末商戦の右肩下がり。

  それによる12月商戦での荒利低下。

徐々にチャンスの塊であった12月商戦が、リスク化してきている。

  その店間の格差が大きくなってきているのが現実。

特に、普段使いされている食品スーパーはその傾向が強い。

  このままいけば12月は間違いなくリスク増になって行く。

そしてそれは鮮魚部門だけの問題ではなく店舗全体の問題となっていくだろう。

  野菜、果実、鮮魚、デイリー、惣菜等々の全部門のリスク。

そのリスクが個店によって従来以上に増大していくのが今後の状況。

  そんな印象を強く感じた今回の12月商戦であった。






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2018年1月26日 (金)

評価基準

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


部下への評価。

  各社各様であろうか。

ある程度の基準のみで、評価者の一存で決められる評価法もあろう。
明確な基準を設けて、誰もがわかりやすいが数が多すぎて評価者の負担が増加する評価法もあろう。

  徐々に明確な基準を設定する企業が増えてきているのだろうか。

標準的にチェーンストアとしてレベルを上げていく過程には、決め事の設定(マニュアル)は当然のことではあるが、どこまで設定すべきかという点では意見の分かれるところであろう。

  なんでもかんでも決め事を作る風潮。

決め事を作れば、現場は楽だ(笑)。

  一つ一つの事象に対して考えなくて済むから。

それに沿って判断し決定して行動すれば良い。
それに対して、何も決め事が無い課題に関しては、一つ一つの事象に対して、事象の背景から捉え判断し、自分なりの結論を導き出さなければならない。

  ここに人間毎のブレが生じていく。

そのブレがチェーンストアとしてのブレに発展して、いずれチェーンストアとしての大きな問題となるケースもあろう。

ちょっと話が大きくなりすぎてしまったが、部下の評価に話を戻そう。

評価基準が明確な場合の評価法。

  例えば、〜が出来たら+50円、別の〜が出来たら+100円。

確かに明確であり、誰もが納得のいく評価である確率が高い。

  しかしその〜が出来たらという基準が不明確になっている。

出来ても出来なくても、とりあえず今やり始めたから+50円なのか、しっかり習得しているから+50円なのか。

  評価が甘いとどんどん甘い評価が積み重ねられていく。

結果として、大した実力もないのに、仕事の幅が広いだけで高い評価を得ることになる。

しかしそれでも、働く従業員からすると、仕事を早く習得しようとする意欲と働きがいに結びつきやすい環境ではあろう。

  逆に言うと、一つのことに習熟している人には気の毒。

例えば、レジで働く従業員が、非常に接客レベルが高くて、その方のレジにはお客様が並ぶ。

  しかしレジ打ち以外の仕事は出来ない。

これが、能力的に出来ないのか、それとも店長やチーフの判断で接客を全面に出したレジ打ちをメインに仕事をしてもらっているのか。

しかし、このレジ担当者のお陰で客数が確実に増加していると思われる。

  その場合のレジ担当者の評価は?

そう考えると、あまり明確な評価基準を用いない方がこの方の能力と貢献度をしっかりと周囲の方との比較で評価できるのではないだろうか。

  貢献度。

そう言う言い方をすると、数値だけかと言う反論もあろう。

  働きがいを引き出す評価基準。
  貢献度を反映させる評価基準。

どちらも大切な評価基準であり、そのバランスを図りながら毎年の評価を与え、一人一人と契約を交わす時期。

  意外にここで働く従業員のモチベーションが変化するのである。






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2018年1月25日 (木)

四年ぶりの大雪

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


天気予報で4年ぶりの大雪の可能性を謳い始めたのはいつだったか。

その前から雪マークには気づいていた。

  「あれっ!、22日に雪マークが!」

そう思ってスマホの天気予報のアプリをチェックした。

しかし、天気予報で大々的に都心でも積雪の予報を出したのは19日頃からだったような気がする。

  「やっぱり、雪が降るのはほぼ確定か」

それからのテレビ報道は日に日にかって2014年に関東方面に大雪をもたらした気圧配置と極似しているとの報道から、当時の状況を放映したりして、危機感を扇いでいた。

  よって、土曜日頃からの買い溜め需要高まってきた。

その買いだめ需要が最高潮に達したのが日曜日。

  当然であろう。

日曜日で、1日を通して買い物に行けるチャンスであり、例えノーマルタイヤでも出かけられる最後のタイミングであるのだから。

  関東方面の積雪は一日凌げばなんとかなる。

数日間降り続いたり、根雪となって一冬雪に閉ざされる地域ではない為、一年中タイヤを履き替えずにノーマルタイヤで凌ぐ方も多い。

  そんな方達は天気予報で買い物行動を取る。

天気予報で雪の予報が出れば、買いだめにて冷蔵庫を満タンにして、積雪が溶けるのを待つ。

  そんな冬の買い物行動が身についているのだろう。

だから、東北のお客様よりも積雪の予報からの買い溜め行動はダイナミックである。
雪国であれば、積雪は冬の当たり前の天候だから、今更買い溜めをするまでもないが、関東方面のお客様はノーマルタイヤが故に天気予報に応じた買い溜め対応がスピーディーである。

  それが日曜日に重なったのだから物凄かった。

それは、雪の予報の当日の午前中まで続いた。

  雪が降る前に最後の買い溜めを。

そんな意識なのであろう。
そして、21日のお昼頃からポツリポツリと雪が舞ってきた。

  “こんなもんで済んで欲しいなぁ〜”

そんな淡い期待を抱かせるほどの雪の舞いであったのだが、午後2時を回るといよいよ本降りとなってきた。

  その後からの積もり方は早かった。

一気に自分のクルマに雪が積もっていく。
一度雪落としを行なったのだが、午後7時頃には再びクルマが雪に隠れていたのである。

  車に積もった雪は完全に落としてから運転する。

これが、積雪のある道路でのルールである。

  クルマに積もった雪の状況で運転レベルがわかるのである。

適当に振り払った程度のクルマは、運転もノロい。
それは、完全に雪を落としていないが故に、周囲の視界も悪いのである。

  だから、安全確認が取れずにノロい運転に終始する。

しかし、完全に振り払ったクルマは視界も良好だし、車内でのくもりも無いから視界が良好となり、ある程度自信を持って運転できるのだ。

  よって、道路でのスピードもそれなりに早い。

そんな環境を作り出して運転して欲しいものである。

  そして翌日。

昨夜の雪は概ね翌日の午前3時頃には止んでいたが、やはり積雪は20センチほどにもなり、道路は圧雪状態。

  普段は45分程度の通勤時間がこの朝は70分ほど。

それでも国道を走るよりは圧倒的に早い。

  しかし、リスクも多い(笑)。

そこを走ってなんとか店舗に到着したが、意外に駐車場等は思ったほどの積雪はなかった。

  当日は好天にも恵まれたが、気温は低いまま。

この大寒波が異常なほどの低温をもたらし、この積雪を氷の塊にしてしまったのである。

  この氷がいつ溶けるのか。

それにしても、記録的な低温が今年は続いている。








 

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2018年1月24日 (水)

体を温めるもの

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


1月20日の大寒。

  22日には積雪。

いよいよ寒さが雪という空模様を変えてきた。

  積雪と寒さは同じではないが雪は寒さの代名詞。

特に、関東は大寒以降の寒さが緩みかけた時期に積雪が多い。
そして、同様に入学試験の時期に重なるのもこの時期の恒例。

  風邪予防も含めての防寒対策。

この時期は、体が温まるメニューが定番となる。
そして、先日のラジオを聴いていたら、体を温める食材に関して報道していた。

  体を温める食材。

従来から言われているのは、根生姜。

  生姜湯や生姜と蜂蜜のホット飲料。

風邪を引いた時やその予防としてこの時期に飲まれる代表格と言えよう。
先日のラジオでは、体を温める食材との特徴を語っていた。

  土の中にできるもの。

これが、体を温める要素の高い食材という。

  レンコン。
  根生姜。
  里芋。
  じゃがいも。
  さつま芋。
  大根。
  ごぼう。
  人参。

等々。

  土の中でしっかり栽培されたものは体に暖かい。

更に、

  発酵しているかどうか。

発酵している食材は体を温めるらしい。

  納豆。
  味噌。
  醤油。
  漬物
  キムチ。
  チーズ。
  ヨーグルト。

等々。

  どちらかと言えば、和の食材が多い。

そして、この時期はこれらの食材をしっかり温めて食するから購買金額も高まるもの。

  そして人間の嗜好もこの時期ならではになるもの。

味噌汁が飲みたい、納豆と暖かいご飯が食べたい、キムチ鍋が食べたい。
そんな嗜好が高まるのもこの時期の特性かもしれない。

逆に土の上でできるものは体を冷やす。

  きゅうり。
  キャベツ。
  レタス。
  ほうれん草。
  小松菜。
  梨。
  スイカ。
  メロン。
  あさり

等々。

  ちなみに日本酒、赤ワインも体を温めるという。

適度なアルコールは体にいいようだが、どうも私の知り合いには過度なアルコール依存症の方も多いので大いにアナウンスして行きたいものだ(笑)。









  

