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2016年12月

2016年12月31日 (土)

今年を振り返って

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日の「一年で一番長い日」はどうでしたか?。

  売れて在庫が軽ければ心も軽くなるのだが(笑)。

そう思われている方も多いだろう。

  そして、今日は「今年を振り返って」。

私自身を振り返れば、なんと言っても「新店の立ち上げ」が年間での最大の仕事であった。

  2月に新店に赴任。
  7月に新店オープン。

この5ヶ月間は別世界であった。

  店舗で販売に携らない期間。

これは、販売に携わる人間にとっては別世界である。
店舗の店長として、店舗で日々の開店から営業、そして売り切り明日につなげる。

  この店舗でのルーティン業務から離れるという違和感。

このルーティン業務から、全く別世界の人材採用を中心とした時間を経験できたことは、いろいろな意味で自分にとって有意義な時間であったと考える。

  特に採用が非常に厳しい昨今である。

前回の約4年前の新店時と比較しても、当初の採用ペースが全く立たず、“本当にオープンできるのであろうか”と本気で心配した時期もあった。

  その時の虚無感は半端では無かった。

これは今だから話せる内容であるが、その時は本気でそう思った。

  3月末のことであろうか。

人間の心に火が付く、とはこの時のことだろうと今更ながらに思う(笑)。

  しかし、心に火が付くと物凄い力が生まれるのだと思った。

とにかく、採用に全力を傾けた。
採用の場所の確保から、採用チラシの回数、そして面接。

  面接と同時に採用者の入社式や研修会、店舗研修の実施。

採用者の教育と新規募集の同時進行が続く。

  採用者を如何に辞めさせないか。

いくら採用できても、働く環境が良くなければ大量に退職者が出てしまう。
採用して店舗研修に入ったパートさん達を如何に辞めさせずに開店に漕ぎ付けるか。

  まさに同時進行であった。

なんとか人材も採用できて、退職者も最小限に抑えてのオープン。
更に、競合店の改装や競合店の新規開店を経ながらの年末商戦。

  変化に富んだ一年ではあった。

この一年で、店舗での販売というルーティン業務以外の店舗立ち上げからのマネジメントを改めて学んだような気がする。

  採用のマネジメント。
  就業のマネジメント。
  開店のマネジメント。

販売金額という目線から、人間の就業に関してのマネジメントを学ぶ一年であったような気がする。

  一転して対外面では。

今年は、てっちゃん会を初めて名古屋で開催することになった。
色々な方の願望が実った形である。

  何せ多くのメンバーが愛知に集中するからだ。

とはいえ、関東方面の方はなかなか参加できないだろうと思っていたら、その逆で過去二番目の参加者。

  プライベートでの繋がりの広がりを持つことが出来た一年。

また、今年はこの会での試行錯誤の一年でもあった。

  単なる飲み会からの進化。

これを進化と呼ぶにはおこがましいかもしれないが、少しずつメンバー間の商売に対する意見交換というスタンスを織り交ぜていきたいと考え、そのような場を増やしていきたいと思うのだ。

  せっかく、他企業のメンバーが集まる場である。

井の中の蛙から一歩飛び出してみたら、自分の世界が一変してしまうような気づきを得ることがわかった。

普段は単なる飲み会の一場面として、メンバーとの交流や商売に対する意見交換という場面もあるが、結局は飲み会。

  楽しい会話に終始してきたのが過去の会。

しかし、一つのことに集中して意見交換するという場を持つことによって、企業色や個人色が発揮される場に居ることよる気づきは貴重な体験となった。

  このような場を次年度はより多く設定してみたい。

そんな一年であった。

  さて、今年最後の商売。

潔く、お客様の評価を頂きに参りますか(笑)。






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2016年12月30日 (金)

一年で一番長い日

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


過去の12月30日のブログに何度この話題を書いたろう(笑)。

  またか?。

そう思われても仕方がない。

  しかし、書きたい(笑)。

我々の業界にとって、12月30日が一年で一番長い日であることは間違いない。

  「いやいやてっちゃん、今は12月31日だよ」

そう言われる方もいるかもしれない。
元旦営業が通例になり、12月31日で一区切りといかない昨今の小売業の実態から見れば、31日の方が長く感じる方もいるかもしれない。

  しかし、在庫管理からの視点で見ればやっぱり30日だ。

在庫の多さ = 作業量の多さ = 一年で一番長い日

  この構図が今でも通用するのは間違いない。

そして、鮮魚出身の私は、当時の練り物おせち(蒲鉾、伊達巻、なると等)の在庫も抱え、年間で最大の在庫と戦うというイメージが絶対に頭から離れない。

  12月30日は在庫と格闘する日。

もはやそれが体に染み付いているのだろう。
だからやっぱり、12月30日を一年で一番長い日として位置付けて置きたいという願望もあるのかもしれない。

  過去の12月30日の実に4回もこの話題である(笑)。

今回で5回目のテーマ。
それだけ、この日の話題が「一年で一番長い日」になってしまうのか、それともこの日のテーマの話題性が自分にとって少ないのかはともかく、過去の12月30日の記事を見ると、なんと今回を含めて5回も同じテーマである。

  私自身が12月30日の呪縛にはまっているのであろう。

確かに、鮮魚部門からおせちは部門移動し、年々の海産物の売り上げも減少し、かってのように荒巻鮭をつるす作業も少なくなってきたようだ。

  元旦営業が当たり前。

そんな傾向と、競合店の乱立により年末の集中がどんどん緩和されてきているのは確かだろう。

  更に、年末年始の人々の暮らし方の変化。

これらも、年末在庫の緩和に大きく貢献しているようだ。

  年末に集まらない。

集まっても、飲まないで、泊まらないで、その日のうちに帰る。
これらの変化が、スーパーから在庫という金の卵を奪っているような気がするのは私だけだろうか。

  このままでだと、12月30日は意外に短い日と化してしまうだろう。

実際に、年末色の少ないここ数店舗の年末商戦では、比較的帰宅時間は早い方かもしれない。

  かっては12月31日の最大の目標を年内に年越しそばを食べること。

それが12月31日の私自身の最大の目標だったのだが、その目標を皆んなで達成しようとすること自体も、杞憂に終わる時代が来るのかもしれない。

  「店長、12月30日だって365日の一日ですから」。

そう、部下に窘められる日が来るのかもしれない。

  しかし、小売の世界での12月30日〜31日は特別の日でありたい。

お客様からの通信簿を頂く日。
これも何度も書いてきたが、やはりこの日のケジメがあってこその我々の仕事である。

どこかでその区切りをつける日が年末。

  一年で一番長い日が12月30日。
  お客様からの評価が12月31日。

このケジメだけは体に刷り込ませ、如何にして在庫を売り切るかを体力と気力と知力を振り絞って31日に向かい、心を無にしてお客様からの通信簿を頂く。

これが、我々の年間最大の山場でありたいと思うのだ。







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2016年12月29日 (木)

酒の強い町

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新店も数ヶ月を経てくると、その特徴が見えてくる。

  自分のお店の強弱が明確に見えてくる。

特に、イベントを経ることにその際立った特徴が現れるのである。
当店の特徴とは?。

  お酒部門が異常に強い店舗であること。

それは素直に喜んでいいのか、悪いのか。
できれば、あまり自信を持って他人様に声高に言いたいとは思わないのだが、特徴といえば、イベント時に生花が盛り上がることと、お酒の売上が高まるのが大きな特徴となっている。

