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2017年12月18日 (月)

カテゴリー毎の役割

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


競争相手がますます目に見えなくなってきている。

  ネット通販の拡大。

生鮮も最近は一部で宅配を実施しているというからうかうかはしていられないが、それでもまだインストアで仕入れ品揃えも店別に個体差のある部門を有する食品スーパーの存在はネット通販には向きづらいのは救いである。

  それでは我々はどこを強みに商売を再構築すべきなのか。

それは、リアルの店内を一周しなければ得られない情報であろう。

  旬、イベント、メニュー、試食、実物、売場の楽しさ等々。

近隣の競合店との競争、そしてネット通販との競争、コンビニとの競争、ドラッグとの競争、と私たちの周囲には見える見えないに関わらず、競争の輪の中に位置しているのである。

  とは言え、日々の営業を支える利益も重要。

利益を創出しながら、その利益をどこに再分配して来店されるお客様に情報を提供して安定したリピーターとなっていただけるか。

  そのバランス取りがますます重要になっていくだろう。

従来はリアル店舗のみでスーパーマーケット主体の競合相手であったから、ワンストップショッピングの強みを活かして、グロサリーでもデイリーや菓子で利益創出できたが、ドラッグが競合に躍り出てからは菓子の利益バランスが崩れてきた。

更に、ネット通販により小割りの生鮮品も高齢者には嬉しい品揃えとなっている。

  しかしやはり生鮮品は自分の目で確かめて購入したい。

それは、生鮮品は一品一品が違う商品であるから。

  同じ価格同じ部位とは言え、一品一品が微妙に違う。

その違いの中から、自らの目で選択したいという欲求は今だに衰えていないと思われる。

そして、店内に入店すると一気に今の旬や歳時記の情報、気温に応じた品揃えの変化などが提案されており、ネットで単品を一つ一つ検索するよりは圧倒的に短時間で買い物が完了するのである。

  そして各カテゴリー毎の役割。

鮮魚、精肉、惣菜、ベーカリーは今後ますます利益を求められる部門となっていく。
そして、その部門の中でも集客カテゴリー、利益カテゴリー、投資カテゴリーに分類されて、結果として日々の来店客数の増減に影響を及ぼしていく。

最近、鮮魚部門に入り込んでカテゴリー別の役割を追い続けていくと、業績を改善させていく過程で、従来であれば刺身部門の役割が非常に重要だったのだが、この傾向が頭打ちになっている現実に直面している。

  色々な要因からの刺身離れ。

刺身類、丸魚類、切身魚類、塩干類等を分類してみると、従来の刺身、丸魚の需要が頭打ちになり、切身類や塩干類の需要が高まっているのが現実。

  必ずしも刺身が集客リーダーではなくなってきている。

逆に塩干類のまとめ買いの伸びが注目される。
このような役割の変化は他のどの部門にも起こっているのであろう。

  カテゴリー毎の役割の違い。

従来からこの業界を牽引してきたベテラン社員は「生」を強化するという姿勢で現在の生鮮を誕生させてきたわけであるが、再びそのカテゴリー毎の役割を見直していく時がきたのではないだろうか。






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コメント

ただのバイトさん、コメントありがとうございます。
高齢者の居場所。
当店の休憩スペースでもやはり高齢者の方の利用が圧倒的に多いですね。
世代別にひととのコミュニケーションは異なるだろうとは思いますが、我々世代でも最後はリアルに出会うことを望むものですよね。集える場所というキーワードが非常に重要性を持って来流のでしょうね。更にここで働いきながら成長してきたという記憶の場所でもありたい。そしてそれらの方がらからの口コミからの評判も競合店との比較なのかでは対策となっていくのでは無いでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2017年12月19日 (火) 07時02分

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
競合店という外部環境。
しかし、我々の業績に最大の影響を及ぼしているのは一番近いスーパーだということも事実。
まずは直近のリアルな競合店に対して強くなる。競合店に強くなる。そして確実に競合店に対しての優位性を自店が発揮して業績を確実に改善させていくのが店長の使命。そう考えると、あまり思惑を広げずに目の前のお客様をしっかり確実に取り込むことが一番の近道かと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2017年12月19日 (火) 06時49分

