働くプライド
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ある部門チーフと雑談していた時のこと。
「パートさん達の働くプライドを下げたくない。」
そんな話になった。
従業員の働くプライド。
これは、働き甲斐にも通づる意識であろうか。
プライドというと、プライドが高いというようにあまりいいイメージでは受け取られていないが、このプライドという意識は高い志という認識としても従業員の中に受け止められているのである。
私はこんな仕事で社会に貢献している。
私はこのことでお客様から喜ばれている。
私はこんなこだわりを持って社会奉仕している。
そのような意識が、働く意欲としてこの人を更に仕事に向かわせていく。
そんな働くプライド。
そのプライドが無くなるような仕事の内容の変更。
例えば、商品の品質を変えること。
例えば、サービスのレベルを下げること。
例えば、鮮度維持基準を下げること。
等々、従来からのレベルを下げて、人材不足に対応したり利益構造を改善しようとしたり。
「そんなことでは働くプライドをなくしてしまうのでは。」
そんな不安を私にぶつけてきた。
“確かにその通り”
部門チーフと話をしていて、素直にそう思った。
働き甲斐。
その意識の中には、自分の仕事で周囲の方々に貢献している、喜ばれている、感謝されている、だから私はこの仕事やこのやり方を厳しくても変えない。
それが働くプライドである。
そして、そのプライドがあるから、厳しくてもこのスタイルを貫こうと頑張れるのである。
そんなプライドは社員、パート問わずに持ち合わせているもの。
そんなプライドを、リーダーはどう発見し、どう導き出し、どう本人達に返していくのか。
このリサイクルによってプライドは更に洗練されていくだろう。
職位や地位、社会的評価という人間としての順位のプライドではなく、自分の今の仕事が厳しくとも、そのことによって大いに喜ばれたり大いに評価されるのであれば、この厳しさを克服して続けていきたいという強い意志。
それがプライドである。
この業界で店長としてのプライド。
個人的にも、いろいろな意見があろうだろう。
それは「業績」。
やはり店長としてのプライドは業績達成にある。
その為にプライドを持って改善策に取り組む。
そこに仕事のやりがいと達成感があり、そこで学んだことを次に活かす。
そこに自分の成長感も生まれる。
しかし時にはプライドを捨てなければならないときもある。
プライドを捨ててでも前へ進む。
その時に、人間は本当に成長できるのかもしれない。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私はいつでも「最強のメンバーと共に売場を作っている」と自負しております(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年12月22日 (金) 22時46分
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
人生の岐路に立つ。
人生に何度もない岐路。
その時に男はどう判断しどう行動しどこに進むのか。
男の生き様とはこのような場面に凝縮されるのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2017年12月22日 (金) 22時43分
プライド意識も個々によって千差万別ですから働き甲斐を如何に持してあげるかなのでしょうね。私のプライドは店のメンバーだとはっきり言える店長になりたかったですね。てっちゃんと舎弟達に託したいと思います(笑)。
投稿: dadama | 2017年12月22日 (金) 19時07分
てっちゃんさんが言われるとおり すべての働く人にとって大なり小なりのプライドは持って仕事に取り組んでみえると思いますが 時にその志が意地→意固地になり変えない変わりたくないで変化に対応できない方もみえます やはりプライドを磨くのも意固地にさせないのも普段からのコミュニケーションが大切で できた時は褒め 失敗した時は一緒に考え 間違った時は叱るという事を繰り返していかないと互いに成長していかないと思います しかしその反面、効率化の名の下に会社はやってきた様々な事を廃止変更していくこともあり志をくじかれる事が多数あります
プライドを捨ててでも いやせめて変えてでも前に進む
いま私はその岐路に立たされていると思ってます
投稿: dondon-ki | 2017年12月22日 (金) 13時42分