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2018年1月23日 (火)

てっちゃん会16幕のご案内2

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


てっちゃん会16幕。詳細が固まりましたので再度ご案内致します。


  日付 〜 2月14日(水)。

  時間 〜 午後7時から。

  場所 〜 場所:東京都新宿区西新宿2-8-1
       東京都庁 第一本庁 北塔 45階
       グッドビュー東京。

  会費 〜 7000円。

  会場からの眺め



画像に含まれている可能性があるもの:空、高層ビル、雲、屋外

こんな感じです(笑)。

素晴らしい眺望を眺めながらの懇親会。
もっとも、午後7時からですので、この眺望から夜景に切り替わるのだろうとは思いますが。

当初は「屋形船」を構想していたらしいのですが、課題も多く今回は断念したとのこと。

何れにしても、毎回毎回の幹事さんの行動力には驚かされます。

又、前座に関しても、当日の午後2時ごろより開催を予定しております。

てっちゃん会メンバーの方はFacebookにての申し込みをお願い致します。
それ以外の方は、このブログのコメント等を利用しての参加申し込みをお願い致します。

又、今回の2月開催はスーパーマーケットトレードショーの期間に合わせた開催となりますので、参加しやすい環境にはあるかと思います。

当日はバレンタイデーではありますが、売り場はほぼ売り減らしの状態かと思います。

  ぜひ、ご参加をご検討ください。







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2018年1月22日 (月)

変われる強み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のNHK「プロフェッショナル」が良かった。

  女子卓球の「石川佳純」。

日本女子卓球界は、東京オリンピックの時には王者中国を圧倒するのではないかと期待されている競技の一つである。

昨年のアジア選手権で中国選手を連覇して優勝した平野美宇選手や、リオ五輪で団体銅メダルを獲得した伊藤美誠選手等、同世代の16歳の世代が目白押しであるから。

  日本卓球界の女王「石川佳純」も霞むほどの黄金世代。

そんな黄金世代の台頭により、石川佳純の名前が霞みかけてきた昨今での、今回のプロフェッショナルへの登場である。

  番組は180日間密着レポートをまとめたもの。

そこには、黄金世代の台頭に対して、女王の維持にかけてもまだまだ負けられない石川の負けず嫌いと、挑戦を続けることでの強さを身につけていく過程が描かれていた。

  石川佳純を苦しめていたもの。

実はそれは卓球の公式ボールの変更にあった。

  練習に練習を重ね、ボールの特性も熟知した技術。

その熟知した技術が微妙に狂うのが今回のボールの変更にあった。

  従来はセルロイド。
  今後はプラスチック。

回転の多いセルロイドから回転の少ないプラスチックに変更になることによって、ボールに回転を付けてキレのあるサーブレシーブを得意としてきた石川にとって、その従来の技術が強みから弱みに変化してしまったのが昨年のこと。

これに対して、黄金世代と呼ばれる平野美宇達は、回転の少ないボールを早め早めにスピードを持ってリターンする卓球にスタイルを変えて、その技術を身につけてきた。

  その卓球のスタイルに石川が付いていけなくなった。

日本選手権では平野にスピード負けを喫する。

  そこから本格的に石川の挑戦が始まる。

まずはスピード。
そしてスタイル。

  ボールの変更によりスピードがキーワードとなる。

リターンは攻めには結びつかなかったが、最近の卓球では、

  リターン = 攻め

の様相を呈している。

  強打を、更なる強打でリターンされる。

このスピード対スピードの争いとなっている。

そして、石川が昨年末から取り組んでいるスタイル。

  それは、より相手の奥に打ち込む手法。

それにより、相手のよりリターンしずらいところへボールを返して追いこむスタイルで勝負できる。

このスタイルで昨年のワールドカップでは初戦敗退。

  敗因はラケットの調整不足。

新調したラケットの調整が完璧ではなかった。
しかし、インタビューでも、新調したラケットへの後悔は無いという。

  それよりも自分を信じて、強くなるために挑戦し続ける。

自分を信じて臨んだ昨年末のスェーデンオープンでは、中国選手を撃破。
変われる強みを身につけた石川佳純。

  今年の全日本選手権シングルスが楽しみである。

ps
昨日の全日本選手権。
女子シングルスで優勝したのは、伊藤美誠。
石川佳純でもなく平野美宇でもない、伊藤美誠。
ますます卓球女子の黄金世代から目が離せませんね。









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2018年1月21日 (日)

新春の新番組から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

前回お伝えした新ドラマの数々。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-e43a.html

  今回は結構面白い番組が多い。

その中で、

  日本テレビ、土曜日22時 「我が家の問題はなかったことに」

は面白かった。

3兄弟が揃って東大卒業。
その父親が出版した子育て法が有名になり、彼が経営する私立中学も人気となる。

また、その3兄弟も、長男がエリート医者、長女がエリート弁護士、そして主役の次男が多少落ちこぼれ気味ではあるが、エリート警察官という設定。

ところがある日、父親の誕生日の日に、父親が経営する中学校の生徒の母親と出来てしまい、その母親の悪意のある写真を撮られて、その写真で脅迫されていることを明かされる。

  そこからこの3兄弟が奮闘する物語だった。

如何にして、この我が家に降りかかった難題を兄弟揃って解決するか。

  その手段を選ばない行動が面白い(笑)。

エリートな医者や弁護士、そして警察官らが法遵守ギリギリのラインを冒してでも守るべく家族の安全と安心。

  そこに疑問を持ちながらも奮闘する次男の葛藤。

そこがおもしろおかしく描かれているのである。

  そして、そこに見え隠れする、亡き母親への敬愛。

その母親の家族愛が彼ら3兄弟の結束を図っているのである。

  今後の展開が面白そうだ。

更に、前回の私の案内には無かったが、フジテレビの月9が久々に面白い。

  フジテレビ、月曜日、夜9時、「海月姫」。

以下は、番組のインフォメーションから引用した案内文。

ドラマは「女の子は誰だってお姫様になれる」をテーマに、“オタク女子”、“女装男子”に“童貞エリート”と、規格外に型破りなキャラクターしか登場しない舞台で、魔法使いに出会い人生が一変したシンデレラのような主人公の姿を、原作のシュールなギャグ・ワールドを生かしながら描く、新感覚の“シンデレラ・コメディー”となります。

  とのこと。

どこにもあるようなシンデレラサクセスストーリーだと思われるが、その設定が想定外の内容であり、脇を固める俳優陣も多彩な顔ぶれ。

  第一話を見ただけでも今後の展開が気になる内容。

今後の展開が楽しみな二つのドラマであった。






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2018年1月20日 (土)

思い込み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先週の日曜日。

  「俺たちの時代」。

久米宏と他二人のキャスター仲間のトークが放映されていた。
そこで、久米宏が若い女性のキャスターに言った言葉が印象的だった。

話の流れで、若い女性のキャスターが、外国の大学に入学しようと登校した初日。
その大学の門の前まで来て、その門を前にした途端に、「無理!」と思って入学を断念したという話をしていた。

そんなくだりの中で、得意・不得意な事に関しての久米流の考え方発した。

  「不得意と思っていたことが案外得意だったりして」。

要は、自分で不得意と思い込んでいたことでも、実際に本気で取り組んでみると得意分野になっているということ。

  よくある話だ(笑)。

誰も、今現在の自分の得意とする分野が初めから得意だった人間はいない。

  本来、この会社に入った動機だって得意だと思ったから。

しかし入社してみると、得意だと思って入社した業界だが、自分にとって不得意とする部分も沢山あった。

  大学を卒業して入社したこの業界の商売勘には馴染めなかった。

入社当時は論理的に仕事を捉えるのが自分の得意分野だと思っていた。

  所謂マネジメントの分野。

だから、部門チーフとしての仕事観も、マネジメント主体に在庫管理や数値管理は得意だった。

  それだけ単品量販とかメニュー提案には弱かった。

それは経験年数というハンデもあったのだろう。
どうも、計算から導き出された仕事観を中心に鮮魚チーフという仕事をこなしていたように思う。

  “商売勘は自分にはないなぁ〜”

そう思い込んでいた。
副店長になって、企業としても「メニュー提案」「52週MD」と言った新たな分野に挑戦する事になり、その槍玉に上がったのが副店長主体のメニュー提案を主とした部門合同展開の売場。

