しもつかれチップス
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
カルビーポテトチップスから登場する新商品。
ポテトチップス しもつかれ味。
カルビーでは47都道府県の味を現在再現中で、第一弾が10月から発売されていたらしい。
北海道 山わさび味。
宮城 仙台牛の炙り焼き味。
山形 山形芋煮味。
愛知 てばさき味。
長崎 あごだし味。
宮崎 チキン南蛮味。
等々、ご当地の味をポテトチップスで再現するという企画らしい。
第一弾の上記の商品の品名を見ていても、食べてみたいと思わせるご当地の味を盛り込んでいる。
結果はどうだったのだろうか?。
ご当地以外の地域で販売しても一度は食べてみたいと思わせる商品が目白押しではないか。
しかし。
私の地元の商品が11月下旬に発売されるが、その名は、
しもつかれ味💦。
しもつかれ味?。
前回の店長会でバイヤーから案内があったのだが、私ははじめ耳を疑った。
“しもつかれ、って、あのしもつかれ?”
県外の方は「しもつかれ」と聞いてもピンとこないだろう。
しかし我が県でしもつかれといったら、即座に反応する方が多い。
「あの、しもつかれ?」
それは、もともと初午の日に近所のおいなりさんに奉納するために、当時の食材の余り物(鮭の頭や豆まきに使用した福豆等)で作る保存食で、「七軒(ななけん)の家のしもつかれを食べると病気にならない」といわれ、近所の人たちと分け合って食べることでも有名でした。
しかし、その姿かたちや味匂いが嘔吐物に似ていることから、現代の栃木県民にとって、とりわけ若年層には敬遠されることの多いメニューになっているのです。
そのしもつかれの味を再現したカルビーのポテトチップス。
他県のそれが食してみたいという願望に駆られるのに対して、栃木県民ほどしもつかれ味のポテトチップスに関しては、「なんだかなぁ〜」という感想が率直なところでしょうか(笑)。
そして、その完成版がこちら。
上記写真には、鬼おろしと呼ばれる大根おろしも写真に載せられており、しもつかれを知る人間がこのパッケージを作成したのであろうことはよくわかる。
しかし、このしもつかれ味。
前回の店長会で試食会が行われた。
食べた印象は、酒粕の風味が味付けを決定しているように思った。
酒粕の風味。
だから、意外に薄味で甘みのある風味が特徴だった。
しもつかれの強烈な風味は少ない。
どちらかというと、薄味で多少の甘みがある為、色は進む。
逆にいうと、幾つでも食べてしまえる味付けがされている。
“試食を出せば必ず売れるぞ”
そんな印象を持った。
入荷したら即売り込みの開始である(笑)。
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コメント
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
積極的に前向きに食べようとする方にとっては箸が進むかもしれませんよ(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年11月 8日 (水) 00時02分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
気が付いたら、福島と青森の地域ポテトは販売しておりました(汗)。
投稿: てっちゃん | 2017年11月 8日 (水) 00時00分
大手メーカーといえどドミナントしてコトを起こして売り込まなければいけない戦国時代ですね
しかし しもつかれ味のポテチより 本物のしもつかれを食べてみたいです!(笑)
投稿: dondon-ki | 2017年11月 7日 (火) 11時00分
栃木代表の味覚ですか(笑)。これは他府県で本物と一緒に販売したいですね。ポテチの売上は激減しちゃいそうですが(笑)。他地域の商品も販売したい想いは皆あるのでしょうが供給の壁は高そうですね。
投稿: dadama | 2017年11月 7日 (火) 10時58分