ビール市場の低下
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日放映していたニュースから。
「ビール類出荷量が12年連続低下」。
それでも今までは、ビール、発泡酒、第三のビールのいずれかではプラスを維持していたらしいが、昨年度はすべてのカテゴリーで消費量が前年から低下したらしい。
ビールの消費。
当然、我々世代(50代)が学生時代や新入社員の時代に大量に消費したアルコールはビールである。
特に社会人になり始めた頃に発売されたスーパードライ。
ここで一気にビールの消費量が爆発的に伸びたような記憶はある。
それまでは日本酒やウィスキーがメインだった。
しかし、アサヒからスーパードライが発売されて以来、日本人のアルコールはビールに転換したように思う。
その世代のビール離れが最大の要因ではないだろうか。
今までビールを消費してきた世代のビール離れ。
家飲み拡大。
体質の変化。
代替え移行。
これがビール離れの3大要因であろう。
私の経験からも下記の経緯が考えらるのである。
いろいろな意味で飲み会が減少し、家飲みが増加した。
飲み屋での、とりあえずビールという慣習も薄れ、飲み屋でのビールの消費が大幅に減少している事実。
また、加齢により、アルコールの志向が大幅に変わったきたことも要因。
ビールがお腹に溜まって、食べ物が胃に入らないのである。
以前はそんなの関係無く飲めたのだが、今では美味しい料理が美味しく食べられないという弊害である。よって、他のアルコールに移行していった経緯がある。
そんな経緯から、ビール以外のアルコール飲料へ移行していくことになった。
その過程の中で、私は安価にアルコールを摂取できる飲料として缶チューハイに移行してきた。
安い、美味い、酔える(笑)。
この3大メリット故に、酎ハイへ移行していった。
特に最近では、ストロングタイプ(高アルコール度数)の酎ハイが台頭し、2缶も飲めば酩酊するほどである。
そして、飲み口の面でもビールの苦味とは逆に、非常に飲み口もよく、最近では「これで百数十円?」と思えるほどの美味しい酎ハイも続々登場している現状。
私の一番のオススメはキリン生搾り。
数年前に登場したが、根強い人気なのであろう。
未だに3アイテムの品揃えが途絶えない。
レモン(果汁12%)
グレープフルーツ(果汁28%)
オレンジ(果汁45%)
この果汁の割合の多いことがこのシリーズの大きな特徴であり、人気の所以である。
以前は生のグレープフルーツを絞って焼酎に入れて飲んでいたが、果汁28%のこの商品が登場してからは、これ一本である。
この果汁感は本物志向である。
こんな商品が続々登場してくる昨今。
更に、ワインやウィスキーといったアルコール類も新しい飲み方の提案(ハイボール、サングリア等)もあり、再び需要が高まっている部分もあろう。
ビール市場の復活。
ビールを飲む最高の環境は、エアコンの効かない飲み屋で飲む最高に冷えたビール(笑)。
そんな環境で美味しい枝豆をおつまみに出してくれる居酒屋が私の住む街に一軒だけある。
そこでは、ほとんどの方がビール。
そんな居酒屋がだんだんなくなっていくのも寂しいものだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
また近々そのお店で飲リましょうね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年1月23日 (月) 22時06分
ビールは確かに減ってますかね〜⁈北関東のとあるお店に行った時だけとことん飲みますが。(笑)
投稿: かわらい | 2017年1月23日 (月) 20時08分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
不思議なもので、店舗での飲み会は減少の一途ですがてっちゃん会がらみの飲み会は増加の一途をたどっているのですから帳尻は合うものですね(笑)。
但し、飲み物はビールからチューハイ、ワインと変化しているのも事実。消費する方は不謹慎ですが、どっちでもいいような気がしますね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年1月21日 (土) 23時45分
キリンの担当者が見てたら大喜びの内容ですね(笑)。団塊の世代が支えた「飲みにケーション」の場も減ってきているのでしょうか。個人的には増加一方ですが(笑)。アルコールを飲むシーンの多様化。ビール=大衆アルコール飲料だったのが、ワイン・チューハイと幅広くなり更には飲むだけで満足していた時代からシーンによって使い分ける時代の変化。ビールもクラフトビールが徐々に増えてきている。就業人口の減少も絡みビールを含めたアルコール飲料受難の時代は小売業全体の流れと相通じる物があるような気がします。活性化の為にも頑張って飲みますか(笑)。
投稿: dadama | 2017年1月21日 (土) 08時13分