初夏
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今週の火曜日。当地では最高気温が30度超の予報。
“この時期に30度を超えるのかよ!”
30度といえば、真夏日。
真夏日といえば、7月頃の気温ではないか。
ある一瞬の気温とはいえ、早い。
その前にも異常な高温(28度前後)があり、その時には特売の涼味麺が爆発して、早々に品切れしてしまったほどだ。
季節的には、桜の花が散り一気に気温が高まり、初夏の様相を呈してくるこの時期が日本人にとって一番快適な時期ではあろう。
朝夕は涼しいが日中は日差しを浴びたい気候。
私が記憶する日本の四季は、春と秋が長く、夏と冬は短いというイメージがあった。
しかし、最近の気候を見ると、春と秋が短く、夏と冬が長いというイメージに逆転してしまった。
それは事実なのかイメージなのか。
確かに、人間の暮らしが豊かになり、家庭のエアコンも当然のように機能している室内環境であるから、室内の生活環境が格段に向上した反面、我々の体が外への反応として上記のように春と秋の短さを体感しているのかもしれない。
そうは言っても。
4月中旬での30度越え。
7月の梅雨明けにはどうなるのか?。
早くもそんな不安さえよぎってくる。
猛暑日が観測史上初の○日。
そんな話題になるのは間違いないのではないか。
しかし、この高温で売場作りを一気に涼味やさっぱりメニューで切り替える気持ちの切り替えも出来たと言える。
“でも寒い日もあるよなぁ〜”
従来であれば、ゴールデンウィークまではそんな不安もあったが、この夏日を記録したことにより、潔く売場を夏型へ変える気持ちの切り替えもできるというものだ。
そば、そうめん、かつお、そして薬味。
従来の鍋関連の売場が涼味関連へ一掃される。
さて、いよいよ涼味の季節。
このような季節の変わり目においては、各社各店とも企業色が大いに出るものだ。
その違いを見るだけでも店舗のMRは楽しいものだ。
52週をしっかり捉えている企業の売場は統一感がある。
まず青果の薬味のコーナー化。
これは各企業ごとに大いに違いがあるように思える。
スパッと薬味を平台サイドにコーナー化する企業。
とりあえず鮮魚のかつお付近に関連陳列する企業。
全く薬味や涼味を定番から引っ張り出さない企業。
各社各様。
そこに企業の52週というか季節感への取り組みのスピードの違いが現れる。
“それはやりすぎじゃないの”
そう思うのもつかの間、最高気温が30度を超えてしまうのだから、初夏への切り替えは早めの方が良いだろう。
夏から秋への切り替えが早すぎる。
以前から最近の売場変更で、お盆終了後の一気に秋への切り替えに関しては、ちょっと早いだろうと思える企業もあるが、冬から春、初夏への切り替えは各社ともちょっと遅い企業が多いようだ。
最高気温30度。
これを機に、初夏への打ち出しを本格的に展開していく気持ちが切り替えができたのである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
そちらは風ですか(笑)。
今年は天候に悩まされてますね。
投稿: てっちゃん | 2017年4月28日 (金) 23時09分
気温も異常ですが風はもっとひどいですね。例年以上に天候に苦しめられております。現場の嗅覚頼りですね。
投稿: かわらい | 2017年4月28日 (金) 21時11分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私は、いずれ戻られるのではないかと思っている一人です。
その時は大きなうねりが訪れるのではないでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年4月22日 (土) 23時51分
気温マーチャンダイジングは大切と言われますがこれだけ激しい変化だと個店の判断がより求められるのでしょうか。当社も店長に対する権限と責任が強まりました。敏感な店長と鈍感な店長の店舗間格差がより大きくなりそうです。私は現場に戻りたいですが(笑)。
投稿: dadama | 2017年4月22日 (土) 17時45分