  男性がメニュー提案?。

今までそんな経験もしてこなかったから、どう取り組んでいいのかもわからなかった。

当時のエリアマネージャーにも嫌味を言われた。

  「なんだ、この売場は(笑)?。」

それが、きっかけだった。

  “数値ではなく売場の楽しさを追いかけよう”

売場の楽しさが商売の楽しさに連動し、それがいつしか商売勘としてお客様の感動を呼ぶ売場作りに繋がり、結果として単品量販や関連販売の本質を知ることとなって言ったのである。

  不得意分野を追求する事によって得意分野に変わっていく。

それは、今までのマネジメント型の仕事観からは得られなかった商売観。

  それが商売の楽しさの追求であったのだ。

数値管理から離れて、商売の楽しさ、仕事の楽しさの追求が結果的に売上という数値に連動していくという事。

  在庫管理や利益管理とはまた別の世界。

それが、商売の楽しさを追求する事による「売れる楽しさ」の習得であり、この売れる楽しさを自分以外の部下やパートさんたちにも広げていく事によって、店舗全体の売上拡大に結びついていくという仕事観。

  それは店長になって初めて習得した仕事観であった。

この業界の人間でも、結構マネジメントには精通しているが、売る楽しさから発生する商売観を得ている人は少ないのではないだろうか。

  いくつ売るための仕事。

商売の基本中の基本の仕事観とその楽しさ。

  楽しくなければスーパーじゃない。

まさに、それは店長だろうがチーフだろうが、パートさんだろうが共通する仕事観なのである。







  

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2018年1月19日 (金)

人時を金に変える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人時。

  従業員の労働時間。

生産性を算出する上で、従業員の総労働時間で売上金額を割れば「人時売上高」が算出され、荒利金額を割れば「人時生産性」が算出される。

  如何に総労働時間を短縮させられるか。

10年ほど前の我々スーパーマーケットの現場で働く店鋪の店長や主任達のマネジメントの主流であった。

しかし、人材不足が顕著になってきた5年ほど前からは、あからさまな労働時間の短縮への取り組みはなされてこなかった。

  取り組まなくても人時数は人材不足で減少してきたから。

逆に、どうやって人材を採用して人時数を増やすかが課題となってきたと言ってもいいだろう。

  それほど人材不足が逼迫している証拠。

適正な人時数を維持している店舗が皆無なほどの現実では無いだろうか。

  当店も部門によっては一時逼迫した状態であった。

しかし、新年に入り応募者が数人入社の運びとなった。

  ほぼ全部門が理想的な人員配置となった。

これも新店の強みであろうか。
まだ、店鋪も新しく清潔感もあり、働いてみたいという願望が残っているのかもしれないが、20年ほどにもなる既存店ともなると応募者もなかなか現れてくれないのが現実である。

先日のチーフミーティングで、理想的な人材が揃った事に対して各チーフに話をした。

  「十分な人材をどう活かすか」

理想的な人員が揃った段階で、仕事が早く終わったという安堵感でけに終始することのないようにしなければならない。

  大切なのは、人時を有効に活用して如何に利益を創出するか。

人時を使ったなら、その分を利益にどう還元できるかをまずは考えるべきことであるということだ。

  要は、人時を利益に変えること。

その為に、新たな人時を活用して、利益の取れる仕組みの定着と利益の取れる商品化、陳列技術を高めて売上と荒利を稼ぐかということ。

従来は人時不足で思った通りの売場作りや商品化に届かなかった部分を、ようやく揃った人材を活用して更に理想的な販売技術を高めていく。

  それは自らの販売技術を高めなければならない。

自らが成長しなければ、十分な人材を活かしきれないということでもある。

  だから自らを高めよということだ。

それは、人材が揃っている現場でしか習得できないレベルの問題。

  それが今目の前に現れてきたということ。

「このお店で人材活用術を学ぶチャンスが今だぞ。」

  人材を活用して利益を創出する。

かっては当たり前に実践していた現場の知恵。
しかし、どこの現場でも人材が枯渇して、売場つくりでいっぱいいっぱいの時代。
そんな時代に、十分な人材が揃った現場で仕事ができる。

  そんなチャンスをモノにする手腕。

チャンスをモノにする人間は、このような場面では絶対に漏らさない。

  是非、部下にはこんなチャンスを活かして欲しいものである。






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2018年1月18日 (木)

アウトプットの為のインプット

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長している「てっちゃん」です。


インプットとアウトプット。

  直訳すると「取りいれて、吐き出す」

言葉は汚いが、外部から自分に吸収したものを、別の外部の為に与えるという意味である。

よく、インプットとアウトプットという言葉を我々は使うが、間違ってはいけないのは、インプットばかりに勤しんではいけないということだ。

  アウトプットとは他社の役立つ情報を提供すること。

よって、自分がアウトプットすることによって、周囲の人達の利益になる情報を提供できなければ、それは単なる情報の吐き出しでしかない。

  情報の吐き出しは情報の氾濫を招く。

情報が氾濫すると、組織を的確に誘導することができなくなる。

  組織に混乱を招くということになってしまう。

よって、的確なアウトプットを実現する為に正しいインプットをしなければならない。

  正しいインプット。

それは、的確なアウトプットに必要な情報を取り入れるということである。

  この時期のインプットとアウトプット。

そろそろ、新年度の企業方針、店舗方針を固める時期であろうか。

  店舗方針をアウトプットする。

そう考えると、我々は常にお客様に近い存在である。

  最先端のお客様情報をインプットできる。

これが、現場の強み。

  お客様の今を有効にインプットすること。

これが、企業人としての現場の最大の強みであり、使命でもある。
これら、常に日頃からのお客様情報のインプットこそが、現場の店舗の使命であり、このインプットを店舗方針として有効にアウトプットしてこそ、次年度の効果的な店舗運営に結びつき、店舗への利益貢献度を高めるのだろう。

  企業方針は変えられない。

しかしその方針を受けて、店舗方針をアレンジすることは出来る。

  お客様からのインプットを店舗方針へ盛り込む。

昨年一年間で得た、お客様からのインプット。

  特に、変化に対応できずに失敗した事例。

そこから学んだ最先端の法則を、企業利益にどう結びつけられるか。

  成功事例は更に深化させていく。
  失敗事例は大胆に変えていく。

それを店舗方針に具体化された文言として盛り込み、個店の部下達が行動しやすいフレーズとして表現する。

  それがこの時期のアウトプット。

企業の業績は個店古典の積み重ね。

  個店が強くなれる店舗方針。

個店の店長がこの時期の最大のインプットとアウトプットであろうか。








  

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2018年1月17日 (水)

仕事観を受け継ぐ者

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長している「てっちゃん」です。


同じく、一昨日同様メンバーとの会話から。

  「以前の部下が青果部の部長になりました(笑)」

かって、青果部のバイヤーとして活躍していた彼。
その時に、彼を慕う部下がいた。

  「部門の有力者の貴方に着いて行きます。」

そんな言葉を掛けられたこともあるという。
だから、彼はその部下には自分の仕事観を全て指導したという。

  そんなかっての部下が青果部の部長に昇格したという。

彼の企業は、役職定年が55歳らしい。
よって、彼と同期の連中は店長職からも概ね離れているという。

  逆に言うとどんどん若手が台頭してきている組織。

かっての部下が自分の上司に(笑)。

  彼の部下もかっての上司だと言う。

そして、かっての自分の部下が現在の上司。

  そんな構図は今後増えていくのであろう。

しかし、それも含めて自分の部下が自分の仕事観を身につけて企業を背負っていく。

  これは上司としての本望ではないだろうか。

いずれ人は企業を去っていく。

  自分の足跡を残せるかどうか。

自分の業績はいずれ誰かに抜かれていくもの。
しかし、自分が残した部下は、自分の仕事観をいつまでも背負って、その部下へと脈々と流れていくものだ。

  それが自分のその企業での足跡となっていくのである。

「私は貴方から仕事観を教えていただきました。」
「私は貴方から大切なものを学びました。」
「私が今活躍できるのは貴方のお陰です。」

  その言葉が自分が残した足跡なのである。

その彼を通して、自分の仕事観が脈々と受け継がれていく。

  それこそが、引退する者の理想の姿ではないだろうか。

そんな人材を何人育てて、引退できるか。

  それが組織で働く者の組織での生き様である。

それが、組織で働く者の足跡であり、組織でマネジメントを担ってきた人物の仕事観や思想をいつまでもその組織で行きていくことになる。

  自分の足跡を残す。

その集大成が、自分が関わった部下たちの成長であり出世なのである。

  自分の部下が組織で活躍する。

それは正に、自分の組織での評価であり足跡なのである。

  そして彼が組織を去っても脈々と受け継がれる仕事観。

それが生きている限りは、彼はその組織に存在し続けるのである。

  それが、企業人、組織人としての理想の姿。

彼と話をしていて、彼の組織での生き様が見えてきた。

  そんな彼も関連企業のトップの位置付け。

彼の意志を受け継ぐ人材が脈々と生まれていくだろう。



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2018年1月16日 (火)

