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2017年11月13日 (月)

売れる経験・売れない経験

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今現在、あなたはどんな店舗で仕事をされていますか?。

  売れる店舗・売れない店舗。

当然、企業によって店舗ごとのバラツキは発生する。
ある一定の売上を想定して出店するが、いろいろな要素に阻まれ、予想外売上が低迷したり予想外に競合が閉店して売上が上乗せになったり。

  ある程度は事前の商圏調査で見当はつくが。

それでもバラツキは発生するし、全く同じ売上規模を誇る店舗が一列に並ぶ企業もそうはないだろう。

  店舗ごとの売上のバラツキ。

これはもう必然的に生まれるものである。
そして、我々はこのバラツキの中で人事異動により偶然にもそのお店で仕事をするのである。

  これは、偶然の賜物であろう。

そしてその偶然によって、売上の高いお店の経験もするし低いお店での経験もする。

  当然、私もそうだった。

年商30億を超えるお店もあれば、10億そこそこのお店もあった。

  その経験が今に生きているのである。

能力が上がれば売上の高いお店に異動する。
それも企業によってはあり得るだろう。

  出来るだけ旗艦店舗に能力の高い人材を配置する。

旗艦店舗だけに企業の利益を左右する存在でもある。
よって、絶対に失敗出来ない店舗にはそれ相応に有能な人材を配置して企業の土台を安定させたい。

  そんな思惑が当然に生まれるのも当たり前。

しかし、売上の高いお店の従業員が常に高いお店で力を発揮してきたわけではない。

  売上の高いお店でなければ習得出来ない高い販売技術。
  売上の低いお店でなければ習得出来ないマネジメント。

売上が高いということは、ある程度の失敗もチャラにできる商品回転があるということだ。

  だから、どんどん挑戦した結果の販売力が身につく確率は高い。

挑戦するということは発注数量を限界まで高めることである。
それには、当然に高いリスクが伴い、失敗すれば大きな痛手となろう。

  しかし売上の高いお店はそんリスクが軽減される。

それは高い商品回転によって売上金額がカバーしてくれるから。
だから、当事者の能力というよりはその店舗の販売力に守られているという方が正解だろう。

  逆に売上の低いお店ではマネジメントが身につく。

これは売上の高いお店とは逆に、何をやるにしても高いリスクが伴うとい結果である。

  何事も慎重に慎重に。

当然、チャレンジという回数は激減するだろう。
何事にも石橋を叩いて渡るという癖がついていく。

  仮説〜検証。

この制度が高くなっていくのも売上の低いお店の特徴であろうか。
売上が高ければ、多少のマネジメントの不備をカバーしてくれる高い販売力がチャレンジをカバーしてくれるが、売上の低いお店においては、高いマネジメントを持ち合わせない限りは挑戦は出来ない。

  逆に言うとマネジメントを磨くには格好の店舗と言える。

そして、企業としては売上規模の低いお店から新任チーフや店長を配属させる傾向にある。

上記の流れをよく理解すると自分の立ち位置が見えてくる。

  “今はマネジメントを磨くとき”
  “今は販売力を高めるとき”

そして、そのお互いの相反する能力をバランスよく身につけて、次の店舗へ異動してそこの立ち位置で行動することになる。

更には今までの自分の経歴からの強み弱みも見えてこよう。

  “俺はマネジメントには強い”
  “いや俺は販売力は高いと思う”

そして、売上の低いお店のチーフから高いお店のチーフに昇格(?)する方が成功する確率は高いと言うことになろう。

  利益はマネジメントにより安定させることができる。
  売上は挑戦した数でしか身につけることは出来ない。

売上が低いからとか高いからとかで不満を言うのはなんともお粗末な話である。

  今の環境から何を学ぶか?。

その問いの答えを早急に自分に下して、与えられた環境で学ぶべきことを学ぶ。

  そのことが如何に自分を高めてくれるかを知ることだ。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
今の労働環境に合わせながら、最後に何を伝えていくか。
私もそんな意識になってきましたね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2017年11月14日 (火) 06時33分

私も色々な店を経験しましたがどんなお店にもお客様は存在し、小型店ほどお客様のターゲットが絞り易い=商売の面白さを感じられたと思います。大型店はメンバーが増えますからマネージメントに磨きが掛けれますね。
自分が育つ時期から育てる側になる時期は必ず来ますから一期一会の環境をポジィティブに捉えて貪欲に吸収したいものです。