  「お前の性格がモロに出ているお店だろうが」。

他者様からこのようなご指摘も受けそうで不安ではあるが(笑)。

酒部門の中でも、ビールという価格面が強調される酒ではなく、日本酒や焼酎、そしてワインという品揃え型の酒が強いという傾向があるようだ。

  昔ながらのイベントに登場する日本酒。

地域的に祭りが盛んであり、何かにつけ人の集まりの場面で用意されるお酒。

  従来の日本人の人が集まる場面には欠かせないお酒。

そのような習慣が根強く残る地域なのであろう。
そして、そのような習慣というものは、一般家庭にも普及しているはずだ。

  更には男性社会が根強く残る地域でもあろう。

店内に来店されるお客様も、意外に男性客が多い。
そして、女性のお客様よりも男性のお客様の方が声だかに自分を主張する方が多いようにも見受けられる。

  更には「品揃え」の豊富さだろうか。

近くにお酒専門店も無く、近隣の競合店と比較してもその品揃えの豊富さは定評があるらしい。

  “お酒はあのお店”

そんな顧客意識が植え付けられてきているだろうと思われる。

  初めからお酒が強かったのか。

そうではない。
確かに、夏場のイベント時から開店しているから、お酒の需要の高い時期を経験してきた。

  お酒の需要の高い時を多く過ごした優位性。

それがあるのだろうか。
新規競合店が出店した割には、お酒の売上は下がらない。

  酒が強いということは、イベントに強い。

私の過去に経験した店舗から見ても、このような構図が成り立つ。
しかし、開店から今までの経緯を見ても、決してイベントに強いとも思えない。

  そんな中での今回のクリスマス商戦。

ようやく、イベント時の強みが頭をもたげてきたように思われる。

  酒の強みを如何に商売に活かすか。

次年度の大きな課題でもあろう。





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2016年12月28日 (水)

素材から惣菜へ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


好調企業の取り組みを見ていると共通項がある。

  惣菜の強化。

当然と言えば当然だが、その取り組みを地道に進化させてきた企業が、自社の勝ちパターンとしての改装を積極的に実践し業績に結びつけている事例が多い。

その勝ちパターンの改装で何が変わるか。

  客層が変わる。
  来店頻度が変わる。
  利益が変わる。

当然、改装には惣菜の強化だけではない部分があるだろう。

  生鮮強化。
  品揃えの強化。
  通路幅の見直し。
  什器備品や冷蔵設備の改廃。
  従業員の再教育。

等々、その改装で新たな新店としての再スタートという位置づけで臨む現場の切り替えも必要であろう。

  その中で好調企業が声にあげるのが惣菜強化。

特に、生鮮素材を惣菜に生かして、生の美味しさを惣菜化して提供する生鮮と連動した惣菜コーナーの新設。

早くから惣菜売場を設置している中小スーパーは、素材を活かした惣菜売場を実現していたのだが、スーパーが大型化することによって、品揃えは作業オペレーションの安定化を図って外部素材の安定供給が可能な仕入れ形態に変容していった経緯がある。

  その流れを維持しながらの手作り感の実現。

そこに取り組んでいる企業の惣菜コーナーが好調のようだ。

  思うに、鮮魚のいわしの消費は落ち込んでいる。

いくら、相場安かからといっても昔ほどは売れない。
さりとて、捌いて開いたとて数量は限られている。

  しかしそれを惣菜でフライにしては売らない。

惣菜では惣菜の仕入れルートと品揃えがあるから。
部門移管の問題や安定供給の課題もあり、惣菜では生素材の商品化はやりたがらない。

  そのマネジメントの課題を克服した企業が好調なのである。

誰でもわかることだが、生素材の味はやっぱり美味しい。
特に魚は。

  生いわしのフライ。
  生あじのフライ。
  目光のフライ。
  秋刀魚の塩焼き。

等々、安価でも美味しい魚は枚挙に遑がない。
そして、企業にはそれらを調理するバックヤードをしっかり備えているのである。

  野菜も肉も魚も同じ店内で販売されている素材。

その素材を如何に有効に惣菜化して最終販売にまで漕ぎ付けるか。
素材のこだわりを持つ企業ほど、その惣菜化に漕ぎ着けなければ、素材の差別化の意味が薄らいでいくのではないか。

  特に、魚の素材を使用した惣菜強化は急がれるべきであろう。

なぜか?。

  鮮魚の仕入れ力が高まるから。

仕入れ力が高まれば、品揃えが豊富になる。
従来は、品揃えが豊富に出来ても、その後のロスや廃棄として利益が問題となるから仕入れ力が弱まり、品揃えが縮小均衡になっていくのだ。

  仕入れた魚が惣菜化されれば。

より多くの魚を仕入れ、鮮魚で販売し惣菜でもフライや寿司として販売できる。

  この仕入れ力アップは鮮魚にとっては大いに強みとなる。

そのサイクルが、鮮魚部門を強くし、惣菜の支持も高まり、店舗トータルで集客力を高めていくであろう。

  鮮魚部門の低迷。

それは、鮮魚部門で扱う生魚の減少により、魚を扱う量とアイテムの減少により、鮮魚担当者の仕入れ技術と販売技術の低下が主な要因と捉えることが重要である。

  世の中の流れ。

そう捉えたら、競争に置いていかれるのは火を見るより明らかだろう。


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2016年12月27日 (火)

クリスマス商戦

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


クリスマス商戦、如何だったでしょうか?。

  “過去のことなどかまってらんねぇ〜よ”

クリスマス商戦よりも年末商戦に頭が行っていることでしょう(笑)。
当店に関しては、とにかく初めてのクリスマス商戦であり年末商戦となる。

  悔いの残らないクリスマス商戦。

それが一つの目標でもあった。

  要は、思いきり仕掛けること。

とは言っても、3連休の中でもクリスマス商戦でもあり、25日が3連休の最終日ということもあって、最大ピークは24日に集中し、25日は逆に年末商戦の位置付けになるという見通しは立てていた。

  それでも、初年度はしっかり取り組もう。

その姿勢がお客様にも伝わったのだろうか。
普段の平常の売上から換算すると、24日〜25日の売上金額は同等店舗と比較しても伸びた商戦であったようだ。

  なぜか?。

それがスラスラ口から出てくるようなら、普段の仕事も何ら苦戦しないのだが(笑)。

ただ言えることは、普段からのイベントへの取り組みが、クリスマスという一大イベントにおいてもお客様からの支持が高かったのだろうとは思っている。

  というのは、最大の競合店がイベント対応をあまりしないから。

それは、出店以前からそんな情報を把握していたのだ。
調査を始めた節分時からバレンタイン、ひな祭りといった年度初めのイベントにおいても積極的な取り組みは見られなかった。

  そのようなお客様の店舗選定に今回は当店が集中したのだろう。

そのような与件が発生したのだろうと思われる。

  だから年末商戦の支持も高まるぞ。

そう期待しているのだが(笑)。
普段は当店と競合店で地域の商圏をシェアしているのだが、イベント時になると地域のお客様も普段通りのお店ではなく、イベント対応しているお店に集中するのだろう。

