« 秋深し | トップページ | 最終回を前に »

2017年9月 9日 (土)

同志の無念さ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


競合店のデリカ部門が一時休業。

  同チェーン店の問題から全店で一時休業に入った。

スーパーマーケットの中の惣菜部門。
企業によっても店舗によっても、惣菜部門の売上ウェイトは異なるだろう。

  この競合店は惣菜に支持を得る店舗。

その惣菜部門が一時営業停止となった。
お昼時と夕方以降のピークからそれ以降の時間帯。

  惣菜部門が営業していない時間帯の店内。

目的を持ったお客様がどの部門にどの時間帯で来店されるかということが如実に見えてきた。

競合店の事例とはいえ、自店に置き換えた時にも同様の事態が発生するのだろう。

  お昼時と夕方以降の時間帯。

この時間帯に、如何に惣菜を目的に来店されるお客様が多いか。
従来の賑わう店内とは裏腹に、お昼時の店内の閑散とした状態。

  昼食という買物動機がなくなるという恐怖。

ワンストップショッピングを標榜する我々スーパーマーケット。
その中でも、惣菜部門は食事の支度というよりは即食として購買されるカテゴリーである。

  それでも多くのお客様が目的を持って惣菜を購入される実態。

それが明確に証明された今回の件である。
懇意にしている競合の店長と会話した。

  「当面は静かにしています。」

積極的に当店と戦っていた競合の店長。

  彼から笑顔は消えていた。

無念に満ちた表情と言葉にこちらも掛ける言葉を失った。

  競合と言えども同じ店長仲間。

同じ営業の仲間として、競合関係とは裏腹にお互いに励ます間柄でもある。

  その店長の顔色が冴えない。

特にその店舗は、惣菜の支持をお客様から得ていたという。
全社の中でも惣菜の売上の高い店舗。

  尚更、今回の影響は大きかったようだ。

彼も言っていたが、もうかっての賑わう惣菜は戻ってこないだろうと言う。
確かにそうだろう。

  二週間の営業停止というダメージ。

このダメージはそう簡単には埋められないだろう。
もしかすると、永遠に戻らないかもしれない。

  「かもしれない」

そこからが、この企業の復活のストーリーをどう描くかに掛かっている。

  逆に私はこの復活のストーリーが怖い存在だ。

ピンチに陥った企業や店舗は必ず必死になってくる。

  競合相手の必死な対応。

ある意味、競合店としてこれほど怖い相手はいない。

  競争とはそういうものだ。

後がない競合の行動ほど怖い存在は無いのである。
別れ際に競合の店長を挨拶を交わした。

  「それじゃ、また勉強しに伺います。」

競合店の店長の挨拶に、「頑張ってください」と返答したものの、笑顔にはなれなかった。

  心より、頑張って欲しいものである。






|

« 秋深し | トップページ | 最終回を前に »

心のあるべき姿」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
先日、ようやく営業再開されましたが、以前の活気は未だ戻っていないですね。やはり事情が事情ですから清潔感を全面に押し出すのと引き換えに、以前の美味しさ感が失われたようです。
何れにしても、これからの回復ストーリーに注目です。

投稿: てっちゃん | 2017年9月10日 (日) 06時18分

火事場のくそ力・窮鼠猫を噛む・虎穴に入らんば虎児を得ず・・・当社にも今必要な事だと思います。本当に会社を愛すべき人間だからこそ苛立ちや虚しさを感じてしまいますね。

投稿: dadama | 2017年9月 9日 (土) 21時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508103/65761122

この記事へのトラックバック一覧です: 同志の無念さ:

« 秋深し | トップページ | 最終回を前に »