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2017年5月 2日 (火)

在庫過剰の弊害

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


在庫過剰。

  商売にとっては諸悪の根源。

しかし、簡単に在庫過剰から抜け出せない担当者も多い。

  何が弊害なのか?。
  誰の問題なのか?。
  なぜ過剰なのか?。
  どうすればいいか。

初っ端から「在庫過剰」と唱えてしまうと、商売上正常な計画、発注、仕入、売込みが機能しなくなってしまうから、あまり在庫在庫と言いたくはないが、それでも、在庫が過剰状態が続くと商売上負の遺産を改善できない状態が続いてしまう。

  在庫過剰。

その原因は全て店舗側にあることを認識しなければならない。

  バイヤーの送り込みが・・・。
  計画通りに売れなくて・・・。
  急にパートが病欠して・・・。
  発注ミスしてしまって・・・。

その理由は多々あるだろうが、入荷した段階から店舗側が如何に売場に出しきるかが最大の課題となる。

  そこが在庫過剰を未然に防ぐ一番のポイント。

どんな理由にせよ、仕組みとして売場に出しきる、または調理加工して商品化して出しきって、在庫をゼロにするという行動が絶対に必要である。

  ここで妥協する担当者か妥協しない担当者か。

ここが最大の分かれ目であろう。
しかし、簡単なようでなかなか出来ないのがこの部分である。

  そして次に「売り切る」という行動。

販売技術であり、陳列技術であり、値下げ技術であろう。

  要は、出しきるオペレーションと売り切る販売技術。

マネジメントと商売感の両方のマネジメントが必要となるから、この2項目を理解し実践できるかどうかが、商売のマネジメントを左右する項目となろう。

  そこが能力を分ける分岐点である。

そこから在庫過剰が発生し、その在庫過剰があらゆる悪の根源と化していく。

  最終的には粗利に大きく影響してくることになる。

その過程で売場に立ちはだかる壁となるのが、在庫過剰によって売場に変化がなくなるという弊害である。

  売場に変化のある店舗の特徴。

それは、在庫が常に軽い状態にあるから、その日に相場が下がった場合のバイヤーの送り込みにも、即対応して売場に出し切ったり調理加工して出し切れるのである。

  その日のバイヤーの送り込みが売場に即連動する。

そのバイヤーの送り込みを最大のメリットに変えられるか在庫過剰のデメリットと化してしまうかは、それ以前の在庫過多の状態に由来するものである。

  常に変化に対応できる状態にしておく準備。

それも、担当者の能力次第。

  まずは「出し切る」という習慣を身に付けさせること。

出し切るという習慣がいずれ販売技術を高めていく。

  在庫がバックヤードから売場に変わる。

それが出し切るという習慣のメリット。
商品がいくらバックヤードにあっても売上にはならない。
しかし、売場に出ればお客様の目に止まり、多少は売上に貢献できる。

  それだけでも、従来から比べれば雲泥の差。

売場に出し切られた商品は、売場でダイナミックさとしてお客様に認識される。

  認識されなければ、そこからが店長の仕事となろう。

売場に出し切るまでが担当者の最大の仕事であるならば、売場に出し切られた商品を魅力ある展開に変えていくのが店長の最大の仕事として、自らが認識しなければならない。

  それが店長の最大の仕事ではないだろうか。

そう考えると、在庫過剰の問題を解決しただけで、色々なメリットが教授されてくることがわかるのである。




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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
最終の在庫ゼロを習慣化すること以外は近道は無いと思いますね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2017年5月 7日 (日) 22時56分

在庫過剰。常に苛まれている重しです。(笑)あるのが当たり前の状態からどうしたら脱却できますかね〜。

投稿: かわらい | 2017年5月 7日 (日) 20時53分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
どの業界でも厳しい環境で育つと其れ相応の能力が身につくのでしょうね。
ぜひ、dadamaさんも部下に厳しい環境を与えてください。後々それが感謝になって返って来るでしょう(笑)。

投稿: てっちゃん | 2017年5月 3日 (水) 12時33分

先日、とあるお菓子の業者との会話をしていたらフルーツの担当者がお菓子の担当者になると売上は伸びる事が多いと話されてました。
フルーツとお菓子は購買動機が近い事に加えフルーツは生鮮物ですから売切る技術に長けていると。生鮮は鮮度が命ですから仕入れた商品を売場に出し切り売切る事が全てだと思います。
私が売場の応援に入ると鬼積み(笑)になるのも仕入れた商品を冷蔵庫で寝かす逃げの商売を断ちたいからなのでしょうね。担当者むは半泣きですが(笑)。

投稿: dadama | 2017年5月 3日 (水) 07時58分

taniさん、コメントがとうございます。
在庫をリスクと捉えるかチャンスと捉えるか。
何れにしても入荷してしまった商品は自分が取ろうが送り込まれような同じ在庫。
その在庫を売り上げになると思えばチャンスだしロスになると思えばリスクになってしまう。どちらを選択するかは担当者次第。
そう考えると、チャンスとして向き合うことが必須だと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2017年5月 2日 (火) 07時10分

過剰在庫、頭の痛い問題ですね。
在庫の整理が出来ないと次の手が打ちにくくなるばかりか、大きなロスを出してしまう事も。
バイヤーとしても、商品の送り込みだけでなく、在庫状況の把握と、販売のアドバイス、POP等々、後方支援の努力をしております。

投稿: tan i | 2017年5月 2日 (火) 05時59分

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