  そのお客様の意識の差が集中に結びついたのではないか。

クリスマスでの信頼は必ず年末にも到来する。
そう信じて31日を迎えたいと思うのだ。

  そして今年は25日が日曜日。

今年最後の日曜日がクリスマスの25日に消化されてしまった訳だ。

  今年最後の商売となる31日は土曜日。

もう今年の日曜日は無い。

  年末商戦が曜日に左右されないという今年の特徴。

イベント時に日曜日が重なるという悲劇。
25日の日曜日というのは、日曜日が一回吹っ飛んでしまうような悲劇である。

  しかし、元旦が日曜日というのも悲劇であろうか(笑)。

我々からすれば、年間で唯一の休業日が日曜日にぶつかるという悲劇でもあろうか。
しかし、折角元旦営業するのに、日曜日にぶつかるというのもなんだかぁ〜であろうか(笑)。

  理想は昨年同様に27日前後に日曜日が配置されたいものだ。

クリスマス商戦、年末商戦の期間設定にもよるだろうが、今年は昨年と逆でクリスマス商戦は曜日に助けられ年末商戦は苦戦するのではないだろうか。





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2016年12月26日 (月)

他社の目

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、近隣の競合店の店長が夜に当店に現れた(笑)。

  「お久しぶりです(笑)。」

お互いに挨拶を交わしてから、世間話しになった。

  新規競合店の出店に関して。
  その具体的な対応策に関して。
  お互いの店舗の強みに関して。
  競合対策に対する企業姿勢について。

等々、30分ほど店内で意見交換をしたろうか。

  他社の仕事の仕方が見える瞬間である。

そこで築くのは、自社の人間が捉えている自社や自店の強みと弱みが、他社の方の目を通して見ると意外に違っていたりするのである。

  競合店長との会話でもそのことが見えた。

自店の強みというよりも、相手が自店のどこを重点的に見ているかという情報である。

  これも物凄い情報であると思うのだ。

競合店の店長が自店のどこを重点的に見ているのか。

  意外に野菜の価格であった。

彼に言わせると、地域の価格リーダーらしい(笑)。
私からすれば、地域の価格リーダーは新規出店した競合店だと思っている。

  そこを基準にした野菜の価格合わせ。

それが、原価との関係で出来る企業と出来ない企業の目線の差だろう。

  いくら競争だと言っても利益を圧迫できるかどうか。

それを店舗の店長判断で実行できるかどうかも、企業によって差があるのだろう。

  私とて企業の後押しがあるから出来る対策である。

更に、重点的に価格を出していく単品に関しても店長判断で決められるという店舗運営。

  それが競合店の店長からすれば強みに見えるらしい。

それは、店長に求められる数値責任に依るところも大きいだろう。

  売上を最重点に求める企業。
  利益を最重点に求める企業。
  店舗損益を最優先に求める企業。

等々、様々な店長の数値責任があろう。

  売上最優先であれば、より強硬に価格を左右出来る。

しかし、店舗損益まで要求されると、利益や人件費等も厳しく要求されるため人材の採用まで縮小均衡に陥る可能性がある。

  店舗損益が店長の数値責任として課せられる企業が多いだろう。

店舗の経営者としての位置づけからすれば、そこまで突っ込んで店長がコントロール出来る体質が理想なのはわかる。

しかしチェーンストアとしての強みを企業として活かすことも大切。

  戦う店舗と守る店舗を明確にする。

このことによって、更に思い切った戦い方が可能となる。
競合店の店長は、その部分に自社の不満を持っているようだ。

  「羨ましいです(笑)。」

そんな会話を頂いた。
まして相手は他県の企業。

  ここはいわばアウェーである。

アウェーでの不利さもあるのだろう。
そのアウェーさから見た自店の特性。

  大いに参考になる会話であった。








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2016年12月25日 (日)

2017新ドラマのおすすめ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

いよいよ2016年も終わりを告げる。

  今年の芸能ネタも今日が最後。

よって、本日は新年からスタートするおすすめドラマを提案したい。

  今年の芸能ネタのドラマ部門。

結構、いい線で推しドラマを提案していたように思う。

真田丸は感動的な最後で締めくくられた。
逃げ恥は最後に視聴率20%を超えた。

この二番組は、ネット上では番組が終わって虚脱感を感じると言った声が多い。
更に、

  重版出来。
  世界一難しい恋。
  私結婚できないんじゃなくてしないんです。
  家売るオンナ。
  お義父さんと呼ばせて。

等々のドラマをご紹介してきた。

  いずれもそれなりに笑えるドラマであったような。

どちらかというと、我が家はシリアス系よりお気楽系が好きである。

  ドラマは軽い気持ちで単純に笑えることが前提である。

そして、来季もそんなドラマに着目してみた。

  1月12日(木)「就活家族」 テレビ朝日 21時〜

家族4人が揃いも揃って職を失いかけ就活する羽目に。
「人にとって仕事とは何なのか? 人はなぜ働くのか? ひいては生きることとはどういうことか? をユーモラスに、ときにミステリアスに問いかけます。

  この文句が決め手となった。

次は、

  1月14日(土)「スーパーサラリーマン」左江内氏
                日本テレビ 21時〜

鬼嫁役の小泉今日子と冴えない(左江内)サラリーマン役の堤真一の共演。
鬼嫁と思春期の娘と息子を持つ父親が、世界平和と家庭問題の間で板挟み。
スーパーヒーローになったところで、そう人生うまくいかない。
正義って、平和って、幸せって、一体なんだろう。
現実の理不尽さに葛藤しながら今日もおじさんヒーロー頑張ります。

  この文句が決めてだ(笑)。

そして、

  1月13日(金)「下克上受験」 TBS 22時〜

これはもう、「深キョン」見たさである(笑)。
そして、実話だという。
さらに、阿部サダヲ。

  「マルモのおきて」での熱演が懐かしい。

その再来のようなドラマかもしれない。

世間で話題のドラマとはちょっと違うかもしれないが、来季はこの三本を楽しみに見たいと思うのです。

PS

  そして、最後に。

1月21日(土) 「豆腐プロレス」 テレビ朝日 深夜0時35分〜

  なんとAKBが女子プロレスに挑戦。

所属団体はWIP(ワールド・アイドル・プロレス)。

  いよいよAKBも末期か?。

と思わせるドラマ(本人たちは真剣なようですが)である。
興味があれば、是非ご覧ください(笑)。





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2016年12月24日 (土)

