日本語の上手な外国人
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
駅に近い店舗ゆえの特性。
外国人客の多さ。
田舎のお店では珍しい光景であろうが、当店では外国人客が非常に多い。
アジア系、東南アジア系、白人、黒人、イスラム系等々。
アジア系の中国人は数人の仲間と共に来店される。
多くは自国語で仲間と話しながら買い物をしている様子。
逆に黒人や東南アジア系は日本が意外に上手い。
先日も、非常に流暢に日本語を話す中東系の外人の方が来店された。
「チョット、スミマセン。」
向こうから寄ってきたので、そこで立ち話になった。
「ここはタイムサービスはやっているのですか?。」
こちらが、少し早口の日本語で話しても、しっかり頷いて理解されている様子。
次に、曜日でのお買い得品の話になったので、レジ前まで連れて行き、天井から吊り下げられている当店の曜日サービスのボードを指差した。
「曜日ごとにあのようにお買い得品が決まっているのです。」
彼はすぐさまスマホでそのボードを撮影した。
「アリガトウゴザイマス(笑)。」
そう言って去って言った。
少し時間を置いて、レジ前に用事があったので行ってみたら、その外国人の方が奥さんと買い物を終えてサッカー台で商品を袋に詰めていた。
私は思わず彼に向かって言った。
「日本語がお上手ですね。こんなに上手な方は初めて見ました。」
彼はニコニコ笑いながら、こう返してきた。
「日本に10年もいますから(笑)。
つい最近こちらに越してきたらしい。
だから、このお店のまだ数回しか使っていないから、お買い得な曜日やタイムサービスに関しての情報が欲しかったのだろう。
“外国人にはあまり関わりたくない”
以前の私はそんな部分があった。
なぜなら、言葉がわからないから(笑)。
そのようなスーパーの従業員は意外に多いのではないだろうか。
しかし、上記のようにこちらから話しかけていくと、そこから思いもよらぬ会話が生まれていくものだ。
そして必ず外国人は笑顔で応えてくれる。
これは日本人には無い感情表現であろう。
相手のコンタクトに笑顔で応えてくれる。
年配の方ほど、こちらの対応に有り難みを感じて応えてくれる女性のお客様も多いが、スーパーの従業員だからそれぐらいしてくれて当たり前と思うお客様も多い。
そんな外国人の特性を知ってからは、こちらから積極的に話しかけていくことにしている。
駅近店舗。
得てして、駅に近いという条件は負のイメージが多いが、それ以上に外国人との接触の中でお互いの文化の違いを垣間見ることができるのも、また一つの楽しみでもある。
| 固定リンク
「店長の仕事」カテゴリの記事
- 引き出しの中身(2022.08.15)
- CEO兼店長(2022.08.10)
- 報告書の作成(2022.07.05)
- 自店を正しく理解する(2022.07.29)
- お盆商戦を考察する(2022.07.28)
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
いや、逆に正確な日本語を外国人から教えられるかも(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年11月17日 (金) 16時10分
経済大国ですからインターナショナルな国の上に雇用情勢から来る外国人依存等、益々人種は国際的になっていくのでしょうね。店長は多各国語が必須となるかも(笑)。
投稿: dadama | 2017年11月17日 (金) 15時26分
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
こちらがびっくりするほどの日本語の上手さは、従来の外国人の印象をすっかりと変えてくれるほどです。こちらからどんどん近づいていったほうが、彼らの文化に響くのではないかと思いましたね。
投稿: てっちゃん | 2017年11月17日 (金) 08時02分
海外にも行って外国人は見慣れているのに自店に外国人が見えると 驚きかつ近寄りがたい存在になってしまうのは大いなる田舎の企業である弊社の特徴だと思います(笑)スーパーはお客様に食品をご提供するインフラ的な要素も強いため当然外国人の方にもご提供しなくてはなりません そこに新たなるマーケットを見出すことも可能なわけで 世界3大宗教のイスラムのハラルなどの商品もやってみたいと以前から思ってます
いずれにしても 外国人 というキーワードはこれからの企業の成長の鍵となると思いますし いち早く取組んだ企業が優位に立てると思います
投稿: dondon-ki | 2017年11月16日 (木) 13時21分