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2017年5月16日 (火)

カツオ相場

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


どうも今年も生かつおの相場が安定しない。

  この時期のかつおは鮮魚部門の売上を左右する。

特に、生かつおの売上ウェイトの高い東日本のスーパーは、ゴールデンウィーク以降は生かつおのお刺身での提案が主流となる。

昨日は、この季節の日本の気候を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-4cfe.html

その中に出てくる俳句。

  目には青葉
  山ほととぎす
  初がつお

江戸時代のこの時期を歌った俳句である。
当時の江戸っ子たちの大好きな季節のものを歌った歌として有名であるが、当時も初がつおは高価な代物だったらしい。

  1尾10万。

あるネットでのこの俳句の説明ではそのような表現をされていたが、まさかそこまでの高値ではなかっただろうが、我々一般庶民がなかなか口にすることができないほどの食材だったらしい。

そう考えると、現在の相場はそこまででは無いにしても、その他の食材が豊富に出回る現代では、特別にかつおのお刺身を食べずとも周囲には美味しいものが豊富にある。

  癖の強いお刺身。

かつお臭さを嫌う人も結構いるのではないだろうか。
しかし、その臭さを消してくれる薬味(根生姜、にんにく、みょうが等)と食べる生かつおは美味である。

  しかしそれもかつおが豊富に獲れた時代の話。

そのかつおとビールで涼を取るという夜の風物詩も今は昔のことなのだろうか。
その風物詩を支えてきたスーパーの鮮魚部門としては、この時期にかつおが相場高で売上を作れないというのは致命傷である。

スーパーの店内にはそれを補う食材は豊富にあるが、こと鮮魚部門に限定すると、お刺身の盛合せは好調に推移しているが、かつおの数値は激減。

  他の食材では賄えないほどの落ち込み様である。

以前にも記したが、チーム海産の店長としても大きなダメージである(笑)。

  特にゴールデンウィーク期間中から先週にかけては痛かった。

鮮魚部門だけが不振。

  要因はかつおの売上不振。

かつおの売上をカバーする商品やカテゴリーは他には存在しない。
それだけ、鮮魚部門のとりわけ刺身のカテゴリーでのかつおのウェイトは絶大であった。

思えば、この時期からのかつおは相場がぐっと下がり、半身分で500円〜600円前後で購入できたのだが、今年はその倍。

  安価でボリューム豊富なかつお。

だから、お酒のおつまみというよりも、主食としても重宝されたかつおである。

  お刺身。
  醤油漬け。
  味噌焼き。

その他いろいろな料理メニューにも登場する生かつお。
そのかつおが食卓から消えているというのは、我々にとっては大きなダメージである。

  一説には赤道付近での乱獲が挙げられているらしい。

昨今の秋刀魚漁も同様に近海に回遊する以前の乱獲が要因らしい。

  鮮魚部門のこの夏の大きな課題である。

しかし、更に大きな課題は「まぐろ」。
この件に関しては、また別の機会に。








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コメント

kiyo-mさん、コメントありがとうございます。
そうこう言う内にかつお相場が下がってきました。
昨日は私的には「初鰹」。
久しぶりに薬味たっぷりで美味しくいただきました(笑)。

投稿: てっちゃん | 2017年5月17日 (水) 09時58分

てっちゃん今日は!
ずいぶん前で記憶も曖昧ですが、江戸の豪商は初鰹が取れると、三浦や千葉などから早舟を仕立てて1~2匹を運ばせた!と読んだ覚えがあります。とにかく人より早く食べることを自慢するために金に糸目はつけなかったようです。

投稿: kiyo-m | 2017年5月16日 (火) 12時06分

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