逆転の発想
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
人にはそれぞれに「強み」や「弱み」がある。
しかしその二つに明確に区分けできるほど単純ではない。
自分では強み思っている部分が、他者から見れば弱みとして認識されていたり、短所と思っていた部分に部下が逆に癒されていたり。
要は、強みにも弱みにも変化するということ。
これが強みと弱みの本質であろう。
先日、ある部下と話をした。
「この売場を毎日の販促コーナーとして強化していこう。」
「よって、この棚板を下に下ろして平台風に使えないか。」
「毎日ここでは日替わりで企画品を単品量販してみよう。」
そんな話を部下と確認した。
その翌日には打ち合わせ通りの売場が出来上がっていた。
私は部下に言った。
「随分早いな(笑)。」
部下は私に言った。
「忘れないうちにやりました(笑)。」
話を聞くと、自分は忘れやすい体質なので、記憶にあるうちに実行したということだ。
自分の弱点(弱み)を逆手にとった例。
そういうことだ。
スピードというキーワード。
それは、「忘れる」という弱みによってスピードを失う。
しかし、「忘れやすい」という体質を自分で認識していれば、忘れないうちにやろうとするスピードに転換できる。
“自分は忘れやすい弱みがあるので、忘れないうちに行動する”
そのような認識に転換できれば、スピードという強みを獲得できることになる。
まさに逆転の発想である。
思えば、今現在の自分の強みって、過去はどうだったのだろうか?。
販売力、リーダーシップ、率先力、継続力。
人それぞれに色々な強みを自分で認識している方がいるだろう。
しかし、それは初めから、仕事をする前から自分に備わってきたとは限らないだろう。
逆に弱みと思っていた部分が強みになっていたりする。
その転換点はどこだったのか。
それはおそらく上記のような体験があったからだろう。
自分の弱みを強みに転換できた。
自分の場合もそのような事例はいくつもある。
最初から強みを持った人間などいない。
どこかで弱みを逆転させて強みにしているのだ。
そして、それを「成長」というのであろう。
人間の成長。
それは、自分の弱みを強みに逆転させていく、オセロゲームのようなものである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
自分の弱みだと思っていた部分も、発想を変えるといずれ強みとして差別化できるまでになっていくものです。
何を隠そう、私も当初の弱みは売ることでした(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年3月21日 (火) 23時59分
弱みを強みに変える。そう考えると課題も明確ですが、山積みですね!(笑)
投稿: かわらい | 2017年3月21日 (火) 21時10分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私もそんな査定を受けてみたいですね(笑)。
強みも弱みも素直に受け入れられそうな気がしますが、毎年それを繰り返すとなると、どれほど改善できたのか、その努力をし続けられるのかは不安ですね。
投稿: てっちゃん | 2017年3月10日 (金) 23時57分
他人の弱みは見えても自分の弱みや弱点を指摘されると否定したくなりますね。当社には部下から見た上司の強み・弱みを定期的に調査、フィードバックする機会がありますが強みは素直な聞けても弱みは「誰が書いた?」とイラッとする事も・・・と言うか素直に聞かずイラッとする態度こそ弱みなのですが(笑)。
投稿: dadama | 2017年3月10日 (金) 16時08分