6月商戦を前に
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
5月も今日で終わり。
6月商戦が明日から始まる。
一般的には、6月は年間で一番平均日販が低い月であろう。
とりわけイベントも無く梅雨にも入る。
こんな月だから、当社では創業月間に設定している。
創業月間として、毎週の強化特売。
更に、抽選会等のイベントも月末の土日に予定しており、意外に平均日販の高い月に位置するのである。
世間的には、6月のイベントは父の日のみ。
しかし母の日ほどの盛り上がりは無い。
というのが、母の日と父の日の一般的な認識の違いであろうか。
色々なアンケートでも、父の日でのしてもらいたいことの第一位は「感謝状」「似顔絵」らしい(笑)。
いずれも食には結びつかない要望。
以前は男が働き、女が家事を賄う。
そんな時代では、稼ぐ男を父の日でその労をねぎらう目的があった。
しかし最近では共稼ぎが主流。
稼ぐ男と稼いで家事を賄う女の立場は一転してしまった。
“今更、父の日?”
そして最近では飲まない男の増加で、食卓の賑わいも今ひとつ。
父の日は外食、普段は食卓。
父の日ほど、理(ことわり)を大切にした売場提案が必要であろう。
その為には、平常の日曜日からのご馳走提案が父の日の需要に結びつく。
なぜか?。
日曜日に夫婦で買い物に来た時に、男の食欲を喚起させる提案がされているかどうか。
男が父の日に「あのお店のアレが食べたい」。
そう、想像させる売場や商品が売場に散りばめられているか。
結局は、そこに行き着くのであろう。
父の日の出番は店長。
私は以前からそう思っていた。
自分が食べたいメニューを提案する。
男性店長が一年に一度、自分のわがままが許される日。
それが「父の日商戦」である(笑)。
他のイベントであれば、あらゆる情報から最適の売場を提案するが、父の日だけは自分の独断で食べたい売場を提案する。
とは言っても、ごく一部のスペースであるが。
そこに、自分の売場作りの夢が叶うのであるなら、一年に一度の夢を見て見たいものである。
そして、今年はうなぎが安価。
ここ最近は丑の日以外は国産うなぎを食べたことが無い男性諸氏が多かったろう。
今年は丑の日前に父の日で提案する絶好のチャンスであろう。
まして「アニサキス」騒動で鮮魚の生魚の刺身は壊滅的な状況である。
国産うなぎで多少なりとも売上を挽回したいものである。
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