タイムリーな行動
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
スピード。
先日の記事でスピードのアップダウンを記した。
以前から思っていたことであるが、スピードだけでいいのだろうかという疑問。
「スピードが大切だ。」
よく言われる言葉ではある。
しかし本当にスピードだけでいいのだろうか。
早ければ何でも良いというものではない。
大切なのはタイミング。
そう、ここぞという時のタイムリーな行動である。
それには、「ここぞ」を見極める瞬間的な目が必要となる。
その目とは?。
常に敏感に張り巡らされた感度。
その感度は、常に課題を追い求める普段からの問題意識がそうさせるのだろう。
スピードとは、問題意識に裏付けされた行動を言うのである。
だから、やみくもにスピードを追い求めて行動することではないのである。
常に、感度を敏感に保っていれば、その網に掛かった情報に対してスピードある行動が可能となる。
そのタイミングで瞬間的に行動できるかどうか。
これが、本当のスピードある行動ではないのか。
だから、組織で働く幹部は、トップや上司と同じ感度を身に付け、同じ課題に対して反応できる問題意識を持たねばならない。
これが情報の共有化である。
これを可能にするのが、視野の広さであり、目の前のルーティン業務にばかり直面していると、この感度が薄れていく。
組織のリーダーはルーティンから解放されなければならない。
この解放の手段が部下育成であり、教育であり、マネジメントなのであろう。
しかし、部下に対しては時間を掛けて対応しなければならない。
それは、どう言う意味か。
未来を語る、と言うことである。
未来。
それは、将来的な時間をいう。
だから、上司は部下に未来を語り、これから起こることを時系列的に語って聞かせること。
それによって部下は未来に起こるであろうことを予測して、スピードある行動が可能となる。
時間を掛けて組織作りをし
タイムリーに行動すること
その長期的な目と継続する技術。
そこから導き出される瞬間的な行動。
常に両面が必要なのではないか。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
自社のあるべき姿を描いて、時間をかけてじっくりとそのあるべき姿を作り上げていく。
と同時に直面する売上対策を同時進行で進めていく。
この永遠の追いかけっこを繰り返しながら企業と従業員は成長していくのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2017年1月18日 (水) 22時17分
時間をかけての組織作り。まさにそこに問題が。(笑)一方で大切な判断も拙速に。先を見据えて素早く、正確な判断をしたいものです。
投稿: かわらい | 2017年1月18日 (水) 20時58分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
小さな行動と大きな判断。
その使い分けが大切かと思うのです。
大きな判断はどうしてもタイムリーな判断が重要であり、小さな行動には絶対的なスピードと検証が組織的には必要となる。そのスピードを委ねられて行動するのか自主的に行動するのかでは役割も異なるわけで、自主的行動を起こしてくれる存在も組織的には必要とされる思いますね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年1月18日 (水) 07時21分
スピードに対して冷静に判断出来るのですね。私は焦りから来るスピードかも(笑)。
問題意識が無ければ焦りもでないでしょうが他者から見ると私は猪突猛進タイプで付いていくのが大変と言う声もチラホラと(笑)。
投稿: dadama | 2017年1月17日 (火) 21時40分