チラシをテーマに

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


4ヶ月に一度の「てっちゃん会」。

  次回第13幕は2月半ば。

毎回2月の開催はトレードショーの期間中に開催される。
詳細は、後日ご連絡いたします。

  そして最近では当日や翌日の前座も開催される。

前回は第12幕では、各人の取り組み内容を数人が発表した。

  新規オープンに際しての取り組み内容。
  新規オープン後の客数増への取り組み。
  新規競合店オープンに際しての対策内容。

三者三様の状況の異なる場面での取り組み内容がいろいろと学べる発表であった。

前々回の第11幕では、全員が同じ競合関係にある都内の店舗を視察して、その競合対策の内容を議論する内容であった。

  私だったら、この様な売場を作る。
  このカテゴリーをもっと強化する。
  立地での強化カテゴリーはどうか。

等々からの視点で、企業毎の積極的な話がどんどん飛び出したのが印象的だった。

  そして第13幕のテーマは「チラシ」。

特に、クリスマス期間の各社のチラシから、その考え方や売場との連動の仕方、結果としてどんなチラシが効果的だったかという検証も含めての討議となる。

  各企業のチラシの考え方の情報交換。

これは、単に売場を視察しただけでは伝わってこない企業の販売促進の核となる部分であろう。

  そこにメスを入れて情報交換する。

早速、Facebook上では積極的な情報交換が始まっている。

  今年のクリスマスは25日が年内最後の日曜日。

23日(金)〜25日(日)の3連休がクリスマスの暮らしにどう影響し、どの様な買い物行動を促すのか。

  そこに目を向けたチラシがどの様な内容なのか。

そもそも、チラシを各企業ではどの様に販促手段として認識しているのか。
そして、チラシと売場の連動とは。

  売場に関しては、見れば一目瞭然。

これは誰も嘘をつけない。
その売場の良し悪しは、お客様にも我々にも見ての通りである。

  しかし、販促手段としてのチラシの考え方は千差万別。

その考え方があるから、チラシが考案され、チラシに入る商品と価格が決定される。
そこに関わる、販促企業やデータ関連企業の参加が促される。

  他社のチラシに関する考え方とその実践に触れる。

このことで、自らの販促に対する認識と知識の深さが広がるであろう。

今後は、てっちゃん会の単なる飲み会の部分だけではなく、この様な勉強会の部分にも大いに目を向けていきたいと考えている。

  更には各社のマネジメントの分野。
  オペレーションの基本的な考え方。
  本部と現場の信頼関係構築の分野。
  人材確保と育成に関しての取組み。

等々、販売面以外のマネジメントの部分の情報交換に関しては、実際に直に話を交換しないと見えてこない分野である。

  このような情報交換を通して人間の幅を広げていきたいものである。








  

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2016年12月23日 (金)

お客様との関係

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、サービスカウンターから私を呼ぶマイク放送があった。

  「どうした?。」

   「店長にお話があるというお客様が来ております。」

行って見ると、顔なじみのご近所に住むお客様がいた。

  いつも買い物に来て下さる男性のご年配のお客様。

  「店長さんにお話があって。」
  「駐車場に数台クルマを停めたいのですが。」

話を聞くと、ご不幸があって、葬儀の為に来客の為の駐車場が必要になったとのこと。
よって、その駐車場として当店の駐車場をお借りしたいとのことであった。

  私は快くお貸しすることを了解した。


そんな話のついでに、私のクルマの話題になった。

  「そういえば、店長クルマ変えたの?。」

そのお客様のご自宅は、当店の従業員駐車場にも近い場所にある。
よって、私のクルマの所在も把握していたようだ(笑)。

  「店長のクルマ、外車だよね(笑)。」

    「よくご存知ですね。」

  「今度のクルマはリーフかい。」

    「あれはモニターとして借りたクルマなんですよ。」

そんなことから、クルマの話や電動自動車の話、そして外車の話などに進んだ。

  それから数日後。

再度、サービスカウンターからの電話。

  「〇〇さんが店長にお会いしたいと来ています。」

    “先日のお礼かな”

予想通り、先日のお客様が駐車場をお借りしたお礼にお越し下さった。

  「店長の赤いクルマがあったので、来ました(笑)。」
  「前のクルマに戻ったんだね。」

よく見ているものだ。

    「やはり慣れたクルマはいいですね(笑)。」

率直に言った。

    「店長のクルマは外車でも珍しいよね。」

クルマ好きのお客様らしい。

  「このクルマは運転していて楽しいですよ(笑)。」

そこからまたクルマ談義が始まった。

午前中に来店される男性のお客様とは、何人かと顔見知りになることができてきた。

  男性が毎朝定期的に買物に来店される。

一人の男性の方は、奥さんがいるのだが自分で作るという。

  そんな方は積極的に色々な料理に挑戦しているという。

先日は、丸干しの干し芋が欲しいと言って訪ねてきた。
以前は品揃えをしていたが、最近は高価なためか品揃えから消えたらしい。

  「さつまいもを買って、自分で干し芋を作って見るよ(笑)。」

そう言って、当店からさつまいもを購入されていった。

  流石だと思った。

より美味しいものを手作りで作ってみたいという探究心。

  こちらも午前中の楽しみでもあると言える。










  

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2016年12月22日 (木)

年賀状作成

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


年賀状。

  もう、出されたでしょうか?。

パソンコんの普及で、年賀状も自作で作成して印刷する時代になった。
以前は、ハガキ作成キットをパソコン購入の度に付いてきたソフトに住所録に保存していて使用していたが、パソコンのソフトが変わる度に住所録も書き換えなければならなかった。

  これが年賀状作成の一大事となっていた。

年賀状作成の一番の課題は、住所録の再設定。

  Macの「連絡先」から直接宛名印刷できればいいのだが。

実際には、有料で提供されているが、500円前後の価格であるしその後のバージョンアップごとに有料で購入しなければならない仕組みになるだろうことを考慮すれば、無料で提供されているソフトの方がゆくゆく安心だろうと思っていた。

そんな時に、一昨年だろうか日本郵便から提供されている無料ソフトの「はがきデザインキット」なるものを見つけた。

このソフトは流石にはがきを製造している日本郵便が提供しているソフトだけあって、使いやすく、更には毎年変わる干支に対しても毎年更新されるため、常に最新の干支のデザインに更新されるのが嬉しい。

  そして一番重要なのが住所録。

この住所録は一度作成してしまえば、後は住所録は書き換える必要は無い。
毎年の更新も住所録には影響しない。
まして日本郵便から提供されているソフトだから、突然のストップも無いだろう(笑)。

  ということで、一昨年前からこれを使用しているのだ。

これがまた使いやすいのである。

  住所録もわかりやすい。
  干支は毎年更新される。

さて、今年もちゃっちゃと済まそうか。
そう思って取り組んだ年賀状印刷。

  しかし、思わぬ落とし穴が。

これも毎年つまずく落とし穴があった(笑)。

  印刷設定の違い。

ハガキ印刷が故に、プリンタ設定を変えてハガキ印刷のフチありとフチ無しの切り替えを設定しなければ郵便番号が枠の中に印刷されない等の印刷設定変更に気が付かず、約2時間のタイムロス。

  更に・・・ 。

インク切れにて、再度ネットで購入した格安インクに取り替えたが、ヘッド清掃をしてもインクが出てこないといトラブル。

  何度かヘッドクリーニングを繰り返してトライ。

10枚ほどテスト印刷を繰り返し、約1時間のタイムロス。

  ようやく3時間〜4時間かけての年賀状印刷(泣)。

年賀状印刷のソフトは便利になっていくが、あまりカラー印刷や印刷設定をしないばかりに手間取った印刷設定という関所。

  何度繰り返しても、自前の年賀状印刷は手こずるものだ。

「これじゃぁ〜、手書きの方が早いかもな(笑)。」

  そんなこんなの年賀状作成だった。




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2016年12月21日 (水)

転職する勇気

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、地元でミニてっちゃん会が開催された。

  とは言っても4人ほどでの開催。

開催とは言っても、単なる飲み会である(笑)。
従来は、こちらの地域では会のメンバーが不在(私一人)であったが、ここ数ヶ月の中でいつのまにか2名が加わって、計3名が在籍する状況になったのである。