「行ってみないとわからない。
 行ったつもりになるのが一番もったいない。」

数年前の東京の地下鉄会社のCMのフレーズを思い出します。
このCMのコンセプトは、様々な顔を見せる東京のスポットに出かけ、「実際に行くことで」得られる発見や感動を伝え、
その疑似体験を「つい行きたくなる!」というきっかけにしてもらう。
そして最後にイメージキャラクターの武井咲の上の言葉が人々の心に訴えかける、というもの。

実際行ってみることで得られる発見や感動を伝える。
鉄道会社であれ、スーパーであれ、同じことですね。

それとネットスーパーのピッキング、配送の現場を目の当たりにしている者としては、想像以上にマンパワーに頼る部分が多く、今のままでこれを拡大していくというのは無理があるのではと薄々感じています。
実際の売り場がボロボロになっているのに、ネットスーパーのピッキングを売り場担当者が2時間置きぐらいに行うため、人手が不足している店舗では「実際の売り場でしか得られない発見や感動を提供していくこと」が疎かになっています。
これは本末転倒なこと。ネットスーパーとリアルな店舗の両立というのは難しいです。

それと高齢者の方々がネットスーパーや配送サービスを重宝しているとは必ずしも言えないとも思います。
和食のチェーンのファストフードが高齢者で大繁盛しているということは、高齢者が外に出て食事したがっているということ。
配食サービスより、もっと高齢者の居場所づくりをやらなければならないのではないでしょうか。
そこら辺にネットの世界に勝てるヒントがあるのだと思います。

投稿: ただのバイト | 2017年12月19日 (火) 00時37分

自店を取り巻く環境の中にリアルに見えない世界で次々とオープンする大型SCというのがネット販売への私の認識です 確かに目的を持った買い物ですとネットは便利で私も度々使っています しかし来店客の大半以上を占める女性は日々の食料品の買い物は目的を持って買い物していないのも事実 あの世界最大のアマゾンでさえもリアル店舗を出すのは やはり買い物が自分の五感いや六感で体感しなければ納得できないのではないかと考えているのではないでしょうか 特に生で食べるものはそうだと思います 売場に来て頂いたお客様が高いハードルですが直感で 美味しそう 楽しそう 食べてみたい と思える売場の構築がリアル店舗に求められているのだと思います

投稿: dondon-ki | 2017年12月18日 (月) 22時40分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
実際に自分の目で確かめて購入する特性。
それはやはり1パック1パック異なる商品である生鮮部門が対象となるでしょうね。そして生鮮部門と連動したメニュー提案や商品提案の売り場つくりの楽しさ。これらが1店舗1店舗そのお店の特徴を生かした提案の仕方でリアルな集客力を発揮する今後の売り場つくりがかぎしょうか。

投稿: てっちゃん | 2017年12月18日 (月) 22時07分

てつろうさんさん、お久しぶりです(笑)。
バーチャルな買い物によってリアルに買い物できる実験。
いずれそうなる時代が来るのでしょうね。ぜひ実現に向けて頑張ってください。

投稿: てっちゃん | 2017年12月18日 (月) 21時58分

GMS業態が頭打ちより右肩下がりの時代、SMにもその波は訪れるのかも知れないですね。生鮮食品や総菜を主軸しとたスペシャリティストア化していくのだと思います。最近の他社の動きを見てもグロッサリーはよほどの差別化商品(PBを含め)を持たない限りDSやDgsの価格攻勢に晒され縮小傾向ですから集客力は生鮮や総菜に頼らざる得なくなると思います。

投稿: dadama | 2017年12月18日 (月) 21時00分

こんにちは店長。こちらでは実験で歩けないお客様が自宅でテレビ画像を見ながらスーパーの店内を歩いているかのようにバーチャル的な買い物をする実験をやっております。まだまだ問題はありますが今後の展開が楽しみです。

投稿: てつろう | 2017年12月18日 (月) 13時15分

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