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2017年4月 6日 (木)

再開店

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるディスカウントストアがオープンした。

  駅ビルに入るグロサリーのストア。

このディスカウントストア、以前にも同じビルに入居していたが、ビルの所有者が代わり一旦退去したそうだが、地域住民の要望を受け再び再開店したとのこと。

  生鮮の無いグロサリーストアの再開店。

当店からも至近距離であり、直線距離で1k程度であろうか。
しかし、生鮮を持たないディスカウントストアで、まして駅ビルの中への出店ということもあり、あまり重要視はしていなかった。

  どちらかといえば雑貨に支持のあるディスカウント。

生鮮はやってこないだろうと甘く見ていたが、当日売場を視察してみると、キャベツ、大根、ふじりんご等、せいぜい5品ぐらいではあるが、しっかり相当な安価で品揃えしているではないか。

  “やってきたか!”

そうは思ったが、せいぜいこの程度である。

  “この程度ならいっそのことやらない方がマシだろう”

そして、やはりこの青果物をカゴにするお客様は皆無であった。

  期待していない品揃え。

そうとでもいうべきか。

  “そんなことよりもっとやるべきことがあるだろう!”

お客様を代表して言わせていただくと、レジ待ちをなんとか解消しようとする姿勢を示せと言いたいところである。

開店時であるのに、レジ5台を解放するものの、増設レジも無くレジ待ちのお客様は20人近くにも上っていた。

  それでも誰もレジ対応しようとする姿が見えない。

この状況に並ぶお客様は、ほとんどがお酒や調味料といったこの日の目玉商品を購入するお客様がほとんどであるが、私なら二度とこのお店には来ないだろう。

  それを想定した対応なのかもしれない。

しかし、我々食品スーパー関係の開店時の対応とは180度の違いがあるものだ。

  “本当にリピーターを期待しているのだろうか”

ディスカウントストアとはいえ、リピーターのお客様が繰り返し来店してこその利益であり営業であろう。

  しかし初日からこの対応にはどんな意図があるのだろうか。

駅ビルに入居するディカウントストア。
ある程度、来店客数を想定して、それ以上は望まないとう姿勢がありありの出店。

  それはそれでありなのだろう。

しかし、当店への影響はその後もほとんど見られない。

  なんと無く拍子抜けする競合の出店であった。







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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
駅ナカ立地という条件はやはり交通事情という条件は最高なのだと思いますね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2017年4月27日 (木) 22時56分

失礼ながら、その企業で働く人がいるのが驚きですね。

投稿: かわらい | 2017年4月27日 (木) 15時54分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
店舗もお客様もドライな関係。
それもまた一つの商売なのでしょうか。
お互いの満足という商売人の営みとは相容れない形態ですね。
しかし、どこかで伸び代を残しながらの商売がリピーターを絶やさずに継続できるような気がするのですが。

投稿: てっちゃん | 2017年4月 7日 (金) 00時05分

おそらく開店は異常値の状態だから異常値には対応する必要はないとの判断なのでしょう。冷徹なまでも採算性に拘る。駅ナカ立地なのでサービスより利便性で採算を合わせるのでしょうね。お客様も割り切ると思われるので競合にはなり得ないのですね。

投稿: dadama | 2017年4月 6日 (木) 21時08分

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