私語
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
私語厳禁。
従来の小売業のバックヤードでの標語。
極力、私語を慎み、仕事の効率を最大化する姿勢を表した標語である。
しかし、・・・。
私が入社した当時から、ある程度の私語を交えながらの和気藹々とした雰囲気はバックヤード内に漂っていたと思う(笑)。
しかし、やはり企業としてのルールがあり、表面上は「私語厳禁」を遵守する姿勢が表向きはあった。
それでも私語を交えた会話は横行した。
そして、その部門の責任者であるチーフも自ら私語を率先して発していたように思う。
ただし、手や休めなかった。
いくら私語を交わしても、手足の動作は休めない。
だから、私語を交わしても作業効率が極端いおちることはなかった。
現在のバックヤードはどうだろうか。
私語が外まで伝わってくる部門もあれば、一切私語を交わさずに黙々と作業を進める部門もある。
それはチーフの意識で変わるのだろう。
バックヤード内で自由に情報交換を交わすことに違和感を感じないチーフとそうでないチーフがいるだろう。
私も自由に会話を交わした部類に入るだろう。
それは、その方が楽しいから。
楽しく仕事をする。
これに勝る仕事へのモチベーションは無い。
ただし、これが作業効率を妨げる結果になることもある。
その時は注意する。
オンとオフ。
頭はオフだが体はオン。
そうさせてきたつもりではある。
それは黙々と作業に没頭した方が絶対に効率は良いだろう。
しかし、そのことによって仕事上での息苦しさであり、人間同士の不信感が募る場合もある。
私語は会話であり意思疎通のツールでもある。
このことによって人間同士の絆が生まれ、わだかまりの無い部門内の作業が生まれ、そのことがその部門内で、またはバックヤードで気持ちの良い仕事になり、それが生産性向上に結びつくと私は思う。
また人間不関係からの退職もなくなるだろう。
そう考えると、ある程度の私語は許されてしかるべきでは無いだろうか。
そこから生まれる爆笑が次への活力にもなっていく。
今日の記事は、仕事中の私語を奨励するものではありません(笑)。
あくまでも仕事の効率は高める努力はしなければなりません。
但し、仕事の効率と私語との関係はその場面だけの問題ではなく、そのことからくる人間関係やモチベーションを念頭に置いた時に、部門の人間がお互いに気持ちよく働ける環境の整備でもあり、それによって継続して働く意欲に繋がり、そのことで長く働く従業員が退職することなく、高い生産性を保持できる土壌にもなるということです。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ある程度の自由な個人個人の裁量は個人で受からね。今回の惣菜MR で何かんこうNなればと思っております。KんごとYもよろしくお願い致します。
投稿: てっちゃん | 2017年7月13日 (木) 22時08分
意思疎通や信頼関係からも私語のコミュニケーションを許容した方が店舗力はつきますよね。仕事の話と私語の境も曖昧な部分も多いですし。売場ではお客様が不快に感じる会話は業務上でもNGですが、バックヤードや事務所では風通しの良い雰囲気の為にも自由な発言環境があっても良いでしょうし経験論的にメンバー自らがバックヤードでの私語に対する線引きをしていくと思います。一方的やプライベートの私語はバックヤードでもNGでしょうしメンバー通しで牽制していますよ。
投稿: dadama | 2017年7月13日 (木) 16時44分
くまモンさん、コメントありがとうございます。
私語とは全くのフリーな会話ですから、誰に強制されるものでもなく、そこに加わる人間の嗜好がモロに現れるもの。ここに「類は友を呼ぶ」ことになっていくのでしょうね。
ただし私は店舗ではその人に合わせた私語ができるように努力もしているつもりです(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年7月12日 (水) 08時38分
上司と先輩同僚と仕事onlyで何時間も職場にいたら、普通の人間はどうなるのでしょう(笑) まして夜中までとかになったら。まれにそんな化石のような人も存在するのでしょうが(笑)
私語は話題の内容により、ある意味人間の種類(資質)の振り分けができ、いつの間にか『類は友を呼ぶ』感じでは(笑)
投稿: くまモン | 2017年7月12日 (水) 01時25分