母の日商戦
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
母の日商戦。
予想通りの展開。
昨年と違い、今年はゴールデンウィークからの切り離されて単独イベントとしての位置付けとなった。
更に、前日の雨と当日の曇り空。
お客様の来店動機は整った(笑)。
これらの条件は整えば、お客様はスーパーに買い物に来ないわけは無い。
案の定、日曜日最高の売上。
夕方以降の天候の不安定さもお客様の来店動機に拍車をかけたのだろう。
当店の場合も同様に、日曜日の午後からの数時間は忘れられない様な混雑ぶり(笑)。
“やっぱり母の日の恩恵か”
しかし、喜んでばかりはいられない。
刺身の動きが今ひとつ。
従来のイベントである、クリスマス、年末年始、ひな祭り等では、お刺身の盛合せが大人気であった。
特に中トロ入りのお造りが人気。
しかし、今年の母の日は趣が違っていた。
母の日当日ほど、中トロ入りの盛合せが人気。
そう、思い込んでいた。
しかし、結果は全くその手の類の商材が動かなかった。
母の日はお刺身ではなかったのである。
従来の母の日とは、その旦那様や子供達もお祝いのご馳走にありつけた時代。
美味しいマグロが食べられる日。
好物のお客様によっては多少心配の部分はある。
しかし、それも今は昔。
思えば、日本のイベントの中で、お刺身が食べられないイベントがあったろうか。
皆無である。
それだけイベント時の日本人とお刺身の関係は切っても切り離せない関係なのである。
しかし、今回の母の日はお刺身類が全くの不振。
逆に、仕掛けた「和菓子」や「洋菓子」は好調に推移した。
鮮魚部門だけが不振にあえぐ。
逆に、「シーフード」と呼ばれる部門が好調だ。
お客様の買い回りの変化。
お刺身という従来の発想ではなく、パエリアやアクアパッツァというメニューが人気のようだ。
しかし、それらとて、まだまだメジャーとは言えない。
今回の反省を元に、次のイベントに備え行かなければならないのだろう。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
母の日に刺身を調理。
最近私の上司も店舗で切身を調理してから本部に向かう日課のようです(笑)。
企業総出で鮮魚部門の売場作りをする時代になってしまったのでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2017年6月14日 (水) 18時07分
母の日は刺身を切っていました。(笑)大きな盛り合わせは諦め、よりどりセールは好調でした。全体の客数自体は伸びず、ハレの日の弱さを露呈しました。
投稿: かわらい | 2017年6月14日 (水) 17時47分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
母の日をひな祭りと同様に「女性」の日として捉え直していくべきかと思いますね。
プレミアム感の強いデザート類は意外に動きが活発でしたが、それも特定の商品が集中すると言う動きではなかったですね。
私も、いずれ意見交換の場が必要かと思いました(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年5月17日 (水) 10時05分
k、kさん、初コメントありがとうございます。
ご馳走=刺身
この構図が徐々に崩れていく今後。
鮮魚部門が次に仕掛けるメニューの模索の時代ですね。
今後ともよろしくお願い致します(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年5月17日 (水) 10時00分
私が勝手に仕掛けた店舗でも生ハムやデザートは好調でしたが、店舗専属でない悲しさで詰めの甘さも数々見られました。母の日もギフト需要の母=子供からみればおばあちゃんのテーマは絞りやすいのですが、家庭での母の日の食提案をどう発信していくのか?来月の反省会で皆様のご意見を伺いたいですね(笑)。
投稿: dadama | 2017年5月17日 (水) 09時13分
こんにちは、K〇ミのKです。初コメントさせていただきます。私も同じ考えで臨みましたが撃沈です。ロスが60%以上、月曜日も50%以上の結果。(u_u。)粗利も2%くらい落ちました。新たな施策必要ですね
投稿: k、k | 2017年5月17日 (水) 06時47分