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2017年1月25日 (水)

口の堅さ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人事異動の季節。

  自社や他社からの人事異動の話もチラホラ。

人事異動に伴う「内示」の季節でもある。
当店にも人事異動の内示が入り、辞令が交付された。

  内示が交付されると、あっという間に広まるもの。

ここだけの話だぞ、と言っても広まってしまう。

  なぜか?。

それは、一番聞きたい話題であるし、話たい話題でもある(笑)。

  しかし、ここで注意しなければならないことがある。

このような時に「口の堅さ」が露呈してしまうのである。
私は、このような話題において、内示や人事異動の情報は、絶対に他人に漏らさないことにしている。

  「聞きたい」「話したい」のは山々だ。

しかし、この類の話題は絶対に他人漏らさないことにしている。

  なぜか?。

漏らせば、「口が軽い」と思われてしまうから。
逆に、絶対に他人に漏らさなければ、「口が堅い」と思われる。

  「口が堅い」という評価は褒め言葉だと思っている。

それは、ある意味「融通が効かない」という意味にも取れるが、逆に言うと「絶対に他人に漏らさない口の堅い人間」と言う評価でもある。

  「口が堅い」とは褒め言葉。

特に上司や同僚から見れば、口が堅いとは私利私欲で行動しないと言う評価でもあり、上司から見れば安心して本音が言える相手として信頼されると言うことでもある。

  口の堅さ。

それは、そのような評価を受けるのであるが、それ自体一朝一夕に獲得できる評価ではない。

  口の硬さを10年継続して初めて得られる信頼。

10年も継続すれば間違いなく「口の堅い」人間であると評価されよう。
そして、その裏には、「あいつは絶対に裏切らない男」と言う評価も同時に得られているのだと思う。

  「あいつに聞いても無駄だ。」

あいつに聞いても絶対に口を割らない。
それはそれは、どんな情報を得ていようとも、このような類の情報は絶対に他人に漏らさないと言う評価は素晴らしいことだと思う。

  この評価を得られたら本物であろう。

それだけ、この手の類の情報は漏れやすいし漏らしやすいものである。

  それは人間の性(さが)からくる欲求であるから。

秘密を他人から聞きたい、話したい。
しかし、それを抑えて絶対に漏らさないと言う人間の評価は絶対である。

  そんな信頼を得たいと思うのだ。

だから、その性を抑えてでも、このような類の情報は絶対に漏らさないことにしている。

  どうぜ、数日後には解るのである。

それまでは、口を割らずに我慢する。

  そしてその先に待つ「信頼」を獲得したいものである。







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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
一番の問題は自分の人事を上司である店長から内示を受けるのではなく、それ以前に周囲の同僚から聞かされるという理不尽さ。これを絶対に阻止したいという思いが私の信念です(笑)。
だから、内示を受けたら即本人に、不在であれば電話で内示するスピードも求められるのかと思います。

投稿: てっちゃん | 2017年1月26日 (木) 09時15分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
こればかりは、内示から辞令交付まで全社一斉に同時進行で着地しなければならないから、現場での足並みが問われる作業ですね。だから、現場の意思統一が問われる場面だと思います。

投稿: てっちゃん | 2017年1月26日 (木) 09時12分

現在も直面している問題です。(笑)異動する当事者が第三者から自分の処遇を聞かされることもしばしば。異動の案に加わる方としましては慎重にしたいと思います。

投稿: かわらい | 2017年1月25日 (水) 22時26分

私も人事に関わる立場になって守秘義務の重さを感じています。10人程度のメンバーで案を出し合うのですが個々の思惑も入交り(笑)。
自分が関わったメンバーは可愛いですし実力があればアピールしてより大きな仕事を任せたい。しかしながら辞令が出るまで何が起きるのが分からないのが人事ですからその後の人生を変えてしまうかも知れないメンバーの異動は憶測や成り行きで口外してはなりませんね。過去に辞令公示前に情報が洩れ寸前に異動を組み替えた事もありますから・・・

投稿: dadama | 2017年1月25日 (水) 18時36分

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