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2017年2月22日 (水)

新しい風

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


2月は人事異動の季節。

  これは全国的な行事であろうか。

人事異動にも色々なタイプがあろう。

  単なる店舗異動。
  昇格しての異動。
  降格しての異動。
  持ち上がり昇格。

この中で一番摩擦が起こりやすいのは、昇格しての異動である。

  担当者からチーフや店長に昇格して他店舗への異動。

チーフ(店長)に昇格するということは、それだけでも仕事の中身が大きく異なるものだ。

更に、他店舗への異動であるから、初めての人員環境の中に飛び込むことになる。
  
  自分の周囲の環境が全て変わることになる。

その本人が入社3年目や4年目であれば、人生経験もまだまだ少なく、人間関係作りの経験も少なければ尚更いろいろな環境の変化に悩むことになる。

  本人も上司もこのことを念頭に置かねばならない。

上記の場合は、昇格してチーフになり新たな店舗で部門のあるべき姿という理想を追求しようと張り切る場面である。

私は、上記のような場面では、新たな店舗への異動であるから自分が目指すべき理想の姿を是非追求してもらいたいと思っている。

  それは企業の為でもあり店舗の為でもある。

そして本人にとっても、従来のお店で昇格するのであれば、周囲のパートさん達も本人も従来のチーフのやり方に慣れきっている為、そのしがらみが優先してなかなか従来のやり方を変えることは出来ない。

しかし、新たな店舗で誰も自分を知らない環境では、何のしがらみもなく従来のやり方を変えることが出来る。

  だが、衝突も起こる。

当然だろう。

  どの店舗にも見えないルールがあるから。

それは、従来のチーフとパートさん達の間で日々行われてきたルーティン業務のようなもの。

そのルーティン業務が新しい上司に変わり、新たなルーティンに切り替わる。

  ルーティンが変わる。

それも見えないルーティンが変わり、そのルーティンが部下一人一人に浸透するまでには時間がかかるものだ。

  この間の葛藤をどう乗り越えるか。

当店に異動してきたチーフ連中にもその葛藤がある。
ルーティンの変化についていけないパートさんは、私に辞職を告げた。

  しかし、よくよく面接してみると感情論に行き着く。

異動して一週間。

  お互いの不信感が一番募る時期。

チーフともこの件でコミュニケショーンをとった。

  従来の不徹底な部分を改善したい。

しかし、既存のパートさん達はそれが改悪に感じるのである。
特に新店の場合は、一番初めのチーフの進め方が絶対と感じてしまうものだ。

  “今度のチーフは間違っている”

そう思ってしまうもの。

  そこの誤解を解くには店長の関わりが大きい。

マニュアルに沿った進め方が本来の姿。
それを新規のチーフは進めようとしている。

  そんな話をパートさんに説明する。

そのような流れを知ると、パートさんも理解するものだ。

  新店を立ち上げてきた店長。
  自分を採用してくれた店長。

そんな店長の存在は大きいのだろう。
そのことにより、新任チーフのマネジメントも磨かれていく。

  本当のマネジメントはぶつからなければ磨かれない。

マネジメント本をいくら読んでも、これだけは組織の中でぶつかってこそ磨かれていくものだ。






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コメント

元スーパー店員さん、コメントありがとうございます。
辛い過去を回想させてしまい、申しわけありませんでした。
その心の叫びを話せる信頼のおける友人や上司がいればまた状況は変わったのでしょうね。
ぜひ、その時の出来事を今後に繋げて頂ければと思います。

投稿: てっちゃん | 2017年2月26日 (日) 00時06分

私も昔、異動してきた上司についていけず辞めました。

何をどうしたいのか、この部門をこれからどうしていきたいのか…全く見えてこなかったのです。

本音を言えば、誰かに色々相談したかったけど、叶いませんでした。

異動は確かに職場のマンネリ化からの脱却にはなりますが、あまりに来る人来る人のやり方が違うと仕事しづらいものだなと思いました。
基本的なルールまで変えるなら、きちんと全員に説明して納得させて欲しかったです…とてっちゃん店長様に申し上げても仕方ないのですが(笑)
当時の私の心の叫びです。

投稿: 元スーパー店員 | 2017年2月25日 (土) 19時42分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
生鮮への関わりが希薄になってきている。確かにそうかもしれませんね。
特に、鮮魚と精肉は入り込めない雰囲気を醸し出しているのでしょうか。匂いも一因かもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2017年2月23日 (木) 22時19分

最近は後手に回る人事異動が多い為にそれによる摩擦はそこかしこで起きています。そういった意味ではやはり店長の関わりは必要不可欠。しかし現状では生鮮部門に対しての店長の関わりが希薄と言わざるを得ませんね。

投稿: かわらい | 2017年2月23日 (木) 21時41分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
ある場面では、店内製造や店内作業のオペレーションにより、製造工場や配送センターのような仕組みと実施能力を必要とし、ある場面では取引先との仕入れ、配送、入荷、そしてお客様への販売と人を介した交渉力を必要とするオールマイティさを要求される部分がありますね。
奥の深さと守備範囲の広さ、それだけを考えても店舗のリーダーの仕事、店舗運営の仕事の奥深さは語りきれないでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2017年2月23日 (木) 06時45分

千差万別、十人十色の個性を如何にまとめるのか。過去に店長をオーケストラの指揮者や野球の監督に例えた事を思い出しました。店の運営は工場長とは違う能力が求められるのでしょうね。尤もチェーンストアオペレーションは工場的手法による所が大きいのですが、感情を持つ人間を機械的に運営するには高度なオペレーションマニュアルが必要であり、個人的にはこの様なオペレーションで運営する事に息苦しさを感じてしまいます。当社より格段にオペレーションが構築されたてっちゃんのお店でもこのような状況が起きるのですから人に関する店舗運営は永遠の課題でしょうか(笑)。

投稿: dadama | 2017年2月22日 (水) 18時47分

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