センター試験

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎年恒例のセンター試験。

  今年も大寒波に見舞われた。

思えば、昨年のセンター試験の日曜日も大寒波により、東海や山陰でも積雪に見舞われたという昨年の記録が残っていた。

  これは昨年の時間帯別売上に残された記録。

日々、開店から2時間おきに部門別の売上を記録しているのだが、備考欄に昨年の一昨日の日曜日の記録に載っていた反省。

  私の記憶ではセンター試験時に大寒波が到来する。

一年で一番大寒波が到来する時期とセンター試験の時期が重なる。

  それが受験生を強くしていくのだろう。

リスク回避の為に、もっと別の時期にセンター試験を行うべきとの指摘もあろう。
しかし、このような不測の事態のリスクが高い時期だからこそ、人間はそれに備えて最大のリスク回避という行動を取る。

  人生で最初の難関。

センター試験を受ける学生によっては、そのような試練の場がこのセンター試験という方もいるだろう。

  私もセンター試験経験者。

それも、センター試験第1期生。
当時は共通一次試験と言っていた。

  私の世代から始まったセンター試験。

前例の無い試練が待っていたのである。

  今までの過去問が全く通用しなくなる。

試験といえば、どんな国家試験でも、また大学の入試でも過去問が最大の情報であったのだが、センター試験初年度はそれが通用しない。

  そして苦い思い出(笑)。

その苦い思い出から想ったこと。

  一つは、変化に強くなるということ。
  二つは、本番に強くなるということ。

センター試験の第1期生として、苦い経験から強い信念を持つことができた。
そしてそれは、その後の人生の中でも有効に発揮されることになる。

今回のデイリー平台では、センター試験の開催に合わせてある企画が組まれていた。

  記憶力アップ大作戦?。

記憶力に良いとされる成分を含んだ商品をセレクトして集合展開。

  “私の時代にこんな商品があったら苦い経験をせずに済んだかも(笑)”

そう思いながら、当時の環境を思い出したのである。

  何れにしても、これからが彼らの正念場。

センター試験の後には、個別の大学入試が控えている。
そして、親御さん達にとっても正念場であろうか。
だから、絶対に風邪やインフルからは遠ざけたいと願うのである。

  大学受験とは人生の試練の場でもある。

私の記憶でも、部活の大会と入試は今でも記憶に残る試練の場であった。

  そしてこれらの場の経験から人間は強くなっていくのである。

そのことに関して、我々スーパーは商品で支援をして行きたいと思うのである。






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2018年1月15日 (月)

会のメンバーとの語らいから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長している「てっちゃん」です。


先日、てっちゃん会の古参メンバーが当地に仕事でやってきた。

  そのついでに一献(笑)。

古参メンバーとのサシでの語らいは格別のものがある。

  気心の知れた仲間との語らい。

そして、アルコールが入るほどにその中身も本質に迫るギリギリの議論にたどり着く。

  そんな酒飲みは大好きである(笑)。

そんな彼と、てっちゃん会の在り方についての話に及んだ。

  てっちゃん会ってどうあるべきなのか?。

この会が出来たゆえん。
この会の求心力とは?。
この会と企業との違い。

  等々、企業を引き合いに出しながらの会の本質。

古参メンバーだからこそ、このブログの歴史、てっちゃん会の歴史、そして現在から未来への姿。

  この話題に関して熱くなってきたのは私だった(笑)。

それは、この会の在り方の原理原則だけはきっちり方向性を定めておかないと、いずれなんでもありの烏合の衆と化してしまう危惧があるからだろう。

  この会の運営は全て自費である。

バックの企業からの支援は無い。
ここに集う仲間は全て自企業を離れての一個人である。

  だから自信を持って一個人として行動が出来るのである。

だから、この会の内部でも、誰にも左右されずに束縛されずに、一個人として自律した言動が許され、そしてその自律が個人を成長させるのだろうと思う。

  そしてそれを侵そうとするものへの反発。

その反発心がこの会の求心力となっているのも事実である。

  いわば無償の心が故の潔さであろうか。

誰にも左右されずに誰にも負い目を負わずに貫く無償の心と、そこから得られる自律の精神と報酬。

  それこそが約束されるところに求心力があるのだろう。

だから、ここに集うメンバーは自企業から遠心力によって飛び出してきたアウトローでもある。

それは自企業の仕事観では収まり切れなくなって、外の世界へ飛び出して行くアウトローであり、外へ飛び出して学んだ自律心を再び自社で活かそうとする心理でもある。

  自企業からの遠心力とこの会の求心力。

そして、自律心を学んで再び自社の業績に貢献するという関係。
  
  そんな関係がこの会を支えているのだろうと思う。

私は敢えて、彼に聞いて見た。

  「貴方にとって、この会はどんな意味を持つのですか?。」

彼は即答した。

  「最近いろいろな活動の域を広げているけど。」
  「純粋にアウトロー達との酒飲みが最高です。」

最後に戻るところはそこなのだろう(笑)。
以前にもこのブログに記したことがあった。

  業界一の仲良しクラブになる。

どうせ仲良しクラブに徹するなら、どうせなら業界一のクラブになりたいものである。










  

  

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2018年1月14日 (日)

聖子と明菜

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、中森明菜がブームのようだ。

  松田聖子と中森明菜。

1980年代の歌謡界のスーパースターとして、人気を二分した二人。

  聖子が55歳、明菜が52歳。

現在の年齢である。

  そして何かと比べられる二人。

本当かどうかはわからないが、犬猿の仲とも言われている。
そんな想像が二人を必要以上に比較しお互いを神格化させているのだろう。

  そして二人のクリスマスディナーショーは共に人気。

チケット代だけでも5万の価格がつくと言う。

  特に明菜はレアでしか見れない存在でもある。

この年末年始の歌番組の番組表を見ていたら、中森明菜のベスト20と題される番組があった。

  もちろん録画して見た。

久しぶりに、明菜のベスト曲を一通り聞いて見て思うのは、ずば抜けた歌唱力と表現力。

  聖子を陽とすれば明菜は隠。

太陽の日差しを燦々と浴びて歌う聖子に対して、太陽の陽を浴びて妖艶に照らされるのが明菜の存在であろうか。

それは、20歳の時の代表曲にも現れている。

  聖子は「渚のバルコニー」。
  明菜は「SOLITUDE」。

この両曲を比較しても、陽と隠が明確であろう。
そして、明菜はこの頃から、どんどん隠の世界へ入り込んでいく。

  ここからの明菜の歌の世界。

この妖艶な世界を好むファンは多い。

  この世界は他の誰も持ち合わせていない世界だから。

妖艶なリズム感とビブラートの効いた低音の織りなす世界は彼女でなければ表現出来ない世界であろう。

  「ミ・アモーレ」
  「SAND BEIGE 〜砂漠へ〜」
  「SOLITUDE」

そして、「DESIER 〜情熱〜」へと続く。
更に、

  「ジプシー・クィーン」
  「Fin」。
  「TANGO NOIR」
  「難破船」

へと続く。

  録画で聞いたミ・アモーレ以降の楽曲。

当時は聖子命だった私であるが、再びこうして明菜を聞いてみると、今だから理解できる明菜の世界。

  そして1989年4月の「LIAR」。

その3ヶ月後の7月、近藤真彦の自宅マンションにて自殺未遂事件を起こす。

  そんな事件を予感させる「LIAR」。

そう考えると、「ミ・アモーレ」から徐々に明菜の曲と歌い方は隠の深みにはまり込んでいくようだ。

  聖子と明菜。

陽と隠。

  しかし二人とも私生活では似たような境遇。

芸能生活を続けるということは、何かを捨てるとうことなのか。

  そして引き合いに出されるのが百恵。

芸能界をスパッと引退して家庭に入った百恵。

  明菜の歌を聴きながら想う三人である。







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2018年1月13日 (土)

方針作成の季節

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


年末商戦後の1月後半。

  何かと忙しい時期となる。

“そんなに売上が高まるの?”