  必然的に、それじゃ飲るか、という話になる。

そこで毎回コメントを頂く「かわらいさん」も誘い、この地でのてっちゃん会の開催となったのである。

スーパー関係者が3名にスーパーの取引先の方が1名。

  “疎外感を持たれはしないか”

あまりにも食品スーパーの内部の話に盛り上がり、取引先の方が疎外感を持って話に混ざりづらい環境にならなければいいなと不安もあったが、その方も積極的に会話にハマっていただき、楽しく過ごすことができた。

  そこで話題になったのが転職。

4名中3名が転職経験組。

  3名中2名は同業のスーパーへ。

もう一人は、当時の仕事とは全く異なる異業種への転職だった。

  それも30を過ぎた段階で。

それを聞いた時は、彼の人生に対すつ認識を疑った。

  30過ぎで家庭がありながらの異業種への転職。

独身ならともかく、家庭を持った男性が異業種への転職というのはあまりにも無謀ではないのか。

  おそらく多くの方がそう思うだろう。

しかし、彼は喜んで(?)転職したという。

  なぜか?。

転職先の社長からの強い誘いがあったから。

彼は、当店との取引先であり、テナントで入っている花屋の従業員である。
あるセミナーがきっかけで、現在の社長の目に止まり、引き抜きされたという。

  同じセミナーで意気投合。

そこが一つの偶然だったのだろう。

  高い志を持って参加したセミナー。

そこには同様の人間が集まるものだ。
そんな環境で出会った人間同士。

  お互いに惹かれ合うものがあったのだろう。

これが、自分の意識だけで異業種へ転職するということであれば、相当無理もあるだろうが、異業種とは言えお互いの志に惚れ込んでの転職。

  そんな環境で働ける従業員が逆に羨ましい。

企業で働く。
小売業で働く。
スーパーで働く。
生花商で働く。

  社長と部下との関係。

何かしら社長の求心力があるから企業は成り立つのであろう。

  そこに存在するのはトップと部下との人間関係。

自分の生活の為という大前提はあるものの、そこの環境で継続して働くということになれば、何かしらの別の要因が多いに関わってくると思われる。

  その一つにトップの求心力というものがあるのは間違いない。

この人の為に、このトップの為に、俺は仕事で貢献する。
そんな想いが強いほど、従業員は力を発揮する。

  それは普段からの彼の仕事ぶりにも表れている。

人間は、同じ人間の生き様に共感を得て力をもらうのであろう。




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2016年12月20日 (火)

ステルス企画

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ステルス企画。

  初耳の方も多いだろう(笑)。

ステルス = 隠密に敵に隠れて。

  そんな意味合いを持つ。

ステルス企画とは、ネットで検索すると、お客様に販促とはわからないようにネット上の別のブログとかフェイスブックで商品を必要以上によく表現してもらい、販売促進に生かしていくというやり方を指すらしい。

しかし、私の言うステルス企画とは、競合店に悟られないように、チラシ掲載はせずにインストア企画だけでお買い得価格で販売したりタイムサービスを定期的に行ったりする企画を言う。

通用であれば、どんなお店にしているとか、それをチラシ上に謳って特売品を目玉にお客様を呼んでそれ以外の商品も含めて売り上げ金額を高めていく手法をとるものだ。

しかし、ステルス企画とは、敢えてチラシ掲載せずにこっそりと定期的にタイムサービス等を実施し、競合店に知られずにその商品を目玉に地域のお客様にこっそりと固定客になって頂くような販促企画のことをいう。

  競合店に知られずにお客様を集客する手法。

これも一つの販促企画である。

  要は、敵に本気にさせないで密かにお客様を取り込むこと。

この企画は、継続してこそ効果が発揮される。
そして、チラシに織り込んでいないから、店内企画でなんでも出来るし、やってないからと言ってお客様からも文句は出ない。

  逆に、こんな企画をやってくれてありがたいと感謝される。

それが、ステルス企画。

  だから、価格も思い切って出せるのだ。

思いっきり出したからと言って、チラシに謳っているわけではないから、数量限定でも良いし、目的買いも無いからその商品だけの目的で来店もしない。

  要は、買い物に来た人だけの恩恵。

だから、常にお客様として来店しなければその恩恵は受けられない。

  それも固定客作りの一つではないだろうか。

特に、商圏が限定された地域では、商圏内のお客様をしっかり取り込む目的として有効に発揮されるだろう。

そのほか、このステルス企画には色々な取り組み方あるだろう。

  同じ時間に日替わりで価格を出す。
  同じ商品を定期的に価格を出す。
  同じ曜日に同じカテゴリーを割り引く。

色々な手法はあるだろう。

  しかし、一切チラシに入れてはならない。

チラシに入れるということは、お客様にもわからないが、競合店にも見つからない。

  恩恵は毎日買い物に来られるお客様のみ。

これが、口コミで固定客を増やしていくのである。

  時間はかかるだろう。

しかし、そのお店の固定客のお客様の支持は厚く、口コミも根強い。
そんなお客様の力を借りながら、地道に固定客を拡大していきたいものだ。








  

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2016年12月19日 (月)

若年層の成功体験

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日紹介した「辞めさせない」マネジメント。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-85f0.html

その中に、こんなフレーズがあった。

  「若年層ほど成功体験を早期に積むこと」

要は、新入社員から2年目程度の社員が早期に仕事への自信をつけることが重要だという。

  その為の上司の対応。

5年も10年も仕事をしていると、わかっているつもりで周囲と仕事をしているが、自分が新入社員の時を思い出せばわかる通り、入社1年目程度の時の不安感はその時に戻らなければ分からない。

  そんな不安な時期にどんな体験をするかが重要だという。

その不安な時期に、何をすれば褒められ何をすれば叱られるのかを知ることが重要だという。

  人間性を叱ることではなく行動を叱ることが大切。

逆に、行動を褒めることやその行動から導かれた結果を褒めることが一番重要だという。

  その結果としての成功体験を積み重ねること。

その積み重ねが仕事への自信が付き、「行動自発率」を高めることになるという。

  行動自発率。

自ら行動しようとする確率。

  これは自分に対しての自信からくる自発的行動を言う。

それは、当初の従業員にはゼロの状態に等しい。
その自信は、一つ一つの行動を上司や周囲の評価で身についていくものである。

  “こうすれば褒められるんだ”

人間は褒められると言う結果を求めて行動しようとするものだ。

  上司からお客様から周囲から褒められる。

それは店長になったって同様のこと。

  特にお客様からの評価は身近なところで嬉しいものである。
  商品が売れると言う事実もお客様からの結果と同様である。

商品が売れる = お客様からの高い評価。

  このような成功体験が行動自発率を高めていくのだ。

私は、この行動自発率の高さが成長率だと思っている。
だから、その促進剤としての上司の若年担当者への承認は重要だと思っている。

私が部下や他者を褒める時の流儀がある。

  叱る時は直接本人に。
  褒める時は他人を通じて。

当然、直接褒めると言う基本はあるが、特に他者を通じて自分が褒められていると言う話を聞いた時は、褒めた相手への信頼を高めるものだ。

  「店長がお前を褒めてたぞ。」

そんな噂を他人から聞いた時は、誰だって嬉しいものだ。

  “店長に認められた”

