年末に見るPBとNB
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
世にプライベートブランド(PB)が出て久しい。
普段の生活には欠かせない存在のPB。
しかし、クリスマスや年末商戦となると一変する。
ナショナルブランド志向が強まる。
例えば、クリスマス。
急に「コカコーラ」に世界が一変する(笑)。
普段は散々パラダイエットコーラやペプシストロングが飲まれているのに、クリスマスとなると、従来からのコカ・コーラに売場が一変し、売れ方も異常な程に高まる。
“クリスマスぐらいは”
そのようなプレミアム感が湧いてくるのだろうか。
それとも、従来からの習慣がそうさせるのだろうか。
クリスマスには「コカ・コーラ」
クリスマスには「ケンタッキーフライドチキン」
クリスマスには「フジヤのケーキ」
最後のケーキはどんどん進化して、最近では近くの美味しいケーキ屋さんで購入する方が増えているが、コカコーラやフライドチキンは未だに定番ではないだろうか。
年末年始の食材も同様である。
例えば、焼きそば。
マルちゃんソース焼きそばに集中する。
普段は特売の他社メーカーの焼きそばなども売れるのだが、この時ばかりはマルちゃんに集中する。
やはりブランドイメージは大きいのだろう。
帰省で帰ってきた子供たちが食べたい食材。
それはやっぱり昔からその食材で育ったブランドなのだろう。
大切なお客様に提供したい食材。
それにはやはり一番のブランド品でおもてなししたい。
それが、ナショナルブランドに回帰するのだろう。
このNB志向が変わっていくのは、PBで育った世代が親になり子供達を迎え入れる20年後の世界まで待たねばならないだろう。
あくまでも年末年始の食材は親世代の志向。
そしてそれがまた一変するのが、年明けのUターンからである。
普段の生活に戻ると同時にそのタイミングが訪れる。
クリスマスから年末年始にかけての特別な期間。
やはりブランドも特別な期間として受け継がれているようだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
PBだらけの生鮮。
強みを持ったら差別化できるのですがね。
そこが当社の悩みでもあります(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年1月 8日 (日) 20時56分
年々薄れていく傾向は見られますが、やはり年末に売れるものはNBに偏りますね。確かにコカコーラは別格。そういった意味では生鮮部門はPBだらけ、変えてはいけない商品も多々ありますね。
投稿: かわらい | 2017年1月 8日 (日) 08時39分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
従来からのブランドと今後への提案。
従来のブランドは定番でしっかり補充しておくと考えると、新たなプレミアム提案が必須なのでしょうね。
新規カテゴリーに挑戦していく企業とその挑戦から成功事例を後追いで取り入れていく企業。それらの組み合わせが現在の姿であることも間違いないですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2017年1月 8日 (日) 06時22分
クリスマスの食提案も時代の成熟に合わせていかねばなりませんね。ワイン・シャンパンで乾杯ならビールもじっくり飲めるクラフトビール、ソフトドリンクもコカ・コーラもさる事ながら100%の果汁ジュース。個人的にはワイナリーが作ったぶどうジュース(笑)。生ハム・チーズのトレンドは私達の方が遅れているかも(笑)。鶏肉にローズマリー・・・
更には高齢化・クリぼっちに対する提案。クリスマスを家族で過ごすシーンは段々減っていくのですから。何れにしても新たなる挑戦をしてみねばと考えさせられたクリスマスでした。
年末はてっちゃんの言われる通りローカル商品の品揃えが肝であり、当社の場合本社からの遠隔地の地域商品の品揃えが課題ですね。
年越しそば、餅はローカルスーパーに圧倒されました(笑)。
投稿: dadama | 2017年1月 7日 (土) 15時36分