  そうではない(笑)。

新年度へ向けての準備が着々と目白押しで到来するのである。

  まずは企業方針の作成。

トップからの方針が出され、それを受けて順々に幹部達の方針が打ち出され、それを受けて店舗では店舗運営方針の作成に取り掛かる。

当社も既にトップからの方針が打ち出された。

  今年の重点取り組み方針。

早々と打ち出された。
常々トップが前年の後半から言い続けてきた内容である。

  それが単純明快なフレーズとして企業方針となる。

その単純明快な方針を、下に行くにつれて具体化されて行く。

  店舗の店長段階ではより具体的に行動しやすい方針となる。

そうでなければ、我々の部下達やパートさん達が具体的行動を起こせないからだ。

  そんな具体策をある程度頭で整理してくこと。

そうして準備しておかないと、矢継ぎ早に今年の方針に沿った具体的な実行計画と数値検証が待っているのである。

そして、店舗としては昨年の方針に沿って今年度具体化した手法で、成功した手法に関しては継続しながら新たな取り組みを重ねて行くことになる。

  成功事例を完全に捨て去り新たな取り組みを取り入れる。

新たな新年度の具体策を作成した段階で、前年度の取り組みを一切捨て去り、新たな具体策のみを再度店舗運営に組み込む店長もいるだろう。

  しかしそれでは前年度に積み上げた技術が積み上がらない。

やはり店舗運営に於いても、積み上げていきながら新たな方針を構築すべきであろう。

  そうでなければ、現場の戸惑いはハンパではない。

“どうせまた一年限りだろう”

  その積み重ねが年度方針を形骸化させて行く。

私はこの一年の店舗運営で「チーフミーティング」をより具体化して実施することの大きな成果が上がったと思っている。

  そのミーティングだけは継続していきたい。

そこに更に現場の販売技術を積み上げて行く。

  そうやって店舗能力を積み上げていきたいものだ。

毎年、一月後半とは、そのような時期なのである。

  そして、それに伴っての組織変更。

具体的には、人事異動が絡んでくる。

  組織全般に浮つく季節。

しっかり、足元を見つめて、固めていきたいものである。






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2018年1月12日 (金)

採用と退職の季節

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新年度も本格始動し始めた。

  そして世間でも新年度への始動へと動きつつある。

新年度。

  新たな一年のスタートという意識。

この意識の下、新たに新生活をスタートする人たちも多い。

  それは外部でも内部でも。

要は、転職の季節でもあるということ。

  正社員としての転職の季節。
  パートとしての転職の季節。

よって、自社から他社へ転職する人材もこの時期に多いのが特色。

  新たな新年度から他社へ転職。

思えば、私も現企業に転職したのは、2月16日からだった(笑)。
この業界の常識として、年末年始の商戦だけは自分の仕事として納めてから他社へ、というのが常識であろう。

  そんな意識を持って新年度から他社へ。

そんな季節なのである。
よって、人事異動に際しても、その辺が憂慮された異動内容ともなろう。

  残念ではあるが、他業界への流出の季節でもあるということだ。

そして、逆に他社から流入してくるか方も多い。

  例えばパートさん。

新年度に入り、心新たに今年一年の見通しが立った段階で修業しようと考えている方は多い。

ことらも同様に、年末商戦を終えてからの転職という方も多いだろう。
やはり、今までお世話になった店舗への最後のご奉仕としての年末商戦。
そこで区切り良く責任を全うしての転職。

  それが今の時期である。

また、従来は色々な都合により就業出来ずにいた方も、この時期になるとある程度未来が見えてくる時期である。

  “働きに出てみるか”

専業主婦として一時仕事から離れていた方が、この時期に新規で就業を決意する時期である。

個人的には、この時期に企業を挙げてパートさんの募集を大々的に実施するには最高のタイミングであると思っている。

年末商品を初めに売ったもん勝ちという考え方を引用すれば、この時期に就業意欲のある方を採用するにも早いもん勝ちであると思っている。

  2月と9月。

この時期は新規採用者が就業意欲を持って動いている時期なのである。

  この時期に他社より先手を打って採用活動を活発化させる。

そんな時期なのである。

  退職のリスクと採用のチャンス。

相反する背中合わせのこの時期。

  是非ともチャンス到来としたいものである。






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2018年1月11日 (木)

しもつかれチップス顛末記

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで記事にした「しもつかれポテトチップス」。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/part-0d2f.html

てっちゃん会のメンバー達からの多数のコトPOPの援助。
そして、dadamaさんによる陳列の援助。

  これらの支援を受けて、追加分を全て出し切った。

当店に入荷したポテトの数量は110ケース。
他店は最高でも100ケース。

  この110ケースを12月中に売り切れるか。

私が自分自身で決めた全社一位の基準は、発売の11月25日から12月31日までの期間での販売数量である。

  この期間内に110ケースを売り切れば必然的に全社一位。

しかし、売り切れなければ、12月31日の段階での順位で終わる。

  110ケースを売り切ることが全社一位の条件。

そう捉えたのである。

  コトPOPと売場作り。

この二つは完了した。

  後は私の売り方次第。

前回の記事にも載せた通り、当店よりも2倍以上の客数の店舗が本気になられたら厳しい争いになるのは必死。

  しかしPOPと山積みの売り場の強みは何か。

販売数量が落ちないこと。

  他店はある程度のボリュームのある売場のうちは売れていた。

しかし、商品が少なくなっていくと、必然的に販売数量も落ちていく。
発売から一週間が経過すると、当初販売数量で飛ばしていた上位店舗が徐々にその勢いを失っていく。

  早々に上位3位に付けることができた。

しかし、そこからが問題だ。
その時点でも、まだトップとの差は200袋ほど。

  しかも、トップ店舗は当店以上の勢いで売り込んでいる。

“これは、無理かも”

  12月中旬になると、私の気持ちも折れかけた。

しかし、試食だけは出し続けた。

  一番の自信は私自身が美味しいと思っていること。

この自信は必ずお客様に伝わると思っている。

  だから試食だけは出し続けた。

時折、この試食を食べているお客様に出くわすと、サラッとうす味で食べやすいことをお客様との会話に盛り込んだ。

結構、年配の「しもつかれ」に違和感の無いお客様との会話は弾んだ。

  子供の頃からしもつかれ作りを手伝わされた等(笑)。

そして試食をしてみると、結構食べやすいということで購入していってくれる。
またある時には、ある年配のおじいさんが私に言った。

  「これは全然しもつかれの味なんかしね〜べ!」。

当然、本来のしもつかれを知る年配の方だ。

  そしてお互いに興奮して喧嘩になるところまでいった(笑)。

しかし最後には、このお客様も「しもつかれチップス」は食べて美味しいと評価していただいたのは嬉しかった。

  そんなこんなでいつ間にか12月の24日が過ぎた。

やはり現状は3位のまま。
しかし、その差は100袋までに漕ぎ着けてきた。

  よし、最後はあの手で行くか。

あるメンバーのアドバイスで、POP総選挙を行うことにした。

  10個のPOPでどれが感動したか?。

それを別表に正の字で書き込んでいただく総選挙。
この企画は特別書き込んでいただいたお客様に何を差し上げる訳でも無いが、結構なお客様が投票してくださった。

  そして残り3日間はベスト3のPOPで勝負。

そんな遊びも取り入れながら最後の最後まで取り組んだ今回のしもつかれポテトチップスの単品量販。

  そして見事に12月30日の段階でトップに躍り出た。

そして、そのままの逃げ切り。

  色々な智恵が誰も想像できない結果を生む。

また一つ、大きな学びを得た年末商戦の一コマであった。

  最後に、ご協力いただいた会のメンバーの方々に御礼申し上げます。

本当に、ありがとうございました(笑)。







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2018年1月10日 (水)

俺の若い頃は

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


働き方改革が叫ばれている。

  労働時間の短縮。

更には、定時での帰宅。

  我々が入社した頃には考えられない仕事時間。

当時、もし定時で上がろうとでもしたものなら、店長や上司のチーフから何を言われたか。

  「お前仕事もできねぇ〜くせに帰りは早いんだ?」

また、残業申請を出したりしたものなら、店長から、

  「お前仕事もできねぇ〜くせに残業だけはしっかり付けるんだ!。」

睨みつける当時の店長の表情が今だに脳裏に焼き付いている(笑)。

  しかしそれを自慢げに言える時代ではもはや無い。

そんな時代を知らない若い世代は、本来のあるべき理想の売場の状態を知らない。
そして、そんな時代を生きてきた年配のチーフや担当者は、自分の責任感から自ら残業してでもあるべき姿を今だに追い求めている。

