バイトがバイトを呼ぶ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
人間関係。
類は友を呼ぶ。
いいパートさんの紹介でいいパートさんが入社する。
よくある話である。
特に人材難である昨今では、できる若手のパートさんに友人を紹介してもらうと、同様の人材を得ることが多い。
出来れば、紹介者は別の部門に配属した方がより良い効果にはなるとは思うが、やはり自分が紹介する人材は自信を持って推したいという選択と、上記の諺のように「類は友を呼ぶ」のであろう。
同様のことは学生アルバイトにも言える。
デキる高校生や大学生に紹介して入社した学生は、その子たちと同様にしっかりしている子が多い。
先日もあるバイトの子に紹介してもらった子が入社した。
その子と同じクラスの男子と、同じ中学の女子2名。
どの子も挨拶が出来、仕事にも積極的である。
以前にも記したが、この地域の中学校は特に挨拶に厳しい教育をしているらしい。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-3d19.html
挨拶がしっかり出来るということは、特に人材集約型のこの業界にとっては大事なことである。
当然、レジでの採用となった。
また、以前から採用している高校生も礼儀の正しい子達が多い。
地域的に昔ながらの地域であることも影響しているのだろう。
古い町並みには昔ながらの繋がりがある。
そして、脈々とご近所との繋がりが生まれ、祭が生まれ、街が発展していく。
新しい街には無い連帯感みたいなものもあるのだろう。
それが学生達にもしっかりと受け継がれているのは嬉しいことだ。
全てが全てそいう子達では無いにしても、当店で働く人材がそのような子が多いということは嬉しいことである。
なんとかここで学んで育って欲しいものだ。
この子達が、いずれはこの地域は背負っていくのである。
「私はここでバイトをしていい経験をした。」
そんな印象を持つか否かで、このスーパーの地域の役割が違ってくるのである。
単なる安売りの単独地方スーパー。
安心して子供を預けられる教育機関。
単に働いた分の時給を与えるという認識なのか、自分の子供を預けて給与と共に人生の勉強にもなる施設としての存在感が、リピーターとしてのお客様を育成していくのである。
それも数人からつながるアルバイト繋がりから始まる。
そういうところでも、この街で歴史を積んでいきたいものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
楽しくなければスーパーじゃない。
このフレーズはどれだけ我々の働く現場を象徴しているかがわかりますね。
このテーマの追求こそがこの業界の心の拠り所となるのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2017年12月18日 (月) 06時24分
最近寝落ちが多く申し訳けありません(笑)。
以前にも申し上げたように働きたいと思うバイトやパートさんは地元の方が多く働く前はお客様として来店されていた方も多い筈。このお店なら楽しそうに働けるなと思える雰囲気を感じているのだと思います。時給から見ればよりお金になる職場は多い筈。楽しくなければスーパーじゃない。お客様にも従業員にも言える事ですね。
投稿: dadama | 2017年12月17日 (日) 20時45分
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
小さい頃からリアルな人間同士の付き合いの中で自然に学んだ経験がアルバイト先でも発揮できたのでしょうね。
人間の学びとは学問だけではなく、小さい頃からの学校外の付き合いからの方が大きいのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2017年12月17日 (日) 06時47分
良い環境とアルバイトさんに恵まれて羨ましい限りです 当店は師匠の母校の近隣店舗 一応区内にあります(笑) 当然師匠の母校の学生さんがアルバイトに来てくれてるのですが昨今の学生さんは横の繋がりが希薄で てっちゃんさんのようにバイトがバイトを呼ぶような構図はありません 昔はバイトの中にも自然発生的にリーダーなる者がいて仕切っていたり辞める時は後がまを連れて来たものでしたが(涙)これもゆとり世代の影響なのか はたまた店舗に魅力がないのか・・・悩むところです
投稿: dondon-ki | 2017年12月16日 (土) 16時13分