負けるが勝ち
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
負けるが勝ち。
昔から言い古されている諺(ことわざ)。
負けるが勝ちとは、場合によっては、争わないで相手に勝ちを譲ったほうが自分にとって有利な結果になり、自分の勝ちに繋がるということ。
ネットで検索すると、概ね上記のような意味が載っている。
負けるが勝ち。
仕事上ではどのようか事を指すのだろうか。
例えば、競合店の出店。
何も無いところに新たな競合店が出店するわけであるから、影響がゼロということは無い。
競合店が出店当初は必ず影響が出るもの。
それは、どんなに対抗策を講じても、いずれは影響が出てくるもの。
対策チラシを対抗して当初は売上が落ちかなった。
しかし、一週間後には多大が影響が出てくる。
当然であろう。
自店のお客様で、普段はそれほど買い物をされない方が、チラシによって買いだめをするわけであるから。
しかし、その買いだめ需要が去った後の売上は底をつく。
しかし、我々は競合店の開店時に売上を落とさなかったことで上機嫌となる(笑)。
しかしそのツケは必ず後から回ってくる。
物事の勝ち負け。
それは誰だって負けたくは無い。
特に自分が当事者として向き合う場面では。
連戦連勝であり続けたいし、そんな人物像として他者から評価され続けたいと願うもの。
しかし人生を生きていくと、それがどれほどの意味を持つかという境地に行き着くものである。
勝つ = 負けない。
そのような方程式はどうでもよくなるものである。
勝つ = win-win。
だから、
負ける = win-winの一過程。
よって、大切なのは、
今は、負けておく。
この境地が大切なのでは無いだろうか。
負けておく = 未来の勝ち。
今現在の負けは、明るい未来に向けての明るい素材であるという認識である。
そう思えば、今の負けから何を学ぶかが重要。
学びとは、勝つことよりも負けた時の方が大きいに決まっている。
そう考えると、自分にとっての最終的な「勝ち」とは何かを問うことが大切だ。
自分の最終目標 = 勝ち。
そういうものの見方をするならば、その目標に向かう過程において、今の勝ち負けはどのような意味を持つのかを問うことが重要。
勝つということは、むしろ競争相手から奪うことである。
例えば、目的をお客様の満足と固定すれば、お客様が必然的に当店で買い物をすルコとを選択する意識とするならば、そうなって業績が改善されることが「勝ち」である。
競合店が出店したという業績ダウンという負けから何を学ぶか。
競合店の品揃え、価格政策、販促戦略から学び、お客様の満足を自店に向けることを考えて実行する。
その行為の継続がいずれ結果として表れてくる。
それを「勝ち」と捉えるか「過程」と捉えるか。
そう考えると、勝った負けたで一喜一憂する必要はない。
言うは易しだが(笑)。
そんな風に言い聞かせていきたいものである。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
人生は貸し借りの関係。
それが怖くて、借りれない人生もまた寂しいもの。人との繋がりの中で借りたり貸したりしながら繋がりが強くなっていくもの。大切なのは人との繋がりを積極的に保つ為の貸し借りの関係を大切にしなければならないと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2017年1月30日 (月) 23時08分
勝った負けたで一喜一憂する必要はない。長〜い目で見れば全くその通りで自分もその境地に至りたいと思いますがなかなか。(笑)
投稿: かわらい | 2017年1月30日 (月) 21時41分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
基本を徹底する。
言うは易しですが、これがなかなか出来ない。
なぜか?。
やっていてつまらないから(笑)。
清掃、挨拶、品切れ、鮮度。
いずれも、出来ていて当たり前。
皆がそう言う認識であるから、出来ていても誰も褒めてくれない。
その土壌を変えていかなければ基本はなかなか定着していないのだろうと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2017年1月27日 (金) 21時12分
安定的成長には特効薬はなく基本の地道な徹底が最大の武器になるのでしょうね。業績の良い企業は会社のあるべき姿が見えるのはもちろん基本の徹底が出来ている。必然的に競合対策も万全に備わっているので手強いですね。競合の出店で自店を磨くと言いますが日頃から磨いておけば良いのですが言うは易し行うは難しは共通の悩みであるようですね(笑)。
投稿: dadama | 2017年1月27日 (金) 16時37分