  本当に頭が下がる思いである。

そんなジレンマに心が痛む店長達は多いだろう。

  しかし、やはりこれが時代なのである。

よく自慢げに「俺たちの時代はなぁー!」と言って、根性論を繰り広げる年配者もいるだろうが、それを言ったらおしまいだ。

  俺たちの時代と言って通用する時代では無い。

働き方改革の価値基準に則った企業姿勢と現代の若者達の価値基準を考慮して、そこから如何に効率の良い働き方改革を推し進めていくかが重要。

  その方向に進めていかねば人材は定着しない時代なのである。

俺たちの時代の根性論がもはや死語なのである。

自分たちの過ごした時代を一つの経験として、その経験と体験から得た知恵を武器にこれからの時代を渡り合って生きたいところであるが、新たな時代には新たなパラダイムを身に付けていかねばならない。

  それは自社だけの問題から日本全体の課題と変化している。

よって、この課題を自社で解決できない限りは、人材は集まってこない構図になってきているという事だ。

  逆に言うと、店長から率先してリードしていく必要があると言う事。

さて、新年度の企業方針も発令されている事だろう。
色々な難しい課題に取り組んでいかなくてはならない時代であるが、その前提としての働き方改革の推進でもある。

  如何に現場という店舗で働きがいを持てるか。

正社員、パート社員、アルバイトを問わず、企業と店長が率先して自らの店舗で働き方改革を実践しながら、働く従業員のモチベーションを維持しつつ、同時に業績をあげていけるか。

  ますます現場の店長の時代なのだろうと思うのです。







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2018年1月 9日 (火)

本格始動

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ成人式も終わり、本格始動の時期であろうか。

  年始商戦は如何でしたか?。

年末商戦が終わり、年始商戦と言っても元旦は年末商戦の延長であり、年始は刺身と寿司に集中するお客様の買い回りであり、数値面でも年末商戦の盛り上がりとは全く異なる売り上げに終始するから、年始商戦と言ってもピンと来ない方がほとんどではないだろうか。

  当然、私も同様です(笑)。

年末商戦が終わり、元旦の休業を経ての1月2日からの年始商戦。

  しかし、刺身と寿司は売れるが午後6時にはお客様は居ない。

これが毎年の2日〜3日にかけての店内の状態。
よって、通常は午後5時から行うチーフ昼礼も午後3時から開催して、お客様の引けの速さを伝えて、年始に関しては早々に帰宅させることを重点に行動してきた。

  私はと言えば、年末商戦の反省に取り組むのが通例。

数値面、そしてオペレーション面、さらには商品面に関しての部下からの反省を基に全般的な反省は具体的な反省を作成していく。

  更に、年末に撮りためた売場の写真を整理して反省へ。

やはり、写真の有無がより詳細な反省を残せるかどうかを分けるものだ。
また、部下達が一生懸命に作ってくれた売場を最高の状態で残したいから、売場の写真撮りには気を使う(笑)。

  そんな写真一枚一枚を吟味して反省書に載せる。

そんな年末反省が終了すると、成人式も終了し、いよいよ普段への第一歩としての1月9日となる。

  いよいよ本日から普段の始まりである。

そして、商売としてもこのお店の強みである普段が本格的に始動する。

  イベントは終わった。

これからは、我々が一番得意とする「普段」が戻ってくる。

  これからは我々スーパーが主役の生活が戻ってくる。

年始はこの普段からが実質的なスタートであると思われる。

  普段の野菜やおかずとしての魚や豚鶏類。

これらが、普段通りの品揃えに戻り、普段通りに曜日サービスでお客様の買い回りが左右され、普段通りの時間帯に普段通りの賑わいがあり、普段通りの引けと売り切り。

  この普段の商売の競争が再び始まるのである。

そして、その普段の中にも、進化の連続を見せていかねばならない。
その普段にこそ、お客様を獲得するヒントが隠れているのだから。

そんな目線で、年末商戦でおかしくなった感覚を元に戻していきたいものである。






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2018年1月 8日 (月)

必要とされる喜び

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、通勤途中のラジオから流れてきた話題。

  毎年マグロの初セリで話題のすしざんまい。

このすしざんまいのの木村社長が登場した。

ちなみに、すしざんまいは今年の初セリで最高額のマグロの初セリ7連覇は逸したらしい(笑)。

すしざんまいでは、毎月2回の入社式を実施しているらしい。

  要は入社するパートさん含めて全員の入社式を開催。

通常、新卒の社員が入社する4月に一度入社式を開催する企業がほとんであろうが、すしざんまいでは、新規に入社されたパートさん達の入社式まで月に2回づつ本社で開催しているという。

  社長直々に新入社員達への激励の言葉。

これには、特に人生経験を積んできたパートさん達は感動するのではないだろうか。

  途中からパートさん達の目の輝きが変わってくるという。

そうだろうなぁ〜、と思う。

  社長が毎回毎回言葉をかけてくれるのである。

本気で頑張ってみよう、という気持ちの高揚を抑えることが出来ないほどの興奮を覚えるのだろうと思う。

  そこで話すのが、働く喜びの話だという。

我々は最終的にはお金の為に働くのであるが、それでもお金の為だけに仕事を続けることは苦痛以外の何ものでもない。

よって、継続して働いていくには、そこに喜びが伴わなければならない。

  その喜びとは人に必要とされることであるという。

この仕事を続けることによって、誰かに必要とされているという実感。

  それが働く喜びとなり生きる喜びとなっていく。

その為には、周囲とのコミュニケーションも大切だしチームワークも大切だし、自分の努力も大切になっていく。

それらを理解することによって、働く仲間達との人間関係が改善され、お客様への接客もレベルを上げ、自らの仕事内容も進化していく。

  そんな話を、入社式に社長自ら新入社員に話すという。

人が意欲的に働くということは、このような組織内での一体感なのだろうと思う。

  特に女性が中心の組織はそうだ。

決して、賃金の高低だけではない。
更に、一人一人の悩み相談にも乗るという。

人生における悩み。

  それは、「人間関係」「金銭関係」「健康問題」。

この三つに絞られるという。

それら三つの悩みに対して、社長なりのアドバイスをしながら、社内の人間関係の構築が必要とされる人間としての成長を促し、働きがいが生きがいに繋がり健康を取り戻し、働くことによって金銭問題も改善していく。

そんなストーリーを描きながら、自社で力を発揮していただく。

  すしざんまいの勢いを感じる内容であった。










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2018年1月 7日 (日)

バブリーダンスに想う

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

今年も芸能ネタをよろしくお願い致します。

昨年の年末から歌番組を席巻しているバブリーダンス。

  大阪府立登美丘高校ダンス部。

発端は高校生のダンス全国大会での準優勝時の曲目が、荻野目洋子のダンシング・ヒーローだったことと、ユーチューブでの拡散。

そして、ダンシングヒーロから六本木純情派に広がり、なんと大晦日の紅白では郷ひろみと2億4千万の瞳で共演してしまうほどの人気。

彼女らのダンスを見ていると、その一人一人のキレの良さと統一感、そしてそのフォーメーションの見事さと言い、やはり話題になって当然かと言える。

  そしてバブルのあの時代を生きた我々のメモリー。

実は私も、ボート競技が終わった後の打ち上げで、ジャージ姿のまま六本木に繰り出しディスコで踊った時代があったのです。

  “ジャージでディスコ?”

そうです(笑)。

  それだけ当時は飾らずにディスコへ行けた時代。

よって、ディスコでの踊りも、ただ漫然と体を動かしていれば良かった時代だ。

  登美丘高校のような完璧な踊りなど無かった。

だから、尚更当時と今を比べて見て、登美丘高校のバブリーダンスの見事さがわかるのである。

  そして、あのメイク。

いくらなんでもあのメイクのドギつさは別世界であろう。
しかし、平野ノラのメイクも同様にドギついのだから、当時も同様のレベルであったのだろうか。

  更に、あの衣装。

確かに、六本木界隈のディスコに来る女性たちの衣装はあのレベルだったのだろう。

  しかし田舎のディスコはそこまでではなかった。

本当に、普通の女の子が着るような服装でみんな踊っていたように思う。

  そして本当に一人一人が自由に踊っていた。

それに比べれば、登美丘高校のダンスはまさに完璧なフォーメーションを一人一人が完璧にこなして、素晴らしい統一感を持って一つになっているのが素晴らしいのだが、逆に言えばどこか軍隊っぽいイメージをも持ってしまうのは私だけだろうか(笑)。

そして、ダンスというパフォーマンスも時代とともに変遷してきたのではないだろうか。

  当時は一人の完全はオリジナルなパフォーマンスが原点。

それは、マイケルジャクソンに始まるダンスの姿であった。

  しかし昨今は大勢のフォーメーションによるパフォーマンス。

よって、統一感はハンパではない。
更に、あの衣装と化粧から感じる人間という生き物からはみ出た機械的な印象も今回のバブリーダンスに感じる印象だろう。

  そしてそれと同時に再び火がついた荻野目洋子。

やはり、戻るは1980年代なのであろうか。

  そして、今年は何がリバイバルされてくるのだろうか。







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2018年1月 6日 (土)

