ヤマト問題から
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ちょっと古い話題になるが、
ガイアの夜明けで取り上げれた「再配達の問題」。
2月21日に放映されたガイアの夜明けは、アマゾンでのネット通販により益々ネット通販で購入した商品が短時間で宅配される時代に対して、その現場で働くヤマト運輸の社員の実態を放映した番組であった。
“今日のテーマは鋭い指摘だな”
その番組の内容の中には、あまりの過剰労働に今までの無償労働の不払い賃金を請求する場面も登場した。
固有名詞を出してのこの報道は問題になるな。
そう思った矢先に、ヤマト運輸側が早々に宅配料の改定等を打ち出す対応を示した。
そこから宅配業界の問題が取り上げられることになる。
特に、再配達に関する指摘を各報道機関は突いていた。
再配達に関してのあらゆる無駄。
その様な視点から宅配業界への世間の注目は相当高まりつつあると言える。
それと同時に、宅配業界の就業環境に対しての目も従来とは比べ物にならないほどの高まりである。
“ネット通販の方向性が軌道修正されるかもしれない”
そう思わざるを得ない状況になってきたのではないだろうか。
別に、この状況を喜ぶわけではないが、この方向性から考えると便利ではあるネット通販ではあるが、現実の人材不足を考えると後退せざるを得ない状況になっていくのであろう。
人材不足。
その余波は、小売業界以上に「外食」や「運送」といった業界では更に深刻になっているのであろう。
営業時間の短縮。
営業店舗の削減。
元旦営業の中止。
等々、働く従業員への労働環境の改善を図るべく、営業面での後退が進む中、ネット通販業界にも異変が起こっていくのだろうと思う。
それは我々リアル店舗から見れば歓迎されるべきことではある。
ネット通販からリアル店舗への回帰。
特にグロサリー系の商品群の回帰が期待できるかもしれない。
世の流れが、人材不足という事実から就業環境の改善へと向かい、リアル店舗への回帰へ向かうのならば、我々業界は大歓迎と言える。
ワンストップショッピングの重要性。
その重要性が再度認識されるのであれば、我々がコツコツと構築してきた従来の基本原則が再び我々を明るい明日へ導いてくれるだろう。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
外食も持っていましたね。
スーパー以上の人出不足。
その言葉からも、外食の現状は想像を絶するものがあるのでしょうね。
製造して品揃えをする「鮮魚」「精肉」「惣菜」に人が集まらないスーパーの現状の延長線に外食があると思えば納得です。
投稿: てっちゃん | 2017年4月12日 (水) 09時09分
ご承知の通り一部外食に手を出している当社。スーパー以上に人手不足が深刻です。いよいよもって営業時間の短縮や、日数の短縮などを考えないといけない状況になってきました。ヤマトと一緒で需要はあるだけに現場も経営者も決断をできずにいます。
投稿: かわらい | 2017年4月11日 (火) 19時51分
dadamaさん、簡単とはいえ、結構長いコメントありがとございます(笑)。
働きたい環境作りに邁進していきたいと思います。
投稿: てっちゃん | 2017年3月23日 (木) 19時27分
今日は激しい競合対策でお疲れと存じますので簡単に(笑)。
人員問題がこれから一番のリスクとなるでしょうね。若い人は減る一方ですから。私達の職場は女性に近い職場ではあるので魅力ある職務であれば働きたいと思う女性は居る筈だと思います。
働きたいと思う店舗環境作り、店長が今後最も力を入れねばならない課題ではないでしょうか。時給を上げてもなかなか集まらない時代、働き甲斐や自己の成長を見出せる職場環境はパートと言えど配慮せねばならない事だと感じます。
投稿: dadama | 2017年3月23日 (木) 13時20分