ホームセンターに学ぶ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
我々は食品スーパー。
しかし業界は細分化されつつある。
12月後半から続く年末商戦。
我々はどうしても食品を中心としたクリスマスや年末の商戦に目が行きがちになる。
しかしクリスマスや年末商戦は食品以外の商材の売上も高い。
むしろ12月中旬はそちらの商材のウェイトの方が高い。
しかし、相変わらず食材を中心としてチラシ構成や売場構成に重点が置かれる。
食品スーパーの雑貨の売り方にチャンスがあるのではないか。
例えば「〆縄飾り」。
いつ売ればいいのか?。
企業によっては11月の後半には店舗に投入され、年末まで同じ場所で展開してるのだろうと思われる。
正式には12月13日の正月事始めから始めるのだそうな。
12月13日から28日が〆縄飾りを飾り付ける期間。
当然、29日以降はそうそうに売れなくなっていく。
31日は一夜飾りで避けられる。
こんな時に、ホームセンターの売り方は上手い。
12月中旬のボーナスサンデーからチラシに入れ、ポイントを付けて売り込む。
圧倒的な品揃えだから、このような準備用品はホームセンターで購入する方は多いだろう。
彼らの年末の準備用品を売り込む技術は流石である。
どのタイミングで売り込むかを明確に把握しているのだ。
我々が年末の食材を売り込むタイミングを知っているのと同様に。
だから、お客様が一番買いたいタイミングに合わせて、食品スーパーよりも一歩先に仕掛けて購入させるのだ。
後にズレれば食品スーパーでワンストップショッピングされてしまうから。
如何に、食材と同時に購買されるかを避けて、一歩前でホームセンターで購入させるかが、大きなポイントとなるのだろう。
品揃えでは圧倒的に不利な食品スーパーの〆縄飾り。
しかし、我々は食品という大きな武器を手にしている。
食品との併売までどう導き出すか。
または、ホームセンターと同様に如何にボーナスサンデーの12月前半に徹底して購入していただくか。
そう考えると、まだまだ年末準備用品にもチャンスが転がっているように思えるのだが。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
それはそれで御社の強みとしてどう活かすか。
敵は事前販売しているなら、自社は敵は事前販売する時期に、敢えて今は売りませんと宣言することも面白いかも(笑)。
psようやく追いつきましたね。
明日からは毎日コメントをよろしく。
投稿: てっちゃん | 2017年1月 5日 (木) 18時06分
年々縮小する〆縄商戦。当社は昔ながらの本物の橙がついた〆縄を23日頃から販売します。もう少し早めに展開したいな〜と思ってますが、社長のこだわりが・・・。(笑)
投稿: かわらい | 2017年1月 4日 (水) 21時16分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
雑貨部門が年々縮小されていく過程の中で、年末商材の展開場所も行き場を失っていくような状況なのでしょうか。
今回の年末商戦の私の後悔の一つが〆縄飾りと鏡餅の展開でした(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年1月 4日 (水) 09時28分
しめ縄、鏡餅、ビールはホームセンターの方が確かに仕掛けは早くて上手いですね。クリスマス、年末と慌ただしく買物量も増えていく。どうせ買うなら手の空いているうちに・・・お客様の琴線に響くコト訴求が武器になりそうですね(笑)。
投稿: dadama | 2017年1月 4日 (水) 08時37分