今後の店長像
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
働き方改革。
それによって従業員の実質労働時間が短縮された。
従来の残業時間や店舗での拘束時間が実質時間に制限され、開店から閉店まで頑張れた時代ではなくなった。
それによって在店時間も短くなり、売場維持が従来と同様の人員配置では賄えなくなってきてるのも事実。
そんな環境にあっての競争激化。
自社も厳しいが他社も厳しい。
そんな環境で、如何に競争に強い店舗運営と売場維持を図っていくか。
こんな時代だからこそ「店長」の存在感が高まるのだ。
従来であれば、店長があまり関わらなくても、働く従業員が責任を持って閉店までの売場を維持していけたら、今後は開店から閉店までの売場管理に関して、店長というリーダーが競争力のある売場維持、そして従業員の時間管理を総合的にコントロールしながら数値達成を求められる時代となる。
今後の店長像。
それは、「言わなくてもわかるだろう」時代のマネジメントから、的確なマネジメントと人心掌握により、より有効的なマネジメントが求められ、それが如実に数値結果に反映される時代となる。
ますます店長次第で業績が決まる時代。
店長次第で業績が決まる時代。
それは従来からそのような傾向はあった。
なんだかんだと言っても店長やチーフ次第。
しかし、今後はそれが如実に数値結果に反映される時代となってくる。
それだけ、スーパーで働く従業員の時間管理はシビアになっていくだろう。
それはスーパー業界だけの問題ではない。
しかし、スーパーの売場ほど人材集約型の職場もないから、その人材が如何に集約されるかという店長のリーダーシップ次第で大きく変化していく時代に、ますますなっていくということである。
能力のある店長の定年は更に延長されていくのではないか。
そうせざるを得ない環境になっていくのである。
それは何も能力ある店長だけの問題ではないのかもしれない。
能力のある〜〜〜。
上記のような時代に能力を発揮して業績を維持拡大できる人材はますます重要になっていくし、定年という枠にはめることができない時代になっていくのではないか。
ある意味嬉しいことではあるが、格差が更に拡大していく時代でもあろう。
そして個人の業績を左右する思考回路が解明される時代。
なぜ、業績がいいのか。
なぜ、この人間に数値が付いて回るのか。
どこに、競合が出店しても業績を落とさないカラクリがあるのか。
従来であれば、それを仕組み化して対応しようとした。
しかし、ますます個人に付いて回る業績のウェイトが高まっていけば、必然的に仕組み化と同時にブラックボックスの解明が急がれるようになるだろう。
個人の業績資質の解明。
そこに焦点を当てない限りは、数値改善の仕組み化は出来ない。
この人間のどこに数値改善の要因があるのだろうか。
同じ売場で、同じ商品で、同じ人員配置で、同じ設備で店舗運営しても生まれる業績格差。
その要因はどこにあるのか。
必ず、そこの人という問題に焦点を当てざるを得ない時代になる。
いや、今もそうなっているのかもしれない。
しかし、それを仕組み化という手法で乗り越えてきたのが従来のスーパー業界であった。
しかしその仕組み自体が困難になっていく時代かもしれない。
更に密度の濃いタイトな仕組みとそれを運営する人心掌握するノウハウ。
この部分は変化に対応して身につけなければならない技術だろうか。
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コメント
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
店長が働きやすい権限と仕組み。
しかし、整備されればされるほど枠が狭まっていくのも事実。そして逆に縛られ感も生まれていくのも事実。
是非、権限も仕組みもないフリーな環境でリスクと権限を持って自分なりの仕組みを組み立ててみてください(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年11月29日 (水) 00時21分
よくも悪くも昔から数字は人についてまわると言われてますよね しかしながら言われるとおり昔のように長時間の上に成り立つ売上は作れなく基本、定時の中で最大限にして最大化の働きと売上を作らねばなりません それを引き出せるのかは店長力次第なんですが 個人の生活や個性を大事にする世代になってきてやはりメンバーの気持ちを向かせる事が一番の責務と思います 個店主義の名の下に具体的施策も示さず弊社の本部は店舗へ丸投げ 店長が動きやすい権限と仕組みを本部は作って欲しいものです
投稿: dondon-ki | 2017年11月28日 (火) 13時49分