他業界からの視点
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、てっちゃん会のメンバーの方が来られた。
私用を利用してクルマで来店。
神奈川からでも約1時期間半で到着らしい。
私の通勤時間が約50分。
そう考えると、1時間半という時間はそれほど長い時間ではないのだろう。
てっちゃん会にも様々な業界の方がおられる。
その彼は販促企業に所属される方である。
当然、小売業を相手にいろいろな販促手段を考案され、提案され、実績を挙げておられるから、当店を一周回っただけで、我々販売業務をメインに仕事をしている業界の人間には目の届かない部分まで、販売促進に関する細かい仕掛けを見る目は鋭い(笑)。
まず口にしたのが、メンバーズカードの入会率。
“痛いところを突くなぁ〜(笑)”
一番の課題である。
彼らの仕事は、販促手段を使って、如何に客数を増やすか。
多くの企業が有している企業の買物カードも、その販促手段の一つである。
販促手段の主役がカードである。
私は現場で売場という毎日の現実を目にしており、その現場の売場という事実が最大の業績を左右する課題だと思い込んでいるが、販促を主体にした視点からすれば、カード会員率が最大の課題なのであろう。
「会員率は高まりましたか(笑)?。」
「いや、まだまだです。」
「日々の業務を通して会員率を高めるのは難しいですからね。」
そんなやりとり。
普段の仕事では出て来ない会話である。
そして、そんな会話をしていると、販売を別の側面から考えることができるようになるのである。
“多方面からの情報って大切だなぁ〜”
小売業に携わる別業界の方との会話。
それは、我々販売の立場の目線とはまた違った新鮮さを与えてくれる。
その道の専門家。
その視点を通して見た、自店の状況。
そして、同業他社の販促面での活用状況。
その場の会話だけでも視点が大きく変わるのである。
また、彼らの別の目線では、ごくごく一般的なお客様の立場としての目線。
「こんなに『響』を大陳しているお店はないですよ(笑)。」
サントリーウィスキーの『響』。
年末年始に大陳した売れ残りであったが、そんな視点で見ているとは思わなかった。
“そこに感動するんだ”
それもまた、素直な感想なのであろう。
それを直接お客様から聴くことは少ない。
それもまた貴重な声である。
同業他者の方との会話では、品揃え、価格、政策等、売場が主体である。
商品、陳列技術、ボリューム、レイアウト等。
そしてそれは、常に我々も試行錯誤しているところであるから、お互いの会話も弾むのだが、他業界の方の視点は意外性の部分が多い。
“そこに目をつけるか”
それは、現場の人間がなかなか視点をおけない部分でもある。
その分野の専門家の視点。
そこに触れるのも学びの一つであろう。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
この会には神出鬼没な方が多いですね(笑)。
販促手段をコスト面から語るところはやはりプロ。参考になりました。
投稿: てっちゃん | 2017年1月20日 (金) 23時57分
その方、当方にもいらっしゃいました。(笑)行動力に脱帽ですね!彼の話を聞いていると販促のやり方にはまだまだ無駄が多い事に気付かされます。
投稿: かわらい | 2017年1月20日 (金) 10時32分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
企業内になんとなく所属して働いていればどうにかなった時代から、益々個人の仕事へのプライドが自分自身へ問われる時代になっているのでしょう。
そして、そのような働くプライドという求心力が会の結束に一因あるのであれば幸いですね。
投稿: てっちゃん | 2017年1月19日 (木) 15時46分
昨日は社内の新年会があったのですが良くも悪くも同じ穴の何とやらで団結力は感じるものの宴会だけで終わってしまう。私は上司が程よく酔った頃を見計らって13幕前座に合わせて当社のメンバーも一緒にMRする提案をして了承を得ました(笑)。宴会中に電話で他社の幹部と日程調整する姿もてっちゃん会ならではと思うのです。名誉会長の声を宴会前に拝聴するハプニングもあり、今年も波瀾万丈のてっちゃん会でしょうか(笑)。ちなみに今宵は愛知支部極悪新年会が女性パート幹事により強制執行されます。パートの命令で店長や部長がぞろぞろ集まるのもこの会ならではですね(笑)。
投稿: dadama | 2017年1月19日 (木) 15時22分
kiyo-mさん、コメントありがとうございます。
そういう手がありましたか(笑)。
年末商戦では発注しても入荷無し。年始にようやく入荷の経緯がありますので、アドバイス参考にさせていただきます(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年1月19日 (木) 11時08分
てっちゃんお早うございます。
響が沢山あるのですか?それはお宝かも知れませんね。
響 品薄で検索するとかなり色々な情報出てきます。
一度売り場から下げて、売れ残り感払拭してから、
晴れの日に向けて、希少な響 大放出!は、インパクトあるかも知れませんね。。
投稿: kiyo-m | 2017年1月19日 (木) 10時30分