« 上司を選ぶ時代 | トップページ | 定義付け »

2017年3月30日 (木)

不器用のメリット

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前に記した記事。

  「逆転の発想」

http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-527f.html

自分の弱みを克服する行動が、いつしか周囲に強みとして印象づけていく。
そんな内容であったが、世の中にはこのような事例がそこらじゅうに転がっているような気がする。

  自分に置き換えてもそうだ。

私は自分でも嫌になる程「字」が汚い(笑)。
これは小学校の時からの劣等感。

  “なんで自分は上手く字が書けないのか”

周囲を見渡すと、見事に読んでいて心地よいほどに綺麗に字を書く同級生が多かった。

  それに引き換え自分が書く字はバランスも悪く統一感も全くない。

よって、自分で書いた字を自分で読むことが嫌いでもあった。
そんな自分だから、人より先にワープロを覚えようと先手を切って購入したのである。

  お陰でこのような分野には積極的になれたのだろう(笑)。

また、この字の汚さのおかげで、逆に「目立つ」というメリットを手にいれた。

  下手なりにも一生懸命にやることで評価されるという事実。

そんな世の中の原理原則というようなものを知る。

  歌も下手だから未だにカラオケには行かない。

しかし、これも一生懸命歌っていると周囲にはなぜかウケた(笑)。

  「おい、わざと外して歌うところがウケるね。」

真面目にそう言われたこともある。
一生懸命に行動すると、周囲からは別の意味で評価されることを知ったのである。

  “自分で不得意と思い込んでいただけか”

しかし不思議なもので、人間は結果だけで判断しない動物なのであろう。

  一生懸命に行動する。

その過程を知る者にとっては、結果を見る目が変化するのだろう。

  その過程を知るから結果を見る目が逆転するのだろう。

店舗にもマイク放送が苦手な方が多い。

  店内に自分の声が流れるのが恥ずかしい方が多い。

特に、店舗を開設した当初は、マイク放送で従業員の呼び出しを苦手とする事務担当者が多かった。
また、最終の売り切り等でマイク放送を使って店内のお客様に対して惣菜やベーカリーの売り切りを実施するパートさん達も、マイク放送を苦手とする方が多かった。

  今でもそれは変わらずである。

逆に、どんどん上達している方もいる。

  “見事なマイク放送だな”
  “俺よりも上手いじゃん”

そんな方もぼちぼち出現し始めてきた。

  だからと言って下手な方が不評かと言えばそうでもない。

あるチーフが言ったことがある。

  「下手でも一生懸命さが通じるんじゃないですか(笑)。」

その通りである。

  要は、お客様にどう伝わるか。

だから、下手は下手なりに、逆にお客様がしっかり聞いてくれるというメリットがあるのである。

  見事なマイク放送は聞き惚れてしまう。

言っている内容ではなく、そのリズミカルな声と抑揚に聞き惚れてしまうから、その内容が飛んでしまうことが多い。

しかし、バランスが悪く抑揚もズレているマイク放送は、逆によく聞き取ろうとする気運が働く。

  “なんて言っているのだろう”

特に、夕方以降の値下げの案内などは、聞きもらせないという気持ちにもなる。
そこで、下手なマイク放送がかかると、逆に聞き耳をたてるのが人間である。

  大切なのは、一生懸命。

そこには必ず明るい未来が待っているのである。





|

« 上司を選ぶ時代 | トップページ | 定義付け »

商売」カテゴリの記事

コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
不器用を素直に認めると、楽になれますよ(笑)。
字が下手、伝達が下手、絵が下手という前提を忘れて、俺はこれで勝負するんだ、という発想が必要かと思います(笑)。

投稿: てっちゃん | 2017年4月17日 (月) 22時35分

不器用のメリット。出せてないですね~。不器用なままやろうとしてないので。(笑)てっちゃん会のみなさんの素晴らしいコトPOPを見て自分もやろうとは思ってはいるのですが。(笑)

投稿: かわらい | 2017年4月17日 (月) 20時02分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
そう考えると、一個人が企業に入社から成長過程を経て、組織のリーダーになっていくその都度その都度の働きがいというものは微妙に変遷していくものなんですね。
私も入社当初は次への腰掛け程度でしか考えていませんでしたからね(笑)。
だから、販売という場面には全然興味がなかったものです。今では考えられませんが😅。

投稿: てっちゃん | 2017年3月31日 (金) 00時05分

私は職務自体が不器用と感じ続けていましたね。男厨房に入らずを見て育ちましたから食材の提供をする職務には抵抗感や劣悪感を持っていました。この業界に入った理由は当時、スーパー業界も多角化真っ只中の時代で物売り業から総合サービス業を目指す時代でスーパーで旅行業をしたいと思っておりました。30代で何度転職しようと思ったか(笑)。幸いにも同僚や上司、部下に恵まれ今まで全うして参りました。
意識が変わったのは自分の仕入れた商品にお客様が躍る事を覚えた時からでしょうか。自分の仕入れた商品にお客様が期待していてくれる。
今の私は会社ではなくお客様が育ててくれたと思ってます。お客様はシビアだが裏切らないですね。お客様に何を為して喜んで頂けるのかを一生懸命考える事が働き甲斐であるように感じるこの頃です。

投稿: dadama | 2017年3月30日 (木) 15時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508103/65080351

この記事へのトラックバック一覧です: 不器用のメリット:

« 上司を選ぶ時代 | トップページ | 定義付け »