投稿: dadama | 2017年11月13日 (月) 22時44分

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
部下の部門担当者の学びの場でもあり、人事異動は店長の最大の学びの場でもありますね。
大きく売上の高いお店のマネジメントと小規模で売上の低いお店のマネジメントでは自ずと押さえるポイントが違ってくる。それもまた臨機応変に変えられるのも能力でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2017年11月13日 (月) 17時50分

以前もありましたが店舗は100店あれば100通り 異動するたびに磨き上げられていく経験値 それが今の自分の能力を作っていると思います 対お客様に対してもそうですが小型店では売れ筋商品の調達に社内的に苦労しました お客様 社内 社外 店舗を経験するたび交渉能力もついてきた気もします 若いうちに沢山経験して欲しいですね ただ、ただのバイトさんが言われるとおり勘違いするチーフもおり挫折を知った時は心の病になる人もいます 店長として異動の申し渡しには非常に気を使いますね 自分も経験しましたので(笑)
こうして育ててくれた会社ですが 昨今は場当たり的な人事も多くとても育てているとは思えない事も多々あります

投稿: dondon-ki | 2017年11月13日 (月) 15時24分

ただのバイトさん、コメントありがとうございます。
毎回ながら、ただのバイトさんの探究力には頭が下がります(笑)。
ただのバイトさんがいう通り、同じお店でも売れる商品と売れない商品が存在するので、売れるマネジメントと売れないマネジメントを学ぶことができますね。その延長線上に売れるお店と売れないお店のマネジメントの違いが生まれるもの。
マネジメントと一言で言いますが、私はマネジメントは理屈ではないと思っています。マネジメントとは理屈を現場の心を持った人間が実行すること。だから、人材マネジメントを学ぶことだと思っております。そこに理屈としての管理が当てはめられて機能を発揮する。
是非、上司の姿に学んで自分の人生に生かしてください。

投稿: てっちゃん | 2017年11月13日 (月) 07時02分

「守備の上手い選手は打点1と同じ」

前回の野球繋がりで落合の言葉が浮かんできました。
販売力というのはおそらく攻め、マネジメントというのは守りの部分なんだろうと思います。
いくらガンガン得点しても、それを上回る失点をして吐き出していてはしょうがない。

僕が二人目に出会った主任のことを思い出します。彼は20代半ば、早く主任になりたい、そんな気持ちでわずか3年で主任に、人材不足なのか、いきなり大型店を任され、その後で僕のいるお店にやって来ました。
売り場作りから実際に売り切る能力、何より考え方はピカイチで、僕の憧れでした。前々回のコメントの物を売るとは?という話をしてくれたのも彼でした。
利益利益というが、売上があって始めて利益を考えられる、という考え方でしたね。

ところが…

とにかく守りに弱い。自分の部門の売り場や商品に関することには目を見張る一方で、棚卸をしたら差額が凄かったり、部下の新入社員のサービス残業に気づかず、パートさんたちのシフトやワースケも滅茶苦茶、鮮度のクレーム件数も酷いものでした。

でも、売り上げが上がらない原因を彼はレイアウトやお店の設計に求めた。ある意味、そこに逃げてしまった。自分は他店に負けない売場作りをしている、それでも売上が上がらないのはハード面だ、自分の部門の商品が見えにくくなっている、エスカレーターの流れを変えろ、グロッサリーの商品が邪魔だ、と。改装を願い出ます。

そしてその願いが通り、喜び勇んで改装に臨んだ結果は、惨憺たる状況。大金を使って自分の思い通りの売り場にしながら、結果は改装前より売上がダウン、いよいよ自分の管理能力の無さから逃げられなくなってしまった。
結局、数か月後、彼は売り場を去りました。主任の地位も自らやってきた部門の仕事も取り上げられ、データ処理をする子会社の部署へ。

未だに僕の頭から離れられない出来事です。

それはさておき、これは僕のような品出しのバイトにも当て嵌まることですね。
売れない商品は日付の古いものをきちんと手前に持ってこないと大変なロスになってしまう。でも売れる商品というのは閉店までに売り場がガラガラになる。手前に置こうが奥に置こうが、右に置こうが左に置こうが、全部無くなってしまえば関係のないこと。適当に日付を見ないで出しても、大きな損失にはなりませんから。

投稿: ただのバイト | 2017年11月13日 (月) 00時59分

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