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2017年7月 3日 (月)

やりがいパート編

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の鮮魚研修会。

  如何にパートさんが辞めない仕組みが出来るか。

そんな話をフリートークの時に、同じ班の他企業の鮮魚トレーナーの方と意見交換をした。

その方も直近までは鮮魚チーフ。
更に、新店立ち上げを経験したという。

  私と同じような環境にいたのだ。

新店の時の始めが肝心という点で意見が一致した(笑)。
どういうことか。

  初めての部門運営で辞めない仕組みが出来るというものだ。

鮮魚部門は、刺身、切身、盛付け、値付け、品出し等と役割が明確になっていて、その役割毎に異なる技術を要する作業が発生する。

  一度身につけた役割から外れることが少ない。

刺身はずっと刺身、盛付けはずっと盛付け、値付けはずっと値付け。
企業の特色もあろうが、一般的には上記のように役割が固定してしまうものだ。

  一度覚えた役割を変えることの大変さ。

それを知るから、部門チーフもなかなか変えたがらない。
何度も同じ苦労をしなければならないから。
だから、パートさんも刺身は刺身、値付けは値付けの自分の役割以外はやれない、やらしてもらえない、やりたがらないという循環に陥ってしまう。

  自分の仕事の苦労は誰もわからない。
  他人の仕事の苦労も私はわからない。

だから、自分の仕事が順調に進んでも、他人の仕事には干渉しないしできない。
このことが、結局はチームで完結する売場作りなのであるが、個々人がマイペースな仕事ぶりに終始してしまう結果となる。

  彼は役割をローテーションで回したという。

この手法は当社も実施している役割の回し方。

  要は、一人3役でも4役でも回していくこと。

最終的には、どの役割も平均的にこなすことを目標とする。

  “そんなことうまくいくはずがないだろう”

ベテランのチーフほどそう思い込んでいるものだ。
しかし、そのことによって、他人が今担っている役割の辛さがわかるのである。

  だからいつしか自主的に応援に回る気風ができるのである。

自ら手が空いたら他の大変な役割を手伝いに回る。
逆に辛い役割になっても他社が応援に来てくれる。

  この自主的な応援体制が鮮魚チームの絆を強くする。

その関係は仕事を超えた私的な関係でにも発展する。
その初代チーフが抜けても、何かと相談されたり飲み会に呼ばれたり。

  そうなると退職者は激減するという。

パートさんの仕事の楽しみって何なんだろう?。
そう問いかけてみると、パートさん達のメインは家庭の主婦であり母であり、両親の介護であろう。

  何れにしても家庭がメイン。

だから職場とは彼女らにとってはサブ的な存在である。

  決して収入だけではない。

だから、家庭から一歩外に出てくる目的は、家庭という世界以外の職場の世界での自分の存在価値を如何に楽しめるかという目的が主となろう。

  職場での人間的な関わり。

そこに一番こだわっているのではないだろうか。

  職場に家庭や家族以外の楽しみを求めるのである。

要は、家庭や家族を離れた人間的な繋がりや楽しみを職場に求めてくるのであろう。

  だから職場の人間関係が一番の課題となる。

家庭や家族では得られない楽しみや生きがいを職場に求めてくる。
それは個人個人での格差もあろうが、職場での人間関係の延長線上に個人個人の楽しみの格差を穴埋めしてくれるショックアブソーバーのような役割があると思われる。

  部門内の人間関係。

店長や部門チーフが商品とはまた別に目を向けるべき側面であろう。







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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
てっちゃんは異色でしょうか(笑)→この(笑)が非常にきになるところではありますが、結果的に私もdadamaさん同様の評価を頂いていると思われます(笑)。
生鮮はチーフの腕次第で業績を作ることができる故に、組織に頼らずに自らの発想と行動で仕事をしてきたことでの仕事観があるのでしょうね。自らの発想と行動は結果的に組織で仕事をしようとする方々から見ればワンマンで問題児に見えるのでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2017年7月 3日 (月) 22時31分

かおるさん、コメントありがとうございます。
店長、チーフがちゃんと見ているというメッセージ、大切ですね。
特に、グロサリーは自ら商品を発注して売場作りをするパートさんが多いので、ダイレクトに商品でコミュニケーションを取りやすい部門でもありますね。逆に生鮮は発注を持たない代わりに同じ屋根の下での作業を通しながらの絆が生まれやすい。
店長として色々な特性を理解しながら部門の絆にどう関われるかも仕事の楽しみであると言えますね。

投稿: てっちゃん | 2017年7月 3日 (月) 22時22分

かおるさんの意見に共感してます。
組織の柵はあれど現場を守るのはパートさん達。パートさんのモチベーションの高さ=成長力だと思います。成長のチャンスを社員が阻害する事が如何に多いか(笑)。現場力を高めるのは現場に尤も近いバートさんですから、組織の方針と現場力のバランスをとる事が求められますね。確かに組織の方針に重きを置く加工食品や雑貨出の店長。現場力に重きを置き会社の問題児になりやすい生鮮出の店長が多いように思います・・・てっちゃんは異色でしょうか(笑)。

投稿: dadama | 2017年7月 3日 (月) 22時19分

かおるです。
私の周囲で働いているパートさんに話を聞くと仰るように職場での人間関係をすごく大事にされていますね。
これがうまくいっているときは仕事そのものが快適で、逆にうまくいっていないときはすごくストレスを感じるようで、下手を踏むと簡単に離職の動機になってしまうようです。
また気になるのが、社内の人間関係を 正社員VSパート みたいな図式で捉えている人が多いな、ということです。
加工食品など特に顕著で、生鮮食品のほうが正社員とパートさんが近いところで同じ作業に関わることが多いので比較的親しみを感じておられるように思います。
店長、チーフがちゃんと見ている、というメッセージを伝えるのが大切だなと思います。

投稿: かおる | 2017年7月 3日 (月) 19時15分

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