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2017年1月30日 (月)

画一化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


標準化なら聞いたことがある。

  どの企業で推進すようとしている業務改革。

どんな個店経営を推進しようとするチェーンストアでもある一定の標準化には取り組んでいる。

  逆に標準化すべきところは他社よりも徹底しているのでは無いか。

しかし、標準化を一歩間違うと「画一化」となってしまう。

  画一化。

標準化と画一化、どう違うのか?。

  標準化は全体最適を目指す目線。
  画一化は部分最適を目指す目線。

標準化は全社共通の思考法であり手法である。

その思考法を使って、企業の強みを生かしながら個店の問題を解決するものである。
よって、標準化自体が個店の問題を解決するストライクな具体策では無い。

  企業が持つ標準化の強みを個店でどう活かすか。

そこには、個店の状況に合わせた思考が絶対に必要だ。

  一つの事例を考えてみよう。

売上を上げるには商品を売らなければならない。
その単品を売るには、魅力を出さなければならない。
その一つの魅力に価格がある。
価格を出すためには、安価で仕入れなければならない。
安価で仕入れるためには、取引先との交渉が必要だ。
大量に仕入れるから安価で仕入れる環境が整う。

  ここで企業の強みが発揮される。

全社で販売強化すると決めるからある単品をバイヤーが取引先と価格交渉をして安価で仕入れる条件を引き出すことができる。

この原価安を利用して単品量販する手法を標準化と呼ぶ。

  それじゃぁ、どうやって売るか?。

その売り方まで同じ売り方、SKUの作り方、売価設定のしかた、値下げのしかた等まで統一することは、「画一化」と呼ぶ。

  全体最適で仕入れた商品を部分最適で最大の販売数量を稼ぐ。

これが理想であろう。
しかし、その単品量販の一事例として、ある店舗の販売手法が案内されると、あたかもそれが全社の標準化のごとくに情報発信される。

  その情報発信が画一化されると、全店で同じ売場が作られる。

その売場で成功するお店と失敗するお店がある。
成功したお店は、その後は何も考えずにその販売方法を繰り返して状況の変わった場面で失速する。

逆に失敗したお店は、せっかく標準化されて強みを得た単品を生かし切れずに、その商品自体に問題があると結論づけ、自店ではその単品はお客様に支持されないと何も考えずに判断して、二度と売場に出て来なくなる。

  どちらも、現場で何も考えなくなること。

これが、画一化された組織の致命傷である。

  画一化せようとする本部と現場。

どちらも、それを標準化と捉えているところに大きな問題が隠されている。

  いずれも現場の現象に対して深く考えなくなることである。

企業の上位者からの指示や命令に従順に従い、それを成すことが自分の仕事であると納得し、その結果の数値に対しては無関心となる。

  考えない社員の増加。

これは、大企業病の一種であろう。

  いつの間にかこの病気に憑かれる企業は多い。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
標準化。
一歩間違うと画一化。
いつのまにか何も考えずに売場作りをしてしまうことになりかねませんね。
考えずに進められる部分と考えないと進めない部分をどう区分けして、必ず考える部分を残すが問題でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2017年2月 3日 (金) 07時20分

なるほど〜。7店舗のローカルスーパーも大企業病になるんですね。(笑)人材不足が拙速な標準化を進めることになってしまったかもしれませんね。

投稿: かわらい | 2017年2月 2日 (木) 22時01分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
標準化と称して、従来から蓄積されてきた職人の販売技術が削除されてきたツケが標準化しやすい部門のみに有効に働いてきたように思うのです。
標準化に向かない部門やカテゴリーの競争力をどう向上させられるか。これからの課題でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2017年1月30日 (月) 22時57分

オペレーションの効率化や仕組化は今後の人材不足やマスメリットによる原価低減、価格対抗には必要不可避ですね。しかしながらお店は工場にしてはならない。もちろん工場的オペレーションを極めれば勝組になれるでしょう。その対局に楽しさ、優しさを極めて勝組になる事も出来る。何れにしてもお客様の選択肢になり得る強みを持たねば厳しい時代がきますね。標準化も企業都合で進めるものはお客様に見抜かれると感じています。

投稿: dadama | 2017年1月30日 (月) 17時07分

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