弱みを武器にする
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
人間、誰しも強みと弱みを持つものだ。
上位職になればなるほどそれを隠したがるもの。
例えば、店長ともなると、全ての部下に指導しなければならない。
店長とは全てにおいて部下よりも優っているべきである。
そんな錯覚を持ったら危険である。
なんでも自分が中心。
全ての事項に自分が誰よりも勝ろうとする姿勢とその為に色々な場面で学ぶ姿勢は非常に大切ではある。
しかし、全てにおいて自分が中心になっていはいけない。
餅屋は餅屋。
自分より勝るものを持つ部下に譲るべきことは譲ること。
この姿勢の方が組織を預かるものとしては、もっと重要であろう。
なぜなら、店長として組織のリーダーとして大切なのは、自分が預かる組織の力を最大限に高めること。
部下の能力を引き出しそれを組織力に繋げられるかということ。
そして、リーダーは自分の強みの部分に関しては、自分でやってしまうというデメリットに転換してしまうという側面もある。
逆に、苦手と思うところは常にそれを出来る誰か、専門家に頼ろうとしてそこに関しては他の有能な人材に任せる側面もある。
私の得意分野。
販売、陳列、生鮮、方針計画立案等。
逆に不得意分野。
管理、メンテナンス、基本の継続、レジ打ち(笑)。
先日、休憩室であるパートさんから問われた。
「店長はレジを打たないんですか?。」
きついところを突いてくるなぁ〜と思いつつ答えた。
「俺は絶対にレジは打たないよ。」
「えっ、どうしてですかぁ〜。」
「俺がレジを打つとクレームになるから(笑)。」
販売面の延長線での接客は得意中の得意だが、レジを専門にした接客は大の苦手。
よって、レジうちでつまずいてお客様のイライラした態度を見るともうチーンである(笑)。
“何をそんなにイラついているんだよ!”
表面上はすまなそうな態度をとっていても、内心はこちらも湯気が登りそうな状況。
だから、絶対にレジには入らない。
レジに入らないので、混んだ時はどうするか。
代わりにレジの打てる人材を登用するか教育する。
だから、私の在籍したお店では、レジの人材はそれなりに潤っていた(笑)。
“絶対にレジには入らない”
その覚悟が、必然的にレジの人材やレジ打ちも兼務出来る人材を擁していた。
それは、私の弱みではあるがメリットにもなっている。
自分の弱みを素直に認め、それをカバーする人材を確実に用意していたから。
別に、自慢出来る事柄では無いのだろうが、 その事で人材不足に陥らない状況を必然的に作っていたというメリット。
それは逆に組織としての強みに転換できたという事。
このような部分ではリーダーは頑張りすぎない事である。
だから、部下の強みをしっかり認識する事。
その事で、部下の強みに関わり、部下の仕事ぶりの評価に繋がる。
それが部下との信頼関係の構築に繋がる。
それを組織マネジメントという言うのであろう。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
当社もトレーナーが本来の仕事ができずに店舗フォローばかりですね。
尚更、差別化された部門運営ができない現状ですね。
投稿: てっちゃん | 2017年2月23日 (木) 22時11分
確かに肉を切れと言われても困ります。(笑)任せるしかないと言うのが本音でしょうか?それだけに休めなくなる様な人員不足に陥った時のフォローが大変です。最近はそればかり。(笑)
投稿: かわらい | 2017年2月23日 (木) 21時22分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
活き活きとした職場。
それは、リーダーが目立たず部下がその分目立つ存在でなければならない。
それでもリーダーシップを発揮するタイミングを心得ている。
組織に強いリーダーとは、という問いに答えられる店長像を描いていく必要がありますね。
投稿: てっちゃん | 2017年2月20日 (月) 21時57分
KOZOさん、コメントありがとうございます。
それ以前の問題ですね(笑)。
人手不足、早々に解決したいですね。
投稿: てっちゃん | 2017年2月20日 (月) 21時39分
いくら一人で足掻いてみても聖徳太子にはなれませんね。管理職は十人十色の個性を如何に引き出し店舗全体の活力に変えていけるのかを問われる時代だと思うのです。イキイキとした職場には売上も人も集まる。私の経験論です。もう少し一緒に楽しみたかったのですか(笑)。
投稿: dadama | 2017年2月20日 (月) 21時24分
昨今の人手不足により、得意、不得意以前の問題で惣菜の煮炊き、弁当作り、揚げ物、レジ打ちまでやらされています(苦笑)
投稿: KOZO | 2017年2月20日 (月) 19時17分