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2017年8月17日 (木)

数値へのこだわり

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日の予算は?。

  3年目研修会での一コマ。

講師である本部スタッフが3年目に従業員に聞いた。

  15人中、答えられたのは1人。

この現状をなんとかしろ、と檄が飛ぶ。

  色々な意味でこの現実は重い。

入社3年目といえば、本来であれば仕事を一番習得している時期であり、本人たちも自らの仕事への興味が湧き始めて習得スピードも高まっている時期である。

  仕事への脂が乗りかかる時期。

この時期を境に、自分の仕事への思い入れも入りこみ、更にチーフという部門責任者の背中も見え始め、迷いの無い仕事人生へ邁進する時期。

  当然、数値目標も意識しなければならない時期。

だから、今日の予算や売り上げ目標を知らないという現実を前に、企業としての教育であり店舗での教育でありという姿勢が問われるのである。

  従来はそんなことをいちいち教育などしなかった。

当然、その日の売り上げ目標をチーフから月間予算として預かり、日々の目標金額をベースに販売計画を立案して日々実践していくという仕事の流れが先輩社員から踏襲され、その歴史の繰り返しによって先輩社員の姿から若手社員が数値把握をしてこれたのだろう。

  その背中を示すチーフがいなくなってしまった。

数値をベースに、その数値から導き出された図面での販売計画や数量計画、そしてそれを製造する人時計画等をワンシートで日々計画されていき、その一部を3年目社員が担っていくという歴史の中に、3年目社員が数値目標を黙っていても把握していた従来の流れ。

  しかしいまや黙っていては踏襲されない。

かといって、店長がいきなり担当者に数値面だけ教育したって、いっときの知恵の注入でしかない。

  重要なのは日々の仕事に組み入れられているかどうか。

数値把握という業務が日々の仕事の中に組み入れられていないのだから、今更数値把握などする必要はない。というのが、現実の実態であろう。

  数値把握を日々の仕事に組み入れていく仕組み。

それを整えない限りは、いくら数値上の教育を机上で論じ教育しても、知識としての習得にはなるだろうが、本人が使いこなせるレベルのは絶対にならないだろう。

  数値管理を使いこなす。

それには、普段からそのような数値管理をしなければ業務上支障をきたすというレベルになっていなければ自分の力には成り得ないであろう。

  日々の仕事から数値管理を使いこなす。

これ以外に数値に強くなる方法は無いであろう。
その数値を使いこなす仕事を、日々の中で部下に要求するのが上司の役割。

  結果として強制的にでも数値を求められる関係。

この関係こそが、ゆくゆくは部下への教育ということになるであろう。

  何も机の上で論理を説くことが教育では無い。

そうやって、部下に仕事を求めることも教育であり、むしろその手法で多くのことを学んできた歴史がある。

  “上司から手取り足取り教育を受けた記憶など無い”

ほとんどの従業員はそうである。
しかし、日々の会話とか仕事上要求される結果を残すための業務報告や販売計画。

残業になろうが、このことを日々ルーチンとして継続するかどうかが、仕事を覚える近道であることは間違いない。








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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
全ての数値責任は店舗にある。
私は基本的にそう思っています。
そう認識しなければどこかで責任をなすりつけてしまうし、数値を追求する姿勢も失われてしまう。
そうやって育ってきただけに数値に対する意識と具体策も身に付いたとも思っています。結果的にはそれが自分を助けてくれることを後になって気が付きましたが(笑)。

投稿: てっちゃん | 2017年8月17日 (木) 21時51分

意識の差はあれどし当社も同じ流れでしょうか。本部指示に従いMDを忠実?に守っているから予算のブレはは本部の責任と捉える担当者が多くなったと感じています。コンプライアンスや仕組みの柵が商売人をサラリーマンにしてしまったのでしょうか・・・時代の流れと言ってしまえばそれまでですが。

投稿: dadama | 2017年8月17日 (木) 20時44分

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