商売の原点
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
定期的に送られてくる業界紙。
興味深い記事が載っていた。
精肉の専門店の取締役の方が載せた記事であった。
難しいことは考えない、ただ売るだけ。
そう、ロスや廃棄を主として考えるのではなく、それ以前に「売ること」を考える。
売上拡大が最善のロス対策であり廃棄対策である。
そう言い切っていた記事を読んで、澄んだ気持ちになった(笑)。
“その通り!”
業績に対しては、いろいろな切り口がある。
売上、粗利を最大化するために。
その為に、粗利率を安定させる切り口。
その為に、ロスや廃棄、回転率等をコントロールする切り口。
結果として、ロスや廃棄を最重点に管理する手法。
それが高じてくると、売場に商品が陳列されなくなったり、製造数量を抑えて売れる数だけ製造販売する方向へ進んでしまう。
結果として、売る力が減退していく。
この記事では、販売数量を伸ばすことによってロス率は必然的に改善されていくという発想。
よって、如何に売るかに焦点を絞って最善を尽くすことが最大のロス対策であると言い切っている。
その為には、品揃えを良くして陳列量を増やし目立たせること。
結果的にロス率が改善され粗利率も改善される。
その継続が、売場を差別化させる最大の要因であると記してあった。
売ることを最優先に考える。
組織全体がその方向で商売を考えるから、販売力は群を抜く。
一人一人の売ることに対しての情熱。
そのような情熱が、活気となり、ますます売場が差別化されていく。
売るという単純な情熱。
そんな情熱が少しずつ現場から消えているような気がしてならない。
組織的な売場作りには長けてきたが、売場から発せられる「売る情熱」が弱くなってきている。
いろいろな要求が現場に課されているのが要因か。
もっともっと売ることに徹してみたい、今年度である。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
ロス対策=売り切る技術。
そんな捉え方で、最後の最後までどう売り切るかを見通した計画と販売を実行していきたいですね。
投稿: てっちゃん | 2017年2月 6日 (月) 06時17分
ロスの削減を目標にしてロス率が下がった事は今まで記憶にありません。(笑)売るのが楽しくてこの仕事をやっているのでやはりまず売ることを一生懸命やっていきたいですね!
投稿: かわらい | 2017年2月 5日 (日) 20時57分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
いっときの改善はできるのでしょうが、継続して売上・利益を伸ばしていくには、やはり王道を歩しかないのかと思います。
投稿: てっちゃん | 2017年2月 3日 (金) 07時21分
売上が頭打ちの状況で利益を上げようとするとロス率の改善が特効薬のように見えてしまうのでしょうね。POSデータに頼り陳列量を最適化する事で売場のボリウム感や鮮度感が薄れ更に売上が低迷、ロス率が増えていく。定番と売込み商品の販売手法も意外とルールは存在しない。定番は仕組みと標準化手法で基本の徹底に心がけ、売込み商品は担当者の感性や意欲で最大の売上にチャレンジする。本部MDとロス率改善の雁字搦めになって無機質な売場になっている所に売上低迷の原因があると感じています。
投稿: dadama | 2017年2月 2日 (木) 22時02分