今後の店長像
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
スーパーにおける店長の存在。
企業によっても個人によってもその価値観は異なる。
スーパーの店長とはどうあるべきなのか?。
店舗の全ての責任は店長にある。
これは紛れも無い事実。
しかし、それを言ったら、店長の理想像はほとんど全般的な分野に割り振られ、全てが均等に関与しなければならないことになっていく。
その結果として当たり障りのない店長像が出来上がってしまう。
その中でも、どこに強みを持つのか。
その明確な強みを発揮してこそのリーダー像。
特に、今後ますます競合が激化していくことは明白であろう。
それも、同業他社との競合関係だけではなく、ドラッグ、コンビニ、その他諸々。
競合に強い店長。
全般的なマネジメントでは対応できない存在と化してしくだろう。
そして、企業の強みは店舗を取り巻く従来の環境が変化しなければ継続維持されていくだろう。
しかし競合店対しての強みは店長次第。
これは、店舗によって違う競合店が存在するから、その対策も個店によって最適な対策は変わってくる。
この最適な対策を個店毎に実施して継続して結果を出すこと。
これが、個店の店長が個店毎に実施していくことになる。
企業の強みは常に全員が意識する項目である。
だから、店長が行動しなくても企業全般にそう働いていく特性がある。
これが企業が持つ強みの強みたるところだろう。
しかし、個店で実施される個店毎の競合対策は、個店の店長の行動に委ねられる。
よって、全ての店長が適切な競合対策を実行しているかどうかという視点になると、そこには個人差が大いに出てくるだろう。
店長の格差が一番出るのが競合対策。
従来は企業の強みをしっかり明確に打ち出して行けば、それなりに業績も伴ってきた。
あまり個店の店長の行動に重点をおかずとも目立たなかった。
しかし、これだけ競合店が業態を問わずに周囲に存在し始めると、個店の店長の采配次第で明確な業績格差が現れてくる時代になってきたということだ。
一つは企業としてのスタンダードの実行。
二つは個店としての地域最適化策の実行。
この二つをより明確に打ち出し、自店を競争優位に導く店舗運営を自信を持って継続維持していき、結果に導く強力なリーダーシップを発揮できる店長の存在が企業業績をさせる時代となろう。
この競合対策に同じ手法は無い。
必ず個店によって条件は異なる為、その店舗を一番よく知る店長以外には最適な競合対策を見出せない。
若しくはそれに長けた知恵を有する人材の育成が鍵となる。
それは、何も今更始まったことでは無いかもしれないが、今後益々その傾向は強くなっていくだろう。
ここで競合対策を本気で学んでおく。
このことが将来に向けて大きなリーダーの武器になることは間違いないだろう。
| 固定リンク
« 今年最後の芸能ネタ | トップページ | 普段の延長 »
コメント
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
競合店に対しての対策。
この事で店舗が一丸になれるという強み。
この一体感になれる強みを店長は有効に活用したいですね。
そしてそれが数値に現れてきて業績が評価される。これほど店舗内が盛り上がることも一体感を加速させる要因となりますが、逆にそれが衰退への始まりだということも考慮する必要はあるでしょう。
まさに商売とは毎日飽きずにコツコツ続けることの連続なのだと思い知らされる毎日です(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年12月26日 (火) 07時39分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
商品面でいえば、他社には品揃えが無くて自社のみの取り扱いで、その商品が絶対的な差別化になれる商品であれば、徹底してお客様に打ち出すことで自店の優位性が広がっていくのはこの新店で改めて気付かされました。
そんな商品開発に携われるdadamaさんが羨ましいと同時に、商品育成まで含めて店舗へフォローできたらその効果は加速していくのだろうと思います。
投稿: てっちゃん | 2017年12月26日 (火) 07時33分
常々メンバーに言うのは 競合とは同じ土俵に立ってからいうもので基本や自分達が決めてきた事をできないうちは数字が悪いのは自分達が悪いから どんな競合やどんな地域に行ってもやっぱりお客様目線に立った親身になった商いを行なった者が最後は指示されると思います 当店も直近に大型モールのSCが出店し1ヶ月経ちましたが なんとか踏ん張っております
地域のお客様の生活便利店 また地域のコミュニティの場として店舗を活用して頂く なお一層地域にドミナントした店舗にし集客に繋げるのが店長の仕事の一つと思います
投稿: dondon-ki | 2017年12月25日 (月) 23時21分
企業の生い立ちや仕組みによって店長に求められる資質は異なるのでしょうがチェーンストアであれ地域に支持されてこそ成長があるのですから。地域に支持を得る商品力や仕組みを確立された企業は本部指示をしっかりとこなす店長が良いでしょうし、ドラッグストアーなどは複数店の店長を兼任するようですからそうあるべきだと思います。なぜこの業界に飛び込み店長を目指したのか?どんな動機であり地域のお客様に喜んで頂きたいという思いは必ずある筈。喜んで頂くために全力を尽くす。お客様の喜ぶ顔をより多く見たいがために動く。この姿がお客様や従業員にも伝わりお店を強くする。
お客様・従業員・本部・お取引様・・自分のお店に対する思いにどれだけの方々が共鳴し動いてくれるのか。店長の醍醐味であり十字架でもありますね。
投稿: dadama | 2017年12月25日 (月) 22時09分