結果に学ぶ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
行動すれば、結果が出る。
「やれば見えてくる」。
当たり前の事ではあるが、結果とは自分自身にとっても大きな意味を持つ。
「やった事からしか学べない」。
以前から何回もこの類の記事を書いているような気がする。
しかし、なかなか今までに無いことに対して、新たなチャレンジや挑戦が出来ずに不満を募らせたり愚痴をこぼしたり(笑)。
逆に言えば、日々のルーティン業務を抱えているから、そのルーティンから外れて違った行動を取りづらいという側面もあろう。
日々ルーティンをやり続ける。
このこともまた大切なことであり、この継続が力になり差別化になり、自分を鍛えてくれることもまた事実。
仕事の基本は継続から磨かれる。
この事には誰も異論をはさめないであろう。
しかし、それは我々の業務の工場的側面である。
我々は商売人でもある。
変化に対応する仕事も多々あろう。
天気に左右される。
季節に左右される。
祭事に左右される。
相場に左右される。
時代に左右される。
お客に左右される。
商売を取り巻く全ての事象に左右されて、結果が変わる。
左右された結果に学ぶのである。
特に店長はルーティンにあまり左右されない存在でもある。
店長とは店舗運営の仕組みを構築する役割。
この役割を着実に実践していくと、自分はフリーになれる確率が高まる。
フリーの時間をどう活かすか。
チャレンジするのである。
例えば、売場のレイアウトを変えてみる。
大きな変更は出来ないまでも、少し移動できる什器の配置を変えてみたり、客動線に対して斜めにしてみたり。
その事によって、客動線に対して商品が直角にお客様に向く事になる。
客動線に沿って歩いてきたお客様が立ち止まる瞬間。
それは、普通に歩いてきたところに、いきなり自分に対して顔を向く売場に遭遇するからである。
このようなチャレンジの結果から見えてくるもの。
それが、自分の力になり引き出しが増えるのである。
“レイアウトを変えたら客動線がこんな風に変化した”
“レイアウトを変えたらこの売場にお客様が集中した”
“レイアウトを変えたら客単価がこんな風に高まった”
色々な効果が見えてくるだろう。
その実績が自分の引き出しに収められる。
このチャレンジと数値変化が自分の能力になっていく。
そして、その積み重ねだけが、自分を成長させてくれるのである。
結果。
実行した末の結果。
実行したからこそ得られる結果。
それを自分で考え自分で実行し、自分で結果を受け止める。
この流れだけが自分に本物を学ばせてくれるのである。
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コメント
すみません。名前入れてませんでした!(笑)
投稿: かわらい | 2017年3月16日 (木) 21時13分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
状況からして「かわらいさん」と思われましたので、そのつもりでコメントいたします(笑)。
販促面を早々に部下に移譲して、店舗運営面と人事面にシフトすべきでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年3月13日 (月) 21時50分
新体制で始まった新年度。新たな部署で色々とチャレンジしてみたいですね。失敗ばかりだと縮こまってしまいますが。(笑)
投稿: | 2017年3月13日 (月) 21時10分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ルーティン業務の無いDNA。
なんか羨ましいような(笑)。
しかし現実に私標準化の進んだ企業に勤務していると、自分の知らない世界で地球が回っているところも多く、また自分が立ち入れない領域も多く、変えられないもどかしさもあるのも事実。
まぁ、あまり深く考えずに隣の競合店といかに戦うかを問い続けていきたいと思います。
投稿: てっちゃん | 2017年3月 8日 (水) 07時40分
当社の場合はルーチン業務が無いのが悩み(笑)。仕組みを作っても徹底が出来ない。良くも悪くも当社のDNAですね。時代の流れから標準化、仕組み化は必須なのですが現場のニーズと本部手順が合致しないまま標準化を押し進め
結果弱体化したのが現実でしょうか。個のリスク回避の標準化の筈が個の良さまでも消してしまう。標準化・仕組み化すべき点、個の力を認める点を現場と本部が共有してる組織が理想でしょうか。きっちりと仕組み化して成長し続けている企業も多々ありますがハード・ソフトの両面が標準化してないとどの企業にも当てはまるとは言えませんね。
投稿: dadama | 2017年3月 7日 (火) 22時40分