シフト
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
スーパーにおいての出勤計画。
出社日と出社時間のスケジューリング。
この組み合わせにチーフは頭を痛める。
本来欲しい日と時間にズレが生じるからだ。
従業員それぞれに家庭の事情等からの契約時間や出社日の曜日契約が存在する。
その組み合わせで月間スケジュールを作成する。
仕事のやり溜めができる部門はそれほど悩まないだろう。
例えばグロサリー。
デイリー商品以外は日持ちのする商品が多いから、人材が居るときに集中して品出しや事務作業をこなすことができる。
逆にいうと商品入荷日に合わせてスケジューリングが出来る。
しかし、その日に製造してその日に売り切るような惣菜や鮮魚、更にはタイムリーにレジを解放させなければならないレジ部門などは、その曜日のその時間に適性は人員が必要となる。
ここでシフト組みに悩むのである。
レジの夕方以降が足りない。
惣菜の午後が足りない。
鮮魚と精肉の朝が足りない。
等々の時間帯別の人材不足が発生するもの。
特に、ここ数年の人材不足が深刻であり、シフトどころではない店舗や部門も多い。
10年前はそれほど悩まなくても応募があった。
だから、それなりに優秀な人材を選別できたが、現在は応募していただけるだけでありがたい存在でもある。
店長としても人員を揃えたい気持ちや山ほどあるが。
とは言っても、応募が来ない限りは面接や採用の段階へは進めない。
今いる人員をどうシフト変更出来るようにお願いするか。
人員が午前中に集中しているのであれば、週に一回程度午後に回ってもらえないか。
人員が平日に集中しているのであれば、月に一回程度は日曜日の出社ができないか。
ご主人の扶養から抜けて、ロングで働けないか。
個別の対応は店長としても働きかけ続けなければならない。
しかし、働く従業員も人の子である。
周囲からの働きかけによって、自分の環境を多少変えて契約時間を自ら変更してくれるパートさんがいるのも確かである。
本当に有難いことである。
しかし、それでも限界はあろう。
そんなときはどうすべきか。
現実に合わせた作業スケジュールを変更していくしかないだろう。
人員がいる時間帯にすべきことを集中させる。
または、店長として、部門の壁を取り払って応援体制を構築できるか。
レジとグロサリーで一つの括りをもつ。
惣菜とベーカリーで一つの括りをもつ。
生鮮3部門でアルバイトの括りをもつ。
等々のブループ別シフトを構築して人材の作業割り当てを構築していくことが必要となっていくであろう。
個人別の契約をどう微調整できるか。
当初契約の条件とは、年々変化していくものである。
子供が大きくなって日曜日も出社できるようになった。
ご主人が定年して扶養から外れられるようになった。
仕事が楽しくなって長い時間でも苦にならなくなった。
そう考えると、当初合わない契約時間であっても、優秀な人材であれば採用しておくべきなのであろう。
従業員の契約時間。
その都度、個人に働きかけることが重要である。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
鮮魚部門に関しては、社員とパート両面での獲得と育成が必須でしょうか。
簡単に言いますが、それが一番大変なのですが(笑)。当然、給与面での優遇又は将来の幹部候補としての確立も他部門同様に整えたいですね。
投稿: てっちゃん | 2017年7月26日 (水) 00時19分
シフトどころではない部門に入って作業をしています。(笑)応援体制の確立も必要ですが、パートナーさんの獲得ももっと取り組まないといけませんね。
投稿: かわらい | 2017年7月25日 (火) 20時59分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
働く楽しさとやりがい。そこにはどうしても店舗の絆や部門のチームワークも大きな要因となりますね。その前提があって初めてLSPが有効に機能するものと思います。LSPが一人歩きしてしまうとどうしても人間同士のコミュニケーションが希薄になってしまうもの。前提にはあくまでも生身の人間が携わるという事実を認識するところからの始まりでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2017年7月20日 (木) 22時07分
人が集まらない中LSP等やり繰りで凌げるレベルならまだ良いのですが最低人員を割り込んだ時、地滑り的に退職するパートさんが出てくる事を一番危惧してます。公正な人事や評価はもちろん基本ですが店長を中心とした店舗の雰囲気、連帯感や相互信頼、働き甲斐など人のふれあいとか温かみが益々求められる時代なのでしょうね。
投稿: dadama | 2017年7月20日 (木) 20時51分