そこから、自信を得ていく若年層は多いだろう。
それは何も正社員だけではない。

  店舗のパートさんとて同じこと。

そんな褒めるという行為から、部下の行動自発率を高めていきたいものだ。









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2016年12月18日 (日)

クライマックス

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ真田丸も今日で最終回。

  久しぶりに大河ドラマを年間通して見続けた。

それだけ、今回の真田丸は面白かった。

  どこが面白かったの?。

どこがと言われても、一言では言い表せない。

  しかし、あえて言うならば、脚本だろうか。

三谷幸喜の脚本はやっぱり面白い。
ドラマを見ていても、どこかに人間臭い味を感じさせるのだ。
特に、大河ドラマのように大勢の登場人物が出てくるドラマになると、その人物がそのストーリーの中でどんな役割を演じ、どんな人間味をどんな演技で演じるのかと言う細部の面白さが光っていたように思う。

  特に石田三成が登場してきた頃から、そんな面白さが目立ってきた。

更に、関ヶ原の戦いに向かって世情が大きく動いていく過程の中での、真田幸村の父真田昌幸の巧みさとそれを引き継ぐ幸村、そして兄の信之との対比も面白かった。

  戦争と平和。

この二極化されたマネジメントの世界で、平和を維持するマネジメントといざ戦いと言う時のマネジメントの対比も、人それぞれにいい味を出しながら実在の人物たちがその色を思う存分に出し切った感がある。

  思えば、石田三成と真田昌幸の二人。

大河ドラマの中盤はこの二人の存在が視聴率を牽引したのは間違いないだろう。

  常に変化を求める真田昌幸。
  常に安定を求める石田三成。

その間に位置したのが、真田幸村である。

  父昌幸から、戦いのいろはを学び
  上司の三成から、組織運営を学ぶ

それが、大阪冬の陣、大阪夏の陣で大いに発揮される。

  並み居る浪人を組織化し大胆な策で徳川勢を翻弄する。

そしてそこには強い信念の存在を感じるのである。

  絶対に諦めないという強い信念。

それが、このドラマを最後まで人々を惹きつける要因なのではないだろうか。

  そして、今日が最終回。

最後の最後まで徳川家康を苦しめたその家系。

  そしてこの最終回はまさにその極致。

徳川家康が自分の死を意識する場面である。

  家康が死を覚悟する場面は後にも先にも無い。

そこに至るまでの、絶対に諦めない姿勢も素晴らしい。
大いに、自分に取り入れたい生き方の姿勢である。

  この番組後の自分の中でもロスが如何に大きいかが後々わかるであろう。










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2016年12月17日 (土)

続モニター試乗

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、モニター試乗を記した。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-cb33.html

日産リーフのモニター試乗。

  一週間の試乗を受けた。

今回の試乗は前半は主に通勤の往復約60kをメインに、競合MRも含めての試乗だったため、大きな支障もなく使用できた。

そして、最終日は片道約100kのドライブに挑戦してみた。

  日産ディーラーに立ち寄れば充電は無料。

ドライブ途中にも日産ディラーはたくさんあり、まさか充電切れは無いだろうと思い、せっかくガソリン代もかからないため、長距離ドライブを強行したのだ。

  フル充電で約200k走行だから余裕だろう。

そう、思っていた。
家を出た時は、残り140kの走行が可能な表示。

  “目的地まで約90kだから余裕だな”

そう思っていた。

  東北へ向かうため、暖房を24度に設定。

しかし、リーフの場合はネット検索してもエアコン稼働時は電費が落ちることは報告されてはいた。

  更に、後々わかった事実としては。

宇都宮から白河までドライブしたのだが、白河の関とはよく言ったもので、ずっと上り坂が続く。

  白河は標高500メートル。

体感しにくいが、クルマには相当の負担が掛かっていたのだろう。
残り距離数25kの段階で、メーターは走行距離50kを指していた。

  この段階でもまだ余裕だろうと安心しきっていたのが間違いだった。

白河の関に近づくにつれて、上り坂がキツくなってきた。

  メーターの残りキロ数が目に見えて減っていく。

私は、慌ててエアコンを切った。

  エアコンを切ると約10kほど距離が伸びる。

そして、残り10kを指した頃だろうか。

  突然、音声案内が流れた。

「残り充電量が少なくなりました。近くの充電スタンドをご案内いたしますか。」

  そんな内容だったと思う。

その直後のことだ。

  残り走行距離数が突然消えたのだ。

今までは、この残りキロ数を目安にドライブしていたのだが、この距離数が突然消えたということは、いつ止まってもおかしく無いということであろうか。

  慣れていないということはこういうことなのだろう。

隣の女房は、私の慌てぶりに驚いたという(笑)。

  日産ディラーまで約1k。

持つだろうか。

  この間の15分は生きた心地がしなかった。

ようやくたどり着いたディーラーは温かく迎えてくれた(笑)。

  そして、帰りは逆に下り坂が続く。

下り坂では逆にメーターが減らない。

  なかなか走行距離が減っていかないのだ。

逆に増えていくという矛盾。
残り走行距離が180キロからなかなか減らないのである。

  ようやく下り坂から平坦に戻り山岳部に入った頃。

通常の減り具合に戻ったのだ。
慣れの問題はあるだろうが、走行条件の変化によりここまで電費が変わるものかと思い知らされた。

  そうして、リーフをディーラーに返却。

今日の話も取り入れながらの感想を話した。

  「日光いろは坂はほぼほぼ充電が切れますよ。」

ディーラーの担当者もリーフを所有しているらしいが、日光いろは坂は覚悟して登るという。

実際のガソリン車でも同様に相当負担を強いているのであろう。

  いずれは電気自動車。

今回の試乗を通しても、この考えに変わりは無い。
2018年には、フルモデルチェンジにより、フル充電時の走行距離は300k以上に引き延ばされる見通しだという。

そして、スタイルももっと洗練され、ゆったりと乗れる車種に切り替わることを願いたいものである。









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2016年12月16日 (金)

リニューアル成否の鍵

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


リニューアル。

  日本語で店舗改装。

先日は、その競合店の改装を記した。

  わずか数日で内外装とも見違えるほどの変化。

さらに、照明の照度が上がったお陰で、店内が広々と感じるほどの変化。
改装当初は商品の陳列技術もしっかりしており、素晴らし売場が出来上がったと感じていた。

そして先日、再び訪れてみる。

  “以前の感動が無くなったかな”

