リアルな会話の大切さ
皆さん、こんにちは
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近ではバーチャルな付き合いが増加している。
このようなブログからFacebookやLINEやら。
バーチャルだから、リアルな人間同士の付き合いではない。
リアルにお会いして会話を交わすことも激減する。
そしてそれは仕事の現場でも減少しつつある。
ミーティングの減少。
店の全体朝礼の減少。
いずれも一番の理由は人員不足。
しかし、それを理由に店舗でのリアルの全員が会合する場や部門のチーフが会合する場を店長の独断で無くしてしまうのは問題であろう。
ミーティングや全体朝礼の是非。
止める理由は人員不足でも、部下たちや店舗の未来はどうなるのだろうか。
朝礼やミーティングの司会は店長。
だから、人員不足を理由にそれらの会議や集まりを中止にするのは簡単である。
しかし、その会合を中止にするといういことは、集まる機会を無くしてしまうことである。
集まる機会が減少するデメリット。
それをもう一度考慮しなければならないだろう。
店舗でミーティングや朝礼を中止することによって、その場は売場維持を避けられるかもしれないが、長い目で見たときのデメリットは計り知れない。
ミーティングの中止が一回二回の世界ならまだ関係ないが、人員不足を理由にそのお店が朝礼やミーティングを永久的に中止にした場合は甚大が影響が出るだろう。
甚大な影響。
その影響は非常に大きいと私は思う。
企業によっては企業研修にマネジメント研修を導入して店舗のまとまりを促す機会を増やしている企業もあろうが、そのような研修を導入していない企業ほど、全体的に集まることへの危機感が薄れているように思えるのだ。
集まることは無駄なこと。
そう思っている企業や店長もいるかもしれないが、これは大きな間違いである。
人間はもともと組織で成長してきた動物である。
集まることで知恵を出し、集まることで絆が深まり、集まることで強くなってきた動物である。
そこから集まることを省いたら単なる烏合の衆であろう。
どんどん組織の力が弱まっていく。
そして、組織の力が弱まるだけでなく、その組織の構成員の力も減退していくことになる。
それは横の情報がなくなっていくから。
横の情報とは、店舗であれば他の部門の情報であり、企業であれば良さの情報が共有されないということである。
特に若年層は横の情報によって成長していくもの。
その情報を店長の独断で断ち切るということは、企業の未来を背負う若年層の成長機会を奪うことであり、企業の未来をシャットダウンさせていることにもつながるのである。
それは企業にとっては大きなマイナスとなろう。
横の情報とはどのようなものか。
それは、他部門で行動したある内容の報告を他部門のチーフが聞いていて、それを自部門に当てはめて導入し実行することとかである。
自分では思いつかない知恵を得ることができる。
それが横の情報に触れるということだ。
店舗ではそのような機会に溢れている。
しかし、そのきっかけを店長や組織が阻害していたとしたら、これは甚大は成長機会の剥奪になるということを認識しなければならない。
店舗の朝礼やチーフミーティングの実施。
その意味は奥深いものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
コミュニケーション。
色々なスタイルがあると思います。
大切なのは、その場をお互いが意識しているかどうか。普段の冗談混じりの会話から正式な定期的な場。お互いに補完の関係にあれば、普段の冗談が正式な場に繋がるし、正式な場の緊張した会話の補完がその後の冗談に繋がる。店長は一人一人との関係を常に流れから繋げていく必要はありますね。
投稿: てっちゃん | 2017年11月 1日 (水) 06時56分
コミュニケーションにより人が成長するのですから店舗力をつけるにはやはりコミュニケーションは大切だと思います。その大切さを店長が腹に入れないと自らが忙しい事を理由にミーティングの時間を削ってしまう。もっともミーティングは形に捉われなくてもよいと思うのです。バックヤードで缶コーヒー片手でも良いし立ち話でも良い。時間や形に捕らわれない方が意外と開放的に有意義な議論も出来るのではないでしょうか。
投稿: dadama | 2017年10月31日 (火) 09時36分
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
点を線に、そして面に、更には立体に。
それも店長の仕事というか領域でしょうか。そして立体になった店舗は絶対に強いし固い。そして働く従業員も楽しいのでは無いでしょうか。それを意識しながら店長、チーフ、パートさんまで働けたら理想ですね。
投稿: てっちゃん | 2017年10月31日 (火) 06時52分
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
色々な部門があって色々な人が勤務する店舗。それでも私は店舗はそれ自体が一つの商品だと思っています。店舗という一つの商品が店長がいかに売り込むか。そこには部門の確執や人の確執など関係無い世界が必要なのです。そんな理想を持って店舗運営に臨みたいですね。
投稿: てっちゃん | 2017年10月31日 (火) 06時49分
部門という「点」の集まりを
どう「線」として繋げるか。
まっすぐであったり、曲がっていたり…
我々点の一部の部門チーフも線を意識はしますが、
部門ごとの利害関係を考えると中々、
行動に移して継続することは難しいですね(笑)
投稿: 神出鬼没 | 2017年10月31日 (火) 04時40分
お客様は店舗の一部の部門だけがいいでは指示して頂けないと思います 個店の全体最適をめざす生鮮部門からグロッサリーそしてレジサービスまですべての部門が店長が立てたストアコンセプトに向かわせなければなりません 意識と情報の共有 それは紙ベースや電子媒体では伝わらず やはり目を見てキチンと熱く語らないと伝わらない
また集まることにより部門間のつまらぬ争いも減ります
これは今も昔もこれからも変わらないと思いますが忙しい時ほど集まるよう心がけてます
投稿: dondon-ki | 2017年10月30日 (月) 22時01分