その場全力
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
私が以前の企業で労働組合の執行委員をやっていた頃に流行った言葉。
「その場全力」。
その場面に直面したら、その場の状況に対して全力で向き合う。
例えば、仕事場では仕事場の役職の顔をして役割を担うが、組合活動という場においては仕事とは相反する立場となるが、そこは立場を組合という組織の目線から見て全力で組合活動を全うするという意味である。
組合活動での「その場全力」。
それは、ある意味会社側の顔と組合側の顔を認めて、敢えて今はどの立ち位置に立つかという選択をするという少し深い意味があった。
まぁ〜、それは少し置いといて(笑)。
その場全力。
悪い言葉では無い。
例えば「全体朝礼」。
基本的には毎日実施している。
やっていないお店もあるだろう。
ヒトがいない、時間がない。
しかし、私は基本毎日実施している。
5分という短い時間で50名が心を一つに出来る。
それが毎日繰り返されることによって、自部門以外の人との交流が驚くほど交わされるのである。
その延長線上にチームワークが固く結ばれる。
皆で同じ目標を持った時に、スピードを持って対応できる。
その全体朝礼の時に、「その場全力」の話をした。
部門での仕事。
全体での仕事。
全体朝礼は全体としての顔で仕事をする。
部門としての仕事という側面だけを捉えれば、朝の開店前の貴重な時間を割いて5分間の時間を取られるのは、部門で働く立場、特に生鮮惣菜で働く立場としては痛いものだ。
だからと言って、全体朝礼をやらなければまとまりのない店舗ができてしまう。
結果どうなるだろうか。
個人が孤立して無機質な部門運営の為だけの目的で働く従業員ばかりになってしまう。
時給の高さや仕事の軽さで働くだけの場。
益々、従業員が流出してしまうだろう。
だから大切にする全体朝礼。
部門を離れて全体朝礼の場に出たら、その場全力で全体朝礼に向き合う。
その切り替えが大切なのだ。
そこで、開店品揃に携わる店舗内の全従業員と向かい合って挨拶訓練をしたりする。
情報の共有と元気や気持ち、笑顔の共有が生まれる。
だから、全体朝礼の場では仕事の事は頭から離れて目の前の従業員と向き合うことが大切なのだ。
それを、「その場全力」という言葉から学んで欲しいものだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
お休みを取れていないのが手に取るようにわかりますね(笑)。
一生に一度はそのような時期を迎えるのですから、それが今なのだと信じて乗り越えてください(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年3月21日 (火) 23時55分
その場全力。良い言葉です。
ご存知の通り、出来もしないのにあれこれの毎日。(笑)一つずつ真剣に取り組みたいですね。
投稿: かわらい | 2017年3月21日 (火) 20時52分
dadamaさん、コメントありがとうございあます。
御社にとっての「その場全力」とはその日その日の売場であり売上という捉え方ですね。
しかし、ある意味その真剣さをどう取り戻すかが各企業のこれからの課題なのだろうとも思われます。
「その場全力」=「その日全力」
そう言い換えて捉え直したいですね。
投稿: てっちゃん | 2017年3月 9日 (木) 17時41分
解釈は違いますが、当社も中長期展望が描け難くなってます。とりあえず今年、今日をどう持ち上げるのか?机上の計算より毎日のお客様とどう向かい合い、結果売上を達成していくのか。その場全力の意識をしっかり共有し1日1日を全力で同じ方向へ走らねばならない時ですね。
投稿: dadama | 2017年3月 9日 (木) 16時53分