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2017年2月10日 (金)

主力品を磨く

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年の店舗方針。

  現在作成中ではある(笑)。

しかし、内心思っていることがある。

  主力品を徹底して拡販していくこと。

旬やイベント、話題の商品への対応は必要であろう。
しかし、平日の販売面での主力品にもう一度目を向けて、商品であり販売でありを磨きこんでみたい。

  主力品では競合店に圧倒的に差別化する。

この実践によって、お客様の当店への反応や数値的反応がどのように推移していくのか。

  ここにもう一度トライしてみようと思っている。

主力品と一口に言っても、部門毎に捉え方は違うだろう。

  青果の主力品はりんご。

これは、年間通しての話であって、あるいっときの話ではない。
だから、果実に関してはやはりその時の旬の商品が当然主力品に位置付けられる。

  鮮魚の主力品はまぐろ。

これはそのまま年間を通してもその通りである。
相場高のまぐろ。
しかし、価格を出せば必ず売上を作る。

  “まぐろならあのお店”

そのような口コミでの評判を販売側の努力でどのように構築していけるか。
鮮魚部門の場合はカテゴリー毎に主力品が明確になっているので、逆にカテゴリー毎に主力品を設定して磨いていける部門である。

  精肉の主力品は豚。

そのように大きく捉えてしまうと磨いていく切り口が見えなくなってしまう。
従来の精肉部門は、ご馳走感を演出する為に牛肉の強化を図ってきた。

  そしてその効果は抜群であり日本人の食生活にマッチしてきた。

だから、売上規模が高いお店ほど、牛肉の売り込みが有利となり強みを発揮出来たのも事実である。

しかし、今後はそれに加えて豚肉を如何にお客様の満足を得る商品に出来るかが大きなポイントとなると思っている。

  なぜか?。

中小スーパーにとってはナンダカンダと言っても、豚肉の売上ウェイトは高く、利益を大きく左右するカテゴリーだから。

  しかし商品開発をすることではない。

我々の仕事は、バイヤーが選択した豚肉を信じてお客様に売り込むこと。

  その「一番の売り」をお客様に訴求し続けること。

これが、現場の店舗が商品を磨き込むということである。

とりあえず、生鮮3部門での「主力品を磨く」という概念を記したが、その他の惣菜やベーカリー、グロサリーでも同様に主力品を磨くという概念を確立して実践していきたいと考えている。

  売上上位品を磨いて強みを活かす。

その為には、現場の我々がまず主力品を知ること。

  何が主力品なのか。
  どう磨いていくのか。

そうやって、主力品の商品知識を得ることから始めなければならない。

  新たな年度へのスタートをどこよりも早く切る。

これもスピードある対応であろう。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
従来にない、ここぞのタイミングが今なのですね。
主力品。
一番地味で味気ない言い回しですが、我々中小のスーパーが目指すべきはここからだと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2017年2月13日 (月) 21時44分

当社始まって以来の気合いの入った方針発表会が終わり、遅ればせながら年度方針の作成に入ります。主力品を磨く。いただきます!(笑)

投稿: かわらい | 2017年2月13日 (月) 21時10分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
まず全社で単品を決めてコンテスト的に販売を競争させて、その販売技術を共有していきマックスを極めていく。そこから販売技術が飛躍的に拡大していくのだろうと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2017年2月10日 (金) 21時52分

今日もあるお店を見て感じた事は主力品を売切る力とボリウム感。主力品を思い切り積んで全力で売切る。それには本部が仕込んだ商品は競合と比べ何が売りなのかを現場が熟知しお客様に徹底的なアピールしていく。作と演の両輪を上手く回す事が要となりそうですね。

投稿: dadama | 2017年2月10日 (金) 16時32分

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