« 休憩室にて | トップページ | 今年の紅白 »

2016年12月 3日 (土)

ワンストップショッピングの強み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々の周囲には色々な競合店が存在する。

  先日も同業の食品スーパーが地域に出店した。

直線距離でたかだか3kほどの場所である。
当然、同業であるから徹底した対策は打つが、これが同業で無い場合はどうか。

  ドラッグストア。
  コンビニストア。
  ホームセンター。
  
等々。

最近は百貨店が出店するという場面というのは極端に減少したが、中にはそのような状況にあり、百貨店を競争相手に加える店舗もあろう。

  特にドラッグストアとホームセンターが競合する場合は多い。

ドラッグストアであれば、食品、雑貨、デイリー商材が競合するし、最近では生鮮も一部品揃えするドラッグも出現していると聞く。

ホームセンターであれば、雑貨を中心に、酒や飲料、おつまみ等の菓子類も品揃えしている企業もあるようだ。

食品のワンストップショッピングを標榜しているスーパーにとっては店内の一部のカテゴリー、特にデイリーや食品、酒を強化しているドラッグの出店は大いに影響するものだ。

  ますます生鮮での差別化が要求されるスーパーマーケット。

しかし、もう一度考えてみたい。

  食品スーパーの強みは何か?。

生鮮を主体として品揃え。
加えて、デイリー商品の豊富な品揃えと地域密着度の高い展開。
更に、生鮮品を調理加工する場面で必要となる調味料の豊富な品揃え。
そして、食事に付き物の飲料やらお酒やらも同じフロアで買い物が出来ること。

  そう言ってしまうと、ワンストップショッピングに行き着いてしまう。

やっぱり食品スーパーの強みはワンストップショッピングなのであろう。
しかし、昨今はこのワンストップショッピングの強みを活かしきれないのが現状。

  お客様がお買い得なスーパーやドラッグ等を買い回る行動。

ある程度の距離を有する競合同士であれば、ワンストップショッピングの優位性を活かせるのだが、近距離に各々が出店されている場合は、その近さから買い回りをされてしまうのが現実である。

  やっぱりグロサリーの価格は絶対的な位置付けにある。

しかし、生鮮部門を有するという絶対的な優位性を活かそうとするなら、生鮮と組み合わせた食品の強みは如何なく発揮しなければならない。

  そこが食品スーパーの数少ない優位性になっていくだろう。

もとより、生鮮品を購入して、そのまま食べる人はいない(笑)。

  必ず調理したり加熱したり加工したりして食する。

野菜をサラダドレッシングで食べる。
魚を煮付けて暖かいうちにご飯と食べる。
肉を野菜等と炒めて、回鍋肉として食べる。

  必ず調理加工してから食する。

そして、その生鮮素材と調味料や加工食品がスーパーマーケットには品揃えされている。

  この強みをどう活かすか。

この強みを活かしきれない店舗は、やはり買い回りの対象としての位置付けでしかない。

  何と何の組み合わせ。

この組み合わせを自社の強みと強みの組み合わせとして持つ企業や店舗は絶対に強い。

  美味しいレタスとトマトのあるお店。
  美味しいぶりと大根のあるお店。
  美味しい挽肉と白菜のあるお店。

このような強みを如何に活かすか。

  自社の強みや強い商品を知ること。

そして、その組み合わせを徹底して追求すること。

  逆に言うと、組み合わせの強みを如何に作り出していけるか。

生鮮の強い単品を、如何にワンストップショッピングの強みを活かして総合力でその生鮮の単品を徹底して売り込めるか。

  販売面での店長の手腕であろう。

ここだけは、店舗をトータルで考えられる店長だけがコーディネートできる存在であるからだ。

  そこに企業としての方向性が加わると更に強みとなる。

そこに、企業力が問われる時代になっていくと思われる。






|

« 休憩室にて | トップページ | 今年の紅白 »

商売」カテゴリの記事

コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
先日も数店舗見ましたが、提案力の高低の差がお客様の来店にかなり影響していたように思いますね。
自社の良さを徹底して伝える力も販売力の一つかと思われますね。

投稿: てっちゃん | 2016年12月11日 (日) 06時45分

品揃えありき、ではなく販売手法や提案力によるワンストップショッピングを目指すということですね。先日ご一緒させていただいたMRでもそのことが浮き彫りになっていましたね。当社も見直しが必要です。

投稿: かわらい | 2016年12月10日 (土) 19時32分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
企業としてしっかりした方向性を持ち、本部支援を有効活用しながら、個店の従業員をその方向性へ導くべく育成していくのが店長の役割。
チェーンストアとしての店長の役割なのだろうと思いますが、そこに店長の色がどう入っていくか。店長によって業績が異なるのも事実ですから、色を出しやすい存在でもあるということですね。

投稿: てっちゃん | 2016年12月 4日 (日) 06時30分

新業態や新規出店があれば何もしなければ客数や買上率が落ち結果売上が低迷していく。何か対策を打たねばなりませんね。価格軸に対抗出来る事・・・鮮度・美味しさ・提案・楽しさ・気持ち良さ・・・
企業のブランディングはこれからの時代は欠かせないと思います。何を売りにするのか?個店で出来る事も多々ありますが企業イメージによる統一感も大切ですね。

投稿: dadama | 2016年12月 3日 (土) 21時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508103/64537538

この記事へのトラックバック一覧です: ワンストップショッピングの強み:

« 休憩室にて | トップページ | 今年の紅白 »