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2017年8月26日 (土)

アルバイトアンケート

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、「バイトが笑った」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-1f02.html

  ガラポンを手伝ったアルバイトの記事。

そして最後に、彼らへのアンケートをとってみようと言うことで記事を〆た。

  そのアンケートが帰ってきた。

その記事を読むと、4人が4人ともお客様の喜怒哀楽に直面して、当初は戸惑いを覚えながらも、次第にその喜怒哀楽に同調してお客様から感謝されると言う体験を経ながら、ガラポンに参加できたことに対して結果的には良かったことが記されていたのだ。

  ガラポンの手伝い。

人員的に厳しい昨今は、このガラポンも副店長や清掃担当の方がガラポンを担当するのが一般的になってきたが、各部のアルバイトがしっかり存在する当店では、敢えてアルバイトを中心にガラポンを担当させることにした。

以前所属した店舗でもアルバイトや新入社員にガラポンを担当させたこともあった。

  新入社員の教育店舗。

社内に数店舗存在する研修店舗。
その店舗に所属した時には、新入社員を一堂に集めてガラポンを運営させたこともあった。

  新入社員に全ての段取りを運営させる。

このことによって、新入社員たちが自ら率先してコミュニケーションを行いチームを組んでガラポンを運営する。

一つだけ彼らに要求したことがあった。

  「当たりが出たら皆んなで大喜びするんだぞ」

そんな指示を出しただけで、あとは全て彼らに任せた。
その後に、その現場に行ってみると、普段は静かな女子の新入社員が大笑いをしながらガラポンを手伝っていた。

  「楽しいか?。」

   「はい、めっちゃ楽しいです(笑)。」

普段の研修風景では絶対に見られない彼女の笑顔がそこにあった。

  “このガラポンを使えるな(笑)”

それは、接客業に携わる上で必要な知恵を養うのに適した体験。

  それがガラポンでのお客様の喜怒哀楽の体験。

普段は機械的に品出しをしたりバックヤードで商品の製造をしている中で、実際に買い物に来られるお客様の喜怒哀楽を体験すると言う経験は早々に体験出来ない。

  そこで得られるお客様とのコミュニケーション。

普段は絶対に接することの出来ない、お客様の喜怒哀楽。
特に、当たったときの喜びと外れた時の残念がる姿、そしてハズレでもティッシュの箱をいただける時のお客様の感謝。

  “一人一人のお客様も同じ人間なんだ”

このことを知ると言うことは、接客業に携わる上で非常に重要なことなのである。

  このことをアルバイト時代に体験できる。

このことは我々が彼ら彼女らに要求する作業以上に、彼らにとってみると今まで体験出来なかった体験をする有効な場面であることが、アンケートによってわかったのだ。

  自分の人生に活かせるか?。

そんな最後のアンケートに対しても色々な回答があった。

  大学でもリーダーシップが発揮できそう。
  なんでも怖がらずやってみることが大切。
  将来接客業に就きたいので参考になった。

等々、色々と自分の人生に活かせる回答があった。

  “やらせてよかった”

我々が思う以上に、彼らにとって有効な時間だったようだ。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
無機質な組織ほど従業員も給与の高低だけが就業目的化してしまいますから、更にコスト増を発生させてしまうのではないでしょうか。時給の高低差を吹き飛ばす就業の楽しさを如何にアルバイトと共有するかも情報共有する必要はありますね。

投稿: てっちゃん | 2017年8月26日 (土) 23時55分

喜怒哀楽、特に喜びや楽しみをお客様と共有出来るようなお店にしたいですね。ガラポンやイベントなどコストを考えると不合理な事もあるとは思いますがその意義を共有する事が出来ればコストを越えた大きな力になるのだと思います。価格本位の無機質な売場も経営的には有かと思いますが個人的には笑顔溢れるフレンドリーなお店にしたいですね。

投稿: dadama | 2017年8月26日 (土) 20時06分

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