過保護のカホコ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今日は日曜日。
芸能ネタの日(笑)。
前回のブログで記した夏の新番組(7月スタート)。
その中で「過保護のカホコ」を取り上げたい。
日本テレビ、水曜22時、主演・高畑充希。
高畑充希見たさで取り上げたが、作者の意図がよくわかる作品だと思う。
この脚本はカホコ以上に親を嗜めているように思える。
母親主導の子育てにより露見する過保護ぶり。
主導権を奪われた父親の不甲斐ない教育ぶり。
自分で人生の選択を諦めた子供の無責任ぶり。
これらの現代の現実に一石を投じたい作家の意図。
日本という一見平和な国が陥ろうとしている未来の姿かもしれない。
番組では高畑充希の微妙な演技により、カホコの一挙手一投足が面白おかしく描かれているが、前回の第一話から今回の第二話に至るまで、全ては母親の指示通りに行動することが自分の人生であり喜びであると信じきっているカホコが、就職活動という自分の意思で就職先を決定するところから始まる。
なぜ、就職するのか。
その問いをしっかり見つめた時が自分自身あっただろうか。
勉学の延長に就職がある。
人間とはそういうものだと思っていた。
人生においていずれ自分は就職して働く。
それはもう、考える以前の問題で、就職して働いて生きていく。
何になろうか、何をやろうか。
それ以前に、どこに就職しようか、地元か首都圏か。
兎にも角にも働くことが最優先だった。
働けば、何とかなると思っていた(笑)。
そう考えると、このドラマは自分で自分に働く意味を問い、そしてその目的に向かって自分にあった就職活動を自分の意思で決めていくという過程を経ていくのであろう。
人間の自立心。
どんなに親から可愛がられていても、いずれは自分の意思で人生を切り開いていく選択をし行動していく時がくる。
それが、早いか遅いか。
就職という現実はその過渡期の時期であろうか。
そして、それと同時に親元から離れて一人暮らしやら寮生活になっていくと、自立が加速していくことになろう。
番組では、未だカホコは過保護のままであるが、そのきっかけとなる事件が周囲から迫っており、カホコが自分の人生や生き方を考える時であることがわかる。
そして、それに関わる両親。
自分の意思通りに育て、自分の指示通りに行動する娘。
更に、そこに大きな落とし穴があると知りながら、母親に自分の意見を言えない父親。
その母親でさえ、自分のテリトリーを離れると急におとなしくなってしまう。
カホコの唯一の救いは大学の同級生。
彼の一言一言に自立すること、人間として生きることに刺激されながら大学後半を過ごしていくカホコの第三話以降が楽しみである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
日曜日はkazuさんが頑張ってくれていますので、ゆっくりおやすみください(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年7月31日 (月) 23時01分
dadamaさん同様に日曜日はお休みかな?(笑)
投稿: かわらい | 2017年7月31日 (月) 07時33分
ふじゑもんさん、コメントありがとうございます。
あのコマーシャルの高畑充希はカッコイーですね。どんな役柄でもこなせる演技はやはり魅力がありますね。
今後のドラマが楽しみです。
投稿: てっちゃん | 2017年7月26日 (水) 00時29分
高畑充希は『植物図鑑』の映画で素朴で可愛いいなという印象でした。また歌も上手い!
最近コマーシャルで、できる女部下役で色気もでてきました。 これから楽しみです。
投稿: ふじゑもん | 2017年7月25日 (火) 22時56分
kazuさん、コメントありがとうございます。
やはりドラマはその話題の時期に見てお互いに共通認識を持てることが重要でしょうか。
その期のドラマほど旬を見ることが大切かと思います(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年7月24日 (月) 11時14分
kazuです
「過保護のカホコ」さん。見たいと思っていますがまだ見ておりません。
なかなか会長のお奨めするドラマを視聴できなくて残念でございます。
しかし、このブログで会長の実況によりなんとなく観た気になっているドラマが数本ありますので今後DVDや配信チャンネルなどをチェックして視聴してみたいと思います。
又、DVD化されている昔のお奨めドラマ・映画などあったら教えて下さい。
投稿: kazu | 2017年7月23日 (日) 07時57分