そんな印象だった。

  特に入り口付近での単品量販が無くなった感。

入り口とは青果側の入り口での、本来なら鮮度感溢れる売場である。
その売場が、小ぢんまりした商品の寄せ集めにような展開になっていた。

  本部の応援がなくなると戻ってしまう売場作り。

ここにリニューアル成否の鍵が隠されているような気がするのだ。

  リニューアルとはまさに、本部と現場の共同作業。

リニューアルをどこまで実行するのか?。

  レイアウトは?。
  設備投資は?。
  リニューアル期間は?。
  
等々も含まれるから、当然本部主導で進められることにはなるだろう。
しかし、現場でどうしたい、という意向があって初めてリニューアル後に継続出来るとも思っている。

  現場から発信しない限り、一時の改装で終わってしまうのが常。

それが、今まで嫌という程見てきた改装の実態だ。

  それは、現場からの発案があるかどうかが鍵。

私はそう思う。

  コスト面では本部が主導となろう。
  しかし発案者は現場の店長が主導。
  
そして、発案者のプレゼンが現場と本部で共有されているかが一番のポイントであろう。

  現場が自ら主導権を握るというスタンス。

これが、リニューアルを維持継続出来るかどうかの鍵である。
そうでなければ、一時、本部スタッフが参加して寄ってたかっての一大イベントで終わってしまうだろう。

  現場はやらされ感に包まれて終わり。

後に残ったのが、変わったレイアウトと設備のみ。

  そこに従来通りの店舗運営が乗っかるだけ。

現場の店長やチーフがどこまでリニューアルや新店の構想に加わってきたか。

  そこにリニューアルの成否の大きな鍵が隠されるのではないか。



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2016年12月15日 (木)

地域スーパーの使命

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今回の新店では、意外に学生の応募が少なかった。

  特に高校生のバイトが皆無だった。

近くには私立大学も存在しているため、採用当初は夕方以降のバイトに関しては引く手数多であろうと安心していたが、逆に誰も応募に来ない。

  期間後半からようやく数名が応募に来た程度。

しかし、高校生は皆無のまま。

  “高校生は学校の許可が必要だからバイトしづらいのかなぁ〜”

最近は、アルバイトをするにも学校の許可が必要である。

  「親の収入が少ない」
  「片親しかいない」
  「その他特別な理由」

そのような状況にあって、学校にバイトの申請をして初めて許可が下りるようだ。
しかし、ようやくここに来て高校生が2名ほどアルバイトの応募に来た。

  「接客をやりたくてレジに応募に来ました。」

遅番が少なめなので、迷ったが採用を決定した。

  大学生は戦力になるが、4年で卒業。

しかし、地元の高校生は卒業後もそのまま社員になるかパートで残る可能性が高い。

  この地域を背負って暮らしていく存在。

私はそう思っている。

  だから、積極的にアルバイト学生を採用しておきたい。

ここで覚えた接客は後々自分の人生を助けてくれる筈だ。

  いや、ここで学んだ事が自分の人生に役立ってほしい。

そんな願いから、極力、高校生アルバイトは採用したいと思ってはいた。

  しかし、なかなかその機会が訪れなかったのだ(笑)。

それでも、このような業界の接客が好きだという学生だけあって、しっかり私の目を見て話しの受け答えをしてくれる。

  こんな子たちを見ていると嬉しくなってくる。

人と接するのが喜びなんだなぁ〜と思ってします。

  人と接する喜び。

最近はネットで繋がりが当たり前の時代であるから、リアルに人と接することに喜びを感じることの出来る若年層が少ないように思うのだが、彼女たちは明らかに違っている。

  こんな子達がレジ業務で接客を学ぶ。

それを通して、地域社会に貢献する。
これも大切な、地域スーパーの使命である。

  彼女たちはここで働いたことを、将来どのように受け止めるのだろう。

そう思うだけで、胸がワクワクするのである。





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2016年12月14日 (水)

説得と納得

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店長とチーフ。

  店内ではありふれた関係。

そして、店内では上司と部下。
  
  店内では?。

そう、店内では店長とチーフは上司と部下の関係。
しかし、より深い商品での結びつきは、どちらかというと本部バイヤーとチーフ、もしくは本部スーパーバイザーとチーフとの関係の方が上司と部下に相応しい関係であるとも言える。

  商品という縦割りではチーフの上司はバイヤーかスーパーバイザー。

そう言っても過言ではないのではないか。

  しかし、店内ではチーフの上司は店長。

そこに、チーフという立場の難しさがあるのかもしれない。

  マネジメント面では店長を上司として師事し、
  商品展開においてはバイヤーを上司と師事す。

そのように割り切っているチーフもいるかもしれない。

  それが実態であろう。

平穏無事な時代ならそれでもよかろう。
しかし、一旦競合店がオープンしたり、リニューアルしたりして店舗の数値を大きく左右するような事態に陥れば、個店の店長のリーダーシップが問われることになる。

  店長として個店をどう運営するか。

それは、接客とかサービスとかのマネジメント面から、競合店との戦いの中で発生する商品面や単品販売面に到るまで、個店として統一性を保ちながら一個の店舗としての対応が問われるのである。

  要は一個の生命体として有機的にどう対応していくか。

これはもう、店長しか決められない問題である。
そして、どう戦うかを決めたら、それを手足となって動いて部門運営を現場で実際に売場作りをするチーフの協力なしには実現できないことである。

  そこに、店長とチーフという上司と部下の関係が成り立つのである。

そして、通常とは異なる競合対策としての、店長の意向を部下に伝え、店長がイメージする売場運営をチーフが実現できるかどうかという問題は、店長のコミュニケーションの能力で大きく開きが出るのではないだろうか。

  そこで大切なのが、説得と納得の世界である。

自店と競合店との関係から、自店の強みと弱みを把握し、強みを活かし弱みを克服する対策。

その対策をどのような手順で実行に移し、どのような効果を発揮し、どんな段階に競争を持って行こうとしているのか。

  その一連の流れを明確にすること。

要は、それらの行為によって、どんな未来が開けてくるのか。

  それを上司が明確に示すこと。

それを上司と部下、店長とチーフで共有することによって、上司の説得と部下の納得が成立するのである。

  説得と納得の成立。

これによって、店長の店舗運営へのチーフの参加がより積極的に促されるのである。

  未来が見える。

このことがお互いにとって、如何に重要なことか。

  未来を語る。

やはりこのことが人間の意志を強くするのではないだろうか。









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2016年12月13日 (火)

ワインの表示変更

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、通勤途中でラジオを聞いていた時に出た話題。

  ワインの表示法が変わるらしい。

国内のワインの消費が年々高まり、国内産のブドウを使用して国内で生産されたワインの製造流通もどんどん拡大されてきている現状を鑑みて、また購入するお客様の買いやすさを追求する目的でワインの表示法が、平成30年10月30日から変更されるようだ。

もっともそれ以前にその表示に以降することも奨励されていので、意外に早い段階からこの表示を確認することができるだろう。

  特にこの表示を早々に取り入れたい国内ワインは移行が早いだろう。

国税庁のホームページを見ると以下のように表記されていた。

「従来、一般的に「国産ワイン」と呼ばれていたものには、国産ぶどうのみを原料とした「日本ワイン」のほか、輸入濃縮果汁や輸入ワインを原料としたものも混在し、「日本ワイン」とそれ以外のワインの違いがラベル表示だけでは分かりにくいという問題が存在していました。

 

そのため、消費者の方が適切に商品選択を行えるよう、表示を分かりやすくすることなどを目的として、表示基準を定めました。」

  そんな趣旨で表示変更に至ったということである。


また、その表示の詳細を以下に記すと、

①「日本ワイン」
:国産ぶどうのみを原料とし、日本国内で製造された果実酒をいいます。

②「国内製造ワイン」
:日本ワインを含む、日本国内で製造された果実酒及び甘味果実酒をいいます。
③「輸入ワイン」
:海外から輸入された果実酒及び甘味果実酒をいいます。

