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2017年11月 2日 (木)

りんごの量販期

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


10月後半から11月にかけて。

  いよいよりんごが最大の量販期に入る。

秋の味覚としてのりんごの位置付けは絶大だ。

  梨、柿、栗、等の秋の味覚は多彩である。

しかし、ふじりんごを筆頭にりんごは9月当初から12月まで品種を変えながら多彩はアイテムが売場を彩る。

  売場に並ぶ品種も最近は多くなってきた。

それは産地で開発されたり生産されたりする品種が増えていくからだろうと思う。
しかし、企業や店舗によっては絞り込んだ品種で勝負したり、品揃えを広げて選ぶ楽しさで勝負したりと売り方も多彩である。

当社はどちらかというとこの時期は多彩な品揃えで売場を賑わすりんご売場になる。
主力はどうしても早生ふじやサンふじになっていくのだろうが、りんご好きにとってはこの時期に出回る多彩なりんごを味わいたいと願うお客様もいるだろう。

私自身、Facebookでは当店で品揃えされたりんごを食した画像をアップして、その断面や食事にレポートを載せているが、今年も10アイテム前後にまでなっている。

  実際に食べてみることの重要性。

それもこの商売には絶対に必要なことである。

  特に三大果実は必要なこと。

三大果実とは、りんご、みかん、そしてバナナ。
最近の消費金額を見ると、昭和の時代には圧倒的にみかんの消費金額が高かったが、ここ十数年は拮抗しており、バナナの伸びが高まっているようだ。

  バナナは年間果実であり輸入果実でもある。

しかし、日本人に馴染みの多い輸入果実。
果実の売り上げでも圧倒的に一番の売り上げを誇っている。

  しかしこの時期はりんご。

それはそのようなりんごの売場を作っているからであろう。
しかし、売場によってはバナナの売り上げが高いお店もあろう。

  それは本来のあるべき姿ではない。

この時期の果実はそれこそ「秋の味覚」と言われる所以の商品群が目白押しである。
それでもバナナの売り上げが一番高いということは、本来の売場になっていないという確率が高いだろう。

  “それがお客様の声だよ”

そうかもしれないが、日本の季節感をあまり打ち出さないお店であれば、そのようなお客様の買い物志向になっていくから、リスクを取らなければバナナが相変わらず売り上げ金額ナンバーワンの単品から変わることはない。

  しかし果実は52週MDを打ち出しやすい部門。

その時期にその旬を徹底して打ち出す企業は「果実」の構成比が自ずと高まっていく。

  青果部門に占める果実の構成比。

この数値がある意味企業として店舗として52週を打ち出すバロメーターになっているのではないだろうか。

まぁそれは置いといて、今年新たに食してみて感動したりんごがある。

  まずは「おいらせ」。

昨年初めて食したが、その蜜の多さに感動した。
今年も入荷したが、生産量や生産時期が狭いため、バイヤー投入が一週間程度あったきりの期間限定商品だったが、お客様も味を知っていて蜜入りのサンプルを提示した途端においらせばかりが集中して購買された。

  また「北紅」も良かった。

おいらせ同様に蜜入りだったが、この北紅は今年初めて食してみた。
やはりおいらせ同様に蜜がしっかり入っている。

  そして先週は「サン北斗」と「ぐんま名月」。

共に、以前から取り扱いをしていた品種だが、どちらも味が濃く蜜もしっかり入っていた。

  蜜入りの品種が増えている。

美味しいりんごが開発されている証しであろう。
また、バイヤーが目ざとくそのような美味しいりんごを選定する目と行動が企業の時色を決めてしまうこともあろう。

  そしていよいよりんごの王様「サンふじ」が登場する。

今年のりんご物語も、いよいよ完結の時期に向かうのである。






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コメント

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
店長会での発表、ご苦労様でした。
お店の取り組みが役員会議で報告される。全社へ向けての波及が始まりますね。私も聞いてみたいですね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2017年11月 3日 (金) 06時48分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
この時期は日本各地から果実が届く時期。
それぞれの企業がそれぞれの地域で違う果実に力を入れる。
これもまた買い物の楽しみでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2017年11月 3日 (金) 06時44分

輸入フルーツ輸入野菜は売れて儲かると今トレンドになりつつありますが やはり四季のある日本 国産の旬のフルーツは食べて頂きたいです
良くも悪くも効率を求めると単調な売場になってなってしまい固い売れ筋のバナナがメインになってはお店に成長は見込めないと思います
ダイナミックにリスクもって旬にチャレンジすることが お客様にとって経験価値の上がる楽しい売場になると思います
追伸 ですが…店長会での発表は無事終わり私の上司が私の資料を使い取締役会で発表するそうです

投稿: dondon-ki | 2017年11月 2日 (木) 21時48分

亜熱帯地域で年中安定して供給出来るバナナは魅力ですが主力になっては寂しいですね。日本人だけが持つ四季の感性。
時代は変われど失ってはならないですね。

投稿: dadama | 2017年11月 2日 (木) 20時25分

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