年末商戦を振り返って

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


2017年の年末商戦が終わった。

  本当にご苦労様でした(笑)。

今期の商戦は如何だったでしょうか?。

  dadamdaさんの弁を借りると「ソフトランディング」とのこと。

24日のクリスマスが日曜日。
その次の日曜日が31日の大晦日。

  日曜日が一回分損をしてしまうリスク。

このリスクを抱えながらのクリスマス以降の年末商戦ではあったが、そのリスクを28日〜29日で挽回し、30日〜31日は昨年同様の売り上げを確保できたと言う2017年度の年末商戦だったろうか。

  企業によっても店舗によっても違いはあるだろう。

当然に、外部与件や競合与件によって左右されるのも必至。
当店は昨年12月に2k先にショッピングセンターの競合店が開設により、その反動が今年は享受できた。

  競合店が出店して受けたダメージ。

そのダメージが再び回復すると言う保証はどこにもない。
しかし、当店も新店として開設して一年以上が経過し、店舗の認知度や人材の成長が重なり計画通りの年末商戦とその結果を導き出すことができた年であった。

  昨年の年末商戦は開設して初年度。

昨年のない初年度として、とにかくしっかり本部提案に準じて、近隣の自社店舗の実績を踏まえた売上予算から数量計画に基づいて売り場作りと展開を行った。

  結果として明らかにやり過ぎの展開。

多大なロスを日々出しながらの年末商戦だった。
唯一はチャンスロスが無かったことが救いではあったが、そのロスの排出を見て、この地の年末商戦の対応の仕方をしっかり学んだのは確かであった。

その反動から、私も部下も30日まではやり過ぎずに地に足のついた普段の展開も含めた売り場作りに徹したことで、適正な販売金額とロス管理ができた年と言えよう。

青果部門では野菜やみかん、そしていちごの高騰と例年になり相場高の年となったが、野菜の相場高は売上高に繋がり、表面上は好調であったが荒利は厳しいだろう。
みかんやいちごは一部納品欠品も発生したが、やはりいちごの売上は大幅に減少した。

鮮魚は10月以降から堅調に伸びてきたが、年末商戦も同様に推移した。
年末商戦以前は不振が続いた刺身も、まぐろの売上回復により底上げが図られた。

精肉は年末商戦でも高い支持を得てきており、クリスマス以降の主役になりつつあるのではないだろうか。

惣菜はもはや年越しそばの天ぷらの時代から徐々に脱却していかなければならないのではなだろうか。

  毎年思うが、揚げ過ぎ出し過ぎの売場。

今年も大量に値下げが発生。
他部門からの援助を頂きながらの値下げロス。

  難しい部門ではある。

今回の私の年末商戦のテーマは昨年の反省を踏まえた無駄の排除によるロス削減と利益確保。

そう言う意味では、昨年に比べて大幅に利益改善の出来た予定通りの年末商戦と言える。

そして、31日のお客様の買い物動向に関しては、従来以上に日曜日という当社の特性に左右された結果となった。

  31日は曜日に左右されない。

そう確信していた大晦日ではあったが、今年の31日はやはり曜日に左右された買い物行動であった。

  午前中から日中の異常な集中。

それは当社の日曜日の朝市と言う特性と、午後からの雨という予報からくる買い物行動であったのだろうと思う。

  絶対に開店から集中する。

そう予測を立てて商品を山積みしたにも関わらず、前半のお客様の集中は想像以上のものがあった。

逆に夕方以降のお客様の引きの速さも今年の特徴であったろうか。

  前半の絶好調と後半の失速。

どちらも私の予測を超えるお客様の動向であった。

  毎年、新たな発見のある年末商戦ではある。




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2018年1月 5日 (金)

真面目という褒め言葉

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


年末商戦。

  売場の切り替えの連続。

特に、クリスマスから年末、そして31日の売り切りと1月2日からの初売り。

  この期間の売場変更はどんでん返しである(笑)。

どんでん返しを実施するのはさほど苦痛ではない。
しかし、特に生鮮やデイリーの場合は在庫調整が問題だ。

この大どんでんがしと連動して、計画通りに細部の在庫が売り切れて、次の企画の商品をタイムリーに投入できるかどうかが問題。

しかも、クリスマスや年末商材といった際物であるから、数量も半端ではないはずだ。

  その発注や売場作りと売り切りとどんでん返し。

これはもう長年の感がものをいうとしか言いようがない。

  しかし在庫調整ばかり先走ると本部提案の売場にならない。

この流れを自分で計画し自分で販売売り切り、そして年末での売り切りという一連の流れをどう調整できるか。

  最後は在庫をゼロにして予定の売上と利益を残す。

先日、あるバイヤーから私に電話が入った。

  「あいつはマジメなので。」

要は、本部提案をマジメにやりこなす素直さはあるが、如何せん臨機応変さも持ち合わせて欲しいという意味で私に言ったのだろう。

  「あいつはマジメ」

真面目にも色々な捉え方がある。

  誘惑に負けずに邁進するという真面目。
  他の事には目もくれず邁進する真面目。

一歩間違うと、頑なに言われたことをやり通す、臨機応変さの無い真面目というレッテルを貼られる場合もある。

  上記のような大どんでん返しの場合はどうか。

全ての商品をきっちりと発注し売場を維持するが、どんでん返しで売場変更すると、従来の商品の在庫も過剰になってしまう。

  その連続で31日の冷蔵庫がパンク。

ある程度経験を積むと、どのタイミングからどのカテゴリーの動きが止まるから、ここからは発注を止めて、この在庫だけを持つ。

そんな知恵が身についてくるが、当初は年末経験も少ないと本部バイヤーの提案した縦割りのレイアウト通りに売場を維持しようとする。

切り替え時に多少崩してでもいいという曖昧さも必要なのである。

  この曖昧さを、不真面目と取るか臨機応変と取るか。

年末商戦ほど、結果を残さなければならないとき。

  こんな時ほど曖昧さと大胆さが重要なのである。

普段の平常の商売では、緻密さ大切だが、この大どんでんがしの時は曖昧さというファジーな部分を残しながら大胆に発注し緻密に売り切るという行為が重要になってくる。

  このような経験を通して人間の幅が出てくるのだろう。





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2018年1月 4日 (木)

てっちゃん会「16幕」のご案内

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


てっちゃん会第16幕のご案内です。

  日付 〜 2月14日。
  時間 〜 午後6時頃。
  場所 〜 未定。
  会費 〜 未定。

現状の決定事項は上記の内容です。

現在、幹事役が懸命に開催場所等を模索中ですが、おそらく隅田川の屋形船での開催になる予定のようです(笑)。

  毎年2月期のてっちゃん会はトレードショーに合わせての開催。

よって、今年のトレードショーが2月14日〜16日に予定されている為、初日の14日をてっちゃん会16幕の開催日時として決定した。

但し、クリスマスから年末年始の繁忙期の為、概ねの概案は出来つつも詳細を今後詰めていく予定です。

  年に3回の開催で今回が16回目。

てっちゃん会も既に6年目を迎える。

  初回は2013年2月16日。

http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/252/index.html

ここからこの会の歴史が始まった。

  あれから丸5年が経過した。

短いようで、既に6年目を迎えるてっちゃん会。
そして、単なる飲み会から、前座と称した勉強会も同時に開催するようになり、Facebookでのてっちゃん会のグループ化により一気に広がりを見せてきた。

現在、Facebookのてっちゃん会メンバーは総勢174名。
必ずしも、全員が積極的にFacebookに関わっているわけではないが、それでもこの広がりもSNSの為せる技であろう。

そして、おっさん達の酒飲み愚痴タレ会のはずが、いつの間にか女性の「コトPOP」勉強会の様相を呈してきたのも事実(笑)。

  これも会のメンバーの積極的な行動力の賜物であろう。

今回の前座では「コトPOP」に特化した勉強会を予定しております。

是非、コトPOPに興味のある方は前座より参加していただきたいと思います。
その情報に関しても、詳細が決まり次第ブログに載せていきたいと思っております。

何れにしても、今後詳細が決まり次第、ブログにもアップしていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。



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2018年1月 3日 (水)

ある友人との会話から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


クリスマス商戦のピークである24日。

  古巣のある友人が来店した。

お盆商戦やクリスマス・年末商戦の折に結構来店してくれている。
都度都度店内で顔をあわせるからそれ以上に来店しているのかもしれない(笑)。

  今回は鮮魚の品出しをしている最中のことだった。

売場の縦割りをどう整えようかと、品出ししながら迷っていて、商品を横から縦にしてフェイス合わせをして完了した途端に、後ろから私に声をかけてきた。

  「俺だったら値付けし直すけどなぁ〜(笑)。」

私の古巣の企業は、このような売場つくりの中でも縦割りには厳しい企業であった。
よって、どう売場の縦割りをきちっと合わせるかという場面では妥協しない部分がある。

  その原理原則は企業によって大きな開きがある。

それは転職して企業の背景を経験しなければわからないことであろう。
彼はある部門を統括する責任者であるが、今回も来年度のネタ探しに来たという。

  「それなら、ここに来るのは無駄足でしょう(笑)。」

と返したが、どこにネタが転がっているかもわからない。
そういう意味では、おそらく話題のお店や企業には平常からチェックしているだろうが、このようなイベント時には自社のチェックと同時に競合各社の状況も見ておく必要はあるのだろう。

  彼とは色々な話題になった。

まずはグローサラントについて。
古巣でもグローサラントへの取り組みを始めた。

  「グローサラントはどうなんですか?。」

予想通り、それを全店に広めるというような意図ではなく、何かしらのヒントを探ろうという意図だという。

  素材の販売とレストランとのギャップ。

これは、やって見ないとわからないらしい。
素材を販売する延長線に、それらを加工してメニューとして提供するのとは全く別物だという。

  まず安心安全にメニューを提供する基準が全く異なるらしい。

素材の場合は牛肉をレアで食べることを提案するが、レストランの場合は肉芯温度まで上げて提供しなければならず、レアでの提供はできない。

  そのような基準の違いがあらゆる面で出て来るという。

素材の延長線上に位置することのできないオペレーション。

  この壁は意外に高いという。

また、今後の出店計画にも波及した。

当社の出店規模は約600坪で現在開発を進めているが、どうしても空き敷地の問題から、600坪クラスの出店予定地が特定できないという問題。

よって、300坪程度の空きスペースを有効に利用してドラッグストアが続々と出店して来る。

  それはどこでも同様の状況のようだ。

よって、300坪クラスの新店を模索しているという。

  300坪の課題は利益構造。

300坪ではどうしても利益の出せるフォーマットにはならないという。

  しかしドラッグに出店されるのなら出られる前に出る。

自社で300坪スタイルでの勝ちパターンの開発。

  問題はどのカテゴリーで荒利構造を変えていくか。

600坪から300坪へのリダクション。

  品揃えをどう削減するか。

そして、削減した品揃えでそれに見合う売上を確保できるのか。
さらに、売上に応じた人員で売場つくりがができるのかどうか。

  この2点においてのリスクをどう解消していくか。

これからの生き残り戦略。

  どんな方向に進んでいくのだろうか。

そんなことを考えさせられる会話であった。








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2018年1月 2日 (火)

業績を左右していくもの

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々スーパーマーケットで業績を左右するもの。

  “そんなの色々あって一言では言い表せないだろう!”

その通りである。

  この業界において業績を左右するものは多岐に渡る。

競合店、立地、商品力、企業イメージ、店舗イメージ、個店のサービス面、清潔感、品切れの状況、鮮度や品質の維持継続力、52週の変化、イベント対応力、商品育成力、単品量販力、等々、色々な要素の積み重ねが、昨年と比較した時に来店客数や来店頻度、そして客単価の高低が業績に大いに寄与していくことになる。

  昨年一年間で学んだ業績を左右する要因。

私なりに昨年一年間の間に、実際に実施してきた店舗運営の中で有効だと感じたのは「単品量販」。

  今更「単品量販」?。

そう感じられた方も多いだろう。

  “イマドキ、単品量販だけで業績は変わらないでしょう”

私も、そう思い始めていたのであるが、昨年一年間に特に私が関わってやってきたことは、相変わらず「単品量販」である。

  単品量販と言っても色々ある。

単に本部指示通りの単品量販をやってきたのか、それとも他社で販売していない商品の単品量販だったのか?。

  当然後者の他社には無い単品量販である。

要は、他社には無いが、非常にお客様にとってのメリットの高い商品であり、その単品量販によって自店へのリピート買いが発生し、その積み重ねによってお客様を競合店から奪うことによって業績を改善させられると言うことである。

  一度単品量販した商品は、その後も定番の主役となる。

我々の仕事の一つには定番の強化がある。

  定番の強化によって考えなくても売上が高まる構造。

そして、その売上は安定した利益も供与してくれるものだ。

  だから、定番を強化するメリットがある。

その定番に戻した時に主役になれる他社には無い商品を、徹底した単品量販によって育成していくこと。

  その継続で徐々に定番が強くなっていく。

その延長上にクリスマスや年末が位置してくる。
  
  ローストビーフがクリスマスに伸びた。

それは、クリスマスに突然ローストビーフを仕掛けても反応は少ない。

  普段からの強化から導き出される原理原則。

単品量販とはある程度強引に色々な手段を使って単品を売り込む販売技術である。

  このことによって単品の販売技術が身につく。

しかし、販売技術という販売者の技術はこのことによって高まっていくが、その付随効果として、この単品が強引にでもお客様の口から胃袋に入る回数は格段に増加したことになる。

  その印象が後々イベント時に爆発するのである。

最終的には、定番商品を常々如何に育成して、如何に定番強化に結びつけているかという頻度の問題になってくる。

  その頻度を如何に高めて、意図的に定番強化を図れるか。

これが、業績を左右させる一つの大きな要因ではないだろうか。

  それは売上と共に安定した利益も供与する。

商品部も上記の意図を持った単品量販を月別に如何に計画できるか。
そして、販売部はその意図を理解して、単品販売技術を色々な経験から身に付け、更に定番に戻した後の検証にて定番底上げを以って単品量販の効果測定まで出来ればその効果の共有にもなるだろう。

  今年も事あるごとに単品量販を図って行きたいと考えている。











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2018年1月 1日 (月)

2018年の幕開け

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


皆さま、明けましておめでとうございます。

  今年も一年、よろしくお願いいたします。

さて、2018年がスタートしました。

  初売りの方はご苦労様です。
  元旦休業の方もご苦労様でした。

年末商戦、如何でしたでしょうか。

  昨年一年間の通信簿の評価は如何に。

昨年の12月の月間の業績は色々な企業の話を聞いても、全般的に好調だったように思われる。

  しかし年末30日〜31日の業績。

更に言うと31日の業績だけは別格であり、12月月間はともかく、31日の売上の如何が最後まで心に覆いかぶさってくるのも事実であろう。

そして、それを切り替えて元旦営業に取り組まれている方も多いだろう。

  私は今年も元旦休業により自宅でおせちをつまんでおります。

さて、昨日までは過去を振り返る記事が多かったが、本日からは明日へ向かう記事を中心に載せて行きたいと思う。

そして、年始営業も一段落すると、早くも次年度への行為計画の準備が始まる。

  更には、2月以降は新人事体制だ。

一年で一番そわそわする季節が到来する。

  経営者の方々はこの時期に次年度への思惑を固める。

新年度の営業方針であり、組織作りであり、人事体制であろう。

  今年はどこに重点を置いて組織運営をして行くか。

小売の販売を強化していくには、基本をしっかり固めていくことが原理原則ではある。

  しかし現在の自組織の現状からどこに重点を置くか。

そこを強調して全社一丸となって取り組み、その効果を最大限に発揮すれば目標とするあるべき姿に近づけるのか。

  近年は新規出店以上に既存店の改装に重点を置く企業が多い。

その流れは今後も続くだろう。

  既存店の改装。

目的は、一度出店して掴んだお客様を絶対に逃さず、競合店との戦いに置いて優位性を高めるために、現在の資源を有効に発揮していくことである。

既存店を強化すると言うことは競合店との戦いを優位に進めると言うこと。

  競合店とのお客様の奪い合いを優位に進める一手法。

それが、自店の改装の大きな目的である。
だから、改装に当たっては企業としては自社の勝ちパターンのレイアウトを引用するが、店舗の店長としては競合店との差別化を更に明確に日々の店舗運営の中で発揮するために改装を大いに活用しなければならない。

  自店の改装で競合店とどこが大きな差別化となるか。

この認識と、それを更に日々の販売行為の中で強調できるか、実現できるかに切り込まなければ、改装の効果はいずれ消えてしまうだろう。

何れにしても、今年は改装に更に重点的に取り組まれる企業が多いと思われる。
更に、新店が少ないと言うことは、改装までは行かなくても既存店のレベルアップが大きな課題となる年となっていく。

  既存店の基本レベルの底上げ。

人材の採用から教育、そして戦力化。
更には競合店との差別化、と言うよりどう優位性を強調するか。
そして、基本を磨いて安定した店舗運営を維持継続できるか。

  そんな一年を夢想しながら記事を書いて行きたいと思います。

今年も一年、よろしくお願いいたします。







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