狭い業界
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、世の中狭いなぁ〜とつくづく思った。
自宅近くの他社の店長が自店の店内を歩いていた。
「あら、どうしたの?。わざわざここまでMR?(笑)。」
「いえ、私この度、近くのお店に人事異動で赴任しました。」
えっ!。
彼は、競合企業の店長。
以前私が店長をしていた店舗の近くに、競合店として出店した時の副店長だった彼。
その後、私の自宅近くの店舗へ店長として異動。
そして改装を経て売上を拡大させたやり手。
5年ほどそのお店で活躍しただろうか。
そしてこの度、晴れて私の近くのお店へ異動ということらしい。
「以前はご自宅の近くでお客様としてお会いしていたのですが、今後は競合店の店長としてお会いすることになりました(笑)。」
なかなかうまいことを言う。
そう関心ばかりしてもいられない。
「しかし、世の中、狭いねぇ〜(笑)。」
私は思わず、言ってしまった。
今回の競合店の店長も、以前の顔見知り。
別の競合店の店長もかっての企業の同期。
類は友を呼ぶのだろうか。
それとも運命のいたずらか。
別に命をかけて戦う戦争ではないが。
それでも、知った顔が競合店の店長として赴任しているというのも何かの縁ではある。
このような店長同士の関係。
企業や人によっては、嫌がる場面でもあろうだろう。
しかし、私を含め、概ねの現場の店長にとっては歓迎ではないのだろうか。
競合店との戦いに私情を挟む。
何も、命の削り合いでもない。
たまたま競合店の店長として、お互いの企業と本人のプライドを掛けて業績を獲得する間柄となるだけである。
相手が誰であろうとその使命に変わりはない。
しかし、知った顔の人間が競合店の店長である場合は、そのお店へのMRがしやすくなることだけは確かである。
会えば、話が出来る。
「最近調子はどう?。」
「今回のイベントはどうだった?。」
「別の競合店の影響はどうなの?。」
「この冷夏で売れ筋は変わった?。」
等々の情報交換はしやすいだろう。
競合店の情報は貴重である。
自社や自店だけなのか他社も同様なのか。
このような情報を得やすくなるのは間違いない。
その延長線上に、お互いに一献を交えながらの仕事やそれ以外の会話へ発展する場合も多いだろう。
更にその延長線に「てっちゃん会」での交流もある。
そういえば最近、新店を立ち上げてから、積極的に競合店の店長と名刺交換をしていない。
“そろそろ競合店の店長同士の交流にも積極的になろうか”
そう思うきっかけとなった今回の競合店店長の挨拶であった。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
同じ業界の店長が正々堂々と正面切って挨拶されたら、これは嬉しいものですよね。私なら写真撮影までOK出しますね。実際OKしたこともありましたが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年9月 7日 (木) 20時03分
私も飛び込み営業的に競合の店長には挨拶しにいきましたね。コソコソ見て勘ぐられるより素性を明かした方が相手も気持ち良いかと(笑)。面食らったり・驚いた方は多かったですが警戒したり拒否られたりする方はいませんでした。相手もそれなりに情報が欲しいという事でしょう。明日も競合と晩酌です(笑)。
投稿: dadama | 2017年9月 7日 (木) 18時48分