沈黙(続編)
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日は、沈黙は金の前編であったり。
最初っからの脱線(笑)。
今日は、沈黙に関して本来皆さんに伝えたかったメッセージとなる。
ある業界紙での話題。
その業界紙では、巻末にコーティングに関して、漫画を利用して分かりやすくコーティングの基本を説いているのだが、今月号を見ていたら、まさに「沈黙」がてーまであった。
コミュニケーション時の沈黙。
特に店長とチーフが業務上のコミュニケーションをとっている時に、店長の質問に対して言葉が出ずに「沈黙」が訪れた時の店長の対応について記されてあった。
部下が沈黙を続ける時の状況。
1.唖然。
2.不明。
3.躊躇。
4.思考。
5.回避。
上記の5つの場面が想定されるという。
この段階で私は「面倒クセェ〜ナァ〜」と思った(笑)。
通常の会話をしていて、部下が沈黙に陥った時に、上司は上記の5つの場面を一つ一つ想定しなければならないのか。
そう思っただけでうんざりしてしまった。
更に、記事には、相手が沈黙に陥った時には、30秒間はじっと待つと記されてあった。
ますます面倒クセェ〜と思った。
“30秒も待ってたら明日になっちまうべ!”
お互いに30秒も沈黙を守ったら、気まずい状況であろう。
30秒もお互いに黙っているというのは、結構な時間である。
その30秒で次の一手への手がかりが生まれるだろう。
その時間をお互いに黙って沈黙を守るという時間の無駄。
そう思ってしまったが、続けて読んでいったら、意外に気づかなかった面が見えてきた。
長い沈黙は答えを見つけるための時間であるという。
部下が答えを見つけるまでの時間であり、途中でこちらが痺れを切らして畳み掛けるように突っ込んでしまうと、相手の思考を途中で中断させることにもなり、マイナス効果であるという。
過去の自分がそうだったか。
とかく、店長は短い時間の中での部下とのコミュニケーションの場合、一方的にまくし立てて話を押し付けてしまいがちではある(笑)。
特に相手が黙り込んだ時はその傾向が強くなる。
しかし、一歩待てよ、と自らに問いかける必要があるのではないか。
唖然、不明、躊躇、思考、回避。
特に、唖然と不明の場合はもう一度相手にわかりやすく説明する必要はある。
躊躇、思考、回避の場合は相手の迷いを払拭する必要があろう。
相手の沈黙に対して、30秒ルールを徹底しみてる。
心しておきたいものである。
| 固定リンク
「マネジメント」カテゴリの記事
- 組織運営能力の評価基準(2023.09.22)
- 年上部下と年下上司(2023.09.20)
- 事例の共有スピード(2023.09.16)
- MDプロセスの最終課題(2023.09.11)
- 販売業務の課題(2023.09.09)
コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
本当にこのようなコミュニケーションを実行している上司がいるのだろうかと疑問に思うのですが、頭には入れておきたい項目でもありますね。
投稿: てっちゃん | 2017年2月13日 (月) 21時42分
30秒って長いですよねー。(笑)五つの場面全てで聞き返してもらいたい!(笑)
投稿: かわらい | 2017年2月13日 (月) 20時55分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
コミュニケーションはリズム感が大切。
こちらの投げかけにリズム感よく反応してくれるから次への発想が想像的に展開していくもの。
しかしおっしゃる通り十人十色。
その余裕も時に大切なのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2017年2月 9日 (木) 22時04分
私もレスポンスの低い相手は苦手です。間髪入れず反応があるメンバーは可愛いですよ。
然しながら個人の性格は十人十色。個人の個性を見極めて対処するのが管理職ですね。
投稿: dadama | 2017年2月 9日 (木) 21時22分