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2017年3月18日 (土)

ガイアの夜明けから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日放映された「ガイアの夜明け」。

  中小規模の食品スーパーがテーマ。

まず放映されたのが、福岡県うきは市の「サンピットバリュー」。

  実はここの社長さんは「てっちゃん会」のメンバー。

数年前までは赤字に苦しんでいたという。
しかし、日曜日の店内は多くのお客様で賑わっていた。

  なぜか?。

来店されているお客様がこの店舗を応援したいという信頼関係があるから。

  理由はこの店舗内に学習塾を開いているから。

かって塾講師の経験を活かして、この店舗の2階で午後6時から学習塾を開き始めた頃から、地域貢献を地域住民の方に評価され「応援したい」というお客様からの信頼を得たからだという。

  店内に学習塾。

それはそうそうどの企業やどの店舗も真似られることではないのだろうが、このように店舗とお客様や地域の方々との交流の場を店内に導入し、更にお客様との何気ない会話が以前にも増して増えていけば、お客様も「このお店を応援したい」という意識になり、来店頻度も高まるのであろう。

更に、学習塾で学んだ子供達がいずれ成人して地域に住んだ時に、同様にこのお店を応援したくなるという意識は絶対に途絶えないだろう。

  お互いに応援しあえる関係。

それが、地域スーパーの存在価値となる。
しかし、そこから先、このお店が地域の中で更に支持されていくためには、絶対的に売場の魅力が必要となってくる。

  その魅力度のバランスが高まってきているのであろう。

そうでなければ、地域貢献だけでお客様が増加しているとは思えない。
地域貢献を一つのきっかけとして、店内の売場の充実をどう図ったのかを更に深堀して見てみたかったとは思った。

更に取り上げていたのは、香川県高松市。

  ここも大手と地域スーパーがひしめく激戦区。

ここで鮮魚部門を市場感覚で運営する「新鮮市場キムラ」。

  市場のような地べたに直置きの海産物。

そこから氷の溶けた水分が床に流れているのである。
しかし、そこから更に店内に入ると通常のスーパーのように清潔感のある店内になる。

  そこには地元の業者(飲食業)の方も買い出しに来るほど。

地元市場には、キムラの店舗担当者が個店ごとに買い出しに来るのである。

  いわゆるバイヤーはいない。

その分、個店の担当者がバイヤー兼チーフとして仕入れから販売までを一元管理しているようだ。

  元を正せば、商売の本来の姿。

今でこそ、チェーンストア理論に従い企業の効率の為に、本部バイヤーが仕入れを主に担当し、現場の担当者が販売を主に担当する役割に移行し、いわゆる「作」と「演」の関係が語られることになる。

しかし、「作」と「演」の話に進化していく以前には、「作」と「演」は分割されずに一元管理されていた訳である。

  それは、仕入れて販売するのが原点であるから。

その原点で商売をしているということは、何より現場の強みとなる。
その仕組みを頑なに守りながら進化してきた企業。

  それが今取り上げられている。

現場の強み、鮮魚の強みを再認識させられる放映であった。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
仕入れて販売する。
口で言うは簡単ですが、早朝から深夜までの労働時間を考えると、相当負担をかけることになりますからね。
それでもある一時期にそんな経験は、長い人生の中でも貴重な時間となるでしょう。

投稿: てっちゃん | 2017年4月 4日 (火) 00時00分

私も録画で見させていただきました。両店ともなかなか真似のできない差別化をしていましたね。特にキムラさんは働いてみたい!と思いましたね。

投稿: かわらい | 2017年4月 3日 (月) 21時43分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
店長に求められる能力。
いやはや、これらを全てカバーするのは至難の技ですね(笑)。
特に私がいちばん苦手とするのは「コスト管理」でしょうか。
また女性の活用もdadamaさんの手腕をFacebookから学んでおります(笑)。

投稿: てっちゃん | 2017年3月19日 (日) 00時00分

業界紙の最新号に今求められている店長の役割・職務についてのアンケートがありまして①店舗の問題発見、解決②従業員のマネジメント③店舗のコスト削減・売上利益の確保④従業員の採用・・・そして5番目に地域との関係構築⑥マーケットリサーチ・顧客ニーズの理解⑦商圏のニーズを売場・品揃えに反映させる。
①~④は伝統的店長に求められる職務。
変化してきているのが⑤~⑦の項目。即ち標準化や本部集中化によるチェーンストア理論が曲がり角に来ているのだと思います。
当社の今期の最重要課題も「個店力」
店長もトップダウンの本部MDから自ら地域に入り込み最適化を図る資質が求められますね。私の現職務も将来的には店長がすべき職務であり、重要性を伝えていかねばと感じています。店長は地域のバイヤーであるべきですね。
更には現場力、特に女性の力。お客様の大半が女性なのですから女性目線で作る売場は共感を呼ぶでしょうし働き甲斐にも通じる。
女性がイキイキ働くお店は活気あふれ商品の鮮度にも結び付いていく。
女性をその気にさせるスキルも店長は求められますね・・・てっちゃんは満点ですが(笑)。

投稿: dadama | 2017年3月18日 (土) 21時36分

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