  このような表示の区分けになるらしい。

思えば、ワインの表示には日本で育った我々には理解し難い表現がる。

  「ボディー」。

よく、フルボディー、とはミディアムボディーとかの表現である。
ワインを飲み始めた当初は、入っている量のことかと思ったものだ(笑)。

  フルボディー = 750ml

しかし、フルもミディアムもライトも皆750ml。
飲み進んでいくうちに、フルボディーになるほど、飲んだ時の感触が重いという感覚であることに気づいていった。

 しかし、フルボディー = 美味しい

とは限らない。
私から言わせれば、ミディアムボディーのほうが私の舌には合っているようだ。

  特に、国産ワインはミディアム表示の方が美味しい場合が多い。

というか、輸入ワインや国内製造ワインにフルボディーが多いような気がするのだ。

この表示法の変更。
従来であれば、国産ワインというとなんとなく国内産のぶどうを使用したワインという錯覚故に、日本産ワインと混合しがちで合った為、相対的に日本産ワインの評価が低かった感があるが、今後はこの制度により日本産ワインの評価が一段と上がってくるだろう。

  日本産ワインの価格上昇。

この危惧が生まれるのが怖いのだ。
今まで以上に評価を上げた日本産ワインが強気な価格設定にしてくるのでは、との危惧。

  これは私だけの危惧であろうか。

そんな不安を乗せながら、新たなワインの表示法が3年後からスタートする。







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2016年12月12日 (月)

売り抜く

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々の仕事は小売業。

  売ってナンボの仕事である。

特に生鮮食品は鮮度落ちが早い。

  鮮度落ちと売り切りとの駆け引きの連続である。

しかし、最後は売ってナンボ。
売ってナンボとは、お客様に購買されて初めて売上になり利益になる。

  最後は利益との駆け引きとなる。

最近は、商売も分業化され、利益発想という意識よりも本部情報に忠実に売価設定をして作業として陳列をするという役割に重点が置かれてきているが、最後は現場の売場で金に変えてナンボの商売となる。

  だから単品の利益額の発想が一人一人に意識づけられていた。

例えば、生あじ。

  10ケース仕入れたら原価はいくらか。
  10ケースをどんな形態でそれぞれの売価をどうするか。
  
そんな計画をもとに売り場を作る。
その後、売れ方をチェックして最後はどう売り抜けるか。
この時に、一つのチェックポイントがある。

  原価の分岐点に到達したかどうか。

要は、仕入れ原価金額分を売上げたかどうか。

  原価分を売り上げた後は、売った分が利益になるという発想。

それが荒利率ではなく、荒利額の発想である。

  単純明快だ(笑)。

鮮度落ちの早い鮮魚ならではの発想。

  だから、原価意識は高かった。

原価まではどう工夫して商品化と売価設定をして、売場を作り陳列するか。

  出し切ったら、後は売り切る。

以前は「売り抜く」とも表現していた。
だから、商品が売れることを、「抜けた」とも表現していた。
原価分までは必死に売る為の知恵を出した。

  「店長、抜けました!。」

と表現する鮮魚担当者が多いのもその所以であろう。
しかし、原価分まで売上が達したら、後の売上は全て利益となる。

  だから、売方もイケイケになる(笑)。

いつの間にか、グロサリー部門や売価管理部門に合わせて、売り切るという表現に変わっていたのだが、売り抜くという意味をもう一度考察しなければならない時代に戻ってきたのではないか。

  単品で利益をどう獲得していくか。

その分岐点が原価管理である。

  その為に必要な発想が、荒利額の発想。

その荒利額を獲得する為に必要な獲得手段が売り抜くという発想。

  売り切るは身銭を切って売り切ること。
  売り抜くとは原価分をどう獲得するか。

売り抜くという発想。

  もう一度我々が獲得すべき販売技術であろう。






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2016年12月11日 (日)

モニター試乗

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

しかし、やっぱりネタぎれ。

ドラマもそろそろクライマックスに近づいてきているが、真田丸に関しては来週が最終回。まら、逃げ恥に関しても来週が最終回となっているため、この件に関しては来週に取り上げたい。よって、dadamaさんには本当に申し訳ないが通常ネタで記してみたい(笑)。

先日、ネットでちょっとした検索をしていた時のこと。

  日産リーフモニターキャンペーンなる文字が飛び込んできた。

モニターキャンペーン?。

  “もしかしてリーフが後々譲ってもらえるのか?”

そんな甘い思惑もあって、早速モニターキャンペーンにネット予約してしまった。
後で、よくよく調べてみると、他のモニターと違って譲ってもらえるというような類のものではなく、単に一週間程度貸出しをして、その乗り心地と電気自動車の優位性を理解してほしいという趣旨であることがわかった。

しかしこの際だから、電気自動車を体験してみようかと思い、予約を続行して先日からモニターを続けている。

私は、いずれ次に購入するクルマはハイブリット車ではなく電気自動車にしようとは思っている。

  電気自動車。

これからの主役になっていくであろうことはわかるのだが、未だによく理解していなかったのも事実。

ネットで検索してみても、実車に乗ってみないことには、そのメリットもデメリットもわからない。

  海外ではハイブリットよりも電気自動車の開発が活発だと聞く。

日本で唯一の電気自動車である「日産リーフ」。
しかし、あまりいい噂は聞かない。

  走行距離が短く遠出に向かない。
  充電スタンドが少なく不便。
  パワーが弱く加速が鈍い。

等々の噂が先行する。

  しかし、充電のみで走るメリットは別格だろう。

そうは思ってみても、やはり実際に一週間試乗することで所有するメリット明確に見えてくるハズだ。

そんな期待もあって、敢えて今回は実際にモニター試乗に申し込んだのだ。

まず、モニター当日日産ディーラーへ行ったら、今までにないおもてなし(笑)。

  日産車で行ったのが良かったのだろう。

クルマを降りた瞬間から担当の方が駆けつけてきて、こちらの要件を伺う。
更に、今回のモニター担当の方が来る間にスターバックスのコーヒーを運んでくれる。

  今までの日産ディーラーとは大違い(笑)。

こちらの世界も競争が激しいのだろう。
そして担当の方からの説明を受けて実際にモニターとしてお借りした。

  せっかくなので、翌日に那須までドライブ。

乗り始めて気づいたのは、車線に入り他車とのスピードに合わせる加速感には全く違和感がないこと。
通常に市街地や郊外を走るのには、全くの違和感は無い。

  むしろその静寂性に驚かされた。

ガソリン車との大きな違いの一つが、走行時の騒音。
当然といえば当然だが、ハイブリット車とも違い、ガソリンエンジンでは無いから、いくら車速が上がっても風切り音とタイヤの騒音だけである。

  車内の音楽が綺麗に耳に入って来る。

今回試乗したクルマは最新型らしく、一回の100%充電で走れる距離は約200キロ。

  200キロだけ?。

そう思われる方もいるだろう。
やっぱり200キロでは不安があるが、初期型は100キロだったらしい。
初期型を購入された方は、100キロしか走らない上に、充電スタンドも少なかったから、相当の不便さを感じながら所有し使用していたらしい。

  しかし充電スタンドも当時の10倍ほどに増えたらしい。

ちなみに今回試乗したリーフを扱うほとんどの日産ディーラーでは充電スタンドを有していた。
更に、そのほかにもナビの多くの充電スタンドが検索される。

  長距離ドライブの途中でも比較的安心