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2017年6月24日 (土)

ガイアの夜明けから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしているてっちゃんです。


先日のガイアの夜明け。

  巨大規制に挑む。

以前に放映されたJAの問題を取り上げた続編であった。

  バター不足の闇。
  酪農家の挑戦を阻むもの。

前回の番組も今回も、JAの存在価値を問う内容となっている。

  JAの存在価値。

零細農家を守る存在として、以前重要な位置を占めているとは思うものの、逆に面からの視点で見ると、その過保護な政策と保守的な姿勢が新たな勢力の進出を阻む保身的な存在として、ガイアの夜明けでは報道していた。

この番組を前回、今回と見ていると、考え方は国内の農業従事者の安定を測る施策なのではあろうが、意欲的により良い差別化を測ろうとする酪農家の行動を規制しその勢力を阻む存在としてのみ扱われているように思えるのだ。

  JAを通さずに流通させようとする生乳にも賦課金を掛ける。

明らかにJAを通さずに流通させる選択をする酪農家を潰す政策としか映らない。
JAの本来の目的は、国内の農業従事者の安定的な生産と暮らしを守ることを目的として存在するはずのJAが、内部の利害を優先する存在に終始している様が、放映された部分では明確に浮き出されている格好だ。

我々小売業界からすると、未だにこのような組織があったのかと思える違和感がある。

  自由な生産、自由な流通、自由は販売。

ダイエー等の存在により、小売業はメーカーや生産者から独立して自由な販売を獲得してきた歴史がある。

  流通に関しても問屋制度から直取引の併用に以降しつつある。

農業という生産面での自由化の遅れが逆に目立つようになってきたのだろうか。
農家が直に農産品をスーパーや直売所に持ち込んで賑わいを呈しているのも事実。

  ますますJAを通さずに農産物が流通している現実。

零細農産者の保護の行き過ぎが、明日の農業の眼を潰しているのだろうか。

  ガイアの夜明けからの改革。

前回報道された「ヤマト運輸の現状」。
この報道をきっかけとして、宅配業者の労務管理が大幅に改善された。

  今回もこの報道をきっかけとしてJAの改革が進むのだろうか。

どう見ても現状のJAの存在価値は、発足当初の意義から外れ、JAの保身を最優先にした独占企業の負の部分が目立ち始めているようだ。

  生産者も消費者も共に嬉しい農業事業。

そのきっかけとなってくれるガイアの夜明けの放映になってほしいものである。







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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
青果上がりのお二人のご意見はマトを得ていると思います。
同じ商品でも「顔」が見えた途端になくなってしまう。
また農家さんが直接売場に持ってくる商品の売価は圧倒的に安い。
このことは何を物語っているのか。
鮮度と価格で圧倒的な差別化が地場野菜コーナーの集中度を高めているのでしょうが、いかに間の中間マージンが高いかの現れでもあるのでしょうね。しかし、安定した品揃えには中間仲卸は絶対に必要でもある。
スーパーというワンストップショッピングを目指した段階である程度の妥協も必要なのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2017年6月24日 (土) 23時51分

かおるさん、コメントありがとうございます。
かおるさんの立場から見ると更に本質が見えるのだろうと思います。
最近私も、報道の表と裏、この両面をしっかり認識しないと偏った味方でしか見れなくなることがわかってきました。
生産者も潤い、消費者も喜ぶ流通の仕組みを再度色々な場面で見直す必要はありますね。こうした報道が更にそれに拍車をかけるのは間違いないと思います。

投稿: てっちゃん | 2017年6月24日 (土) 23時44分

今日は素晴らしいコメントが書かれてますので臨時休業です(笑)。
生産者も正直者が馬鹿を見るような仕組みは如何なものかと思いますね。農家の方も上級品は個人で販売して、中級品以下をJAの選果場に流す話も聞いております。JAも時代の流れを捉えねばなりませんね。そういう観点ではJAの直売所は選外品を商品価値をつけて売る点では生産者と消費者の利害が一致した良い取組であると思います。

投稿: dadama | 2017年6月24日 (土) 22時23分

かおるです。
田舎に住んでいると ガイアの夜明け をリアルタイムで観れないので悲しいです。
放映があれば観たいと思います。
バター不足の問題が不定期に話題になりますが生乳の生産流通全体の仕組みの問題なので部分的な解決はなかなか難しいのかもしれません。
系統外販売にしても都合の良い時だけ自主流通にして都合の悪い時は組織の庇護を受けたい、では「ちょっと待ってよ!」となるのも組織全体を考えればわからないでもないところもあります。
いつも思うのですが生産者保護と消費者利益は本来相反するものではないはず。
世論調査でも8割の人が食料自給率は高めるべし、9割の人が高くても外国産より出来るだけ国内で作る方が良い…と答えています。
生産者も潤い、消費者も喜ぶ、そんな流通を目指したいと思います。

投稿: かおる | 2017年6月24日 (土) 22時07分

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