開店一周年
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨年の7月2日。
当店がオープンした。
あれから一年。
早いものである。
それ以前に、新規パートさん達が入社してからは更に経過している。
早いとは言え人員的には大きく変化してきた。
当初のチーフ達で残っているのは4名。
生鮮の3名は入れ替わっている。
担当者も一人抜け二人抜け、現在では当初から比べて4名減の状況で店舗運営している状態だ。
それでも売場を維持しなければならない。
当然、現存のメンバーへの負担は大きいが、パートさん達の成長も大きい。
逆にいうとパートさんの成長が担当者不在を可能に出来たのである。
新店が一年経過するということは、昨年の数値が出るということである。
売上咋比。
既存店では当たり前の評価である売上昨年比。
この現実に向き合うということ。
理想と現実の狭間で実績を残すことが今後の課題となろう。
理想だけで売場は作れない。
対競合という名の下に、天下無敵な売場作りが可能であった過去とは決別し、理想の売場を目指しながらも現実の数値と格闘するという既存店の苦しみを追いながらの日々の売場作り。
いよいよこちらの世界へ立ち入るのである。
しかし、それが本当の仕事だろうと思う。
数値に向き合うから、より真剣に現実の売場や人材、そして自分の腕が磨かれていく。
理想の売場も大切である。
しかし、理想の売場が本当に数値を作れる売場とは限らない。
数値を追うから理想に近づくこともある。
そこは意外に難しいところではある。
ロスが減って売場に商品がなくなるから買い急ぐ。
それもまた現実。
そう考えると、昨年の数値と格闘するということは、意外にも真実への近道になるのかもしれない。
しかし数値にだけ追われるとあるべき姿を見失う。
あるべき姿にあるべき客様が来店され、あるべき時間帯にあるべき買い物行動が為されて、あるべき売上を達成することが理想中の理想である(笑)。
あるべきお客様が来店されるからあるべき売場が達成できる。
あるべき姿を追求すればあるべきお客様の来店動機に繋がるし、あるべき数値を追求すれば縮小均衡的にお客様が離れていく。
昨年は、当店のオープン前日に競合店が改装オープンした。
当店のオープン5日後に別の競合店が改装の為に休業した。
そして、二週間の休業の後に再び改装オープンを果たした。
なんとも落ち着かない一ヶ月が経過したのである。
よって、当店のあるべき姿に落ち着いたのは、7月の後半から。
そこからが本当の戦いであろう。
その後、昨年の12月には別の競合店が新規オープンを果たすのであるから、本来であれば今年の12月まで待って、本当の戦いの数値になっていくのだろうが、それを言ったらいつまでたっても終わらない。
当面は7月20日以降からが本当の昨年対比となる。
ここから妥協せずに数値を達成させていきたいものである。
| 固定リンク
« メンバーとの出会い | トップページ | 競合MR »
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
別の意味で痺れる毎日がおとづれるということです。
それもまた楽しいものですが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年7月 7日 (金) 22時44分
一年が回りいよいよ前年数値との闘いが始まりますね。当面は開店祝いの特需売上の前年が来ますから開店2週間後からの前年数値からのチャレンジになるのでしょうか。かなりの競合環境にあるお店と察しますので痺れる闘いとなりそうですがてっちゃんワールドがあれば怖い物なしですね(笑)。
投稿: dadama | 2017年7月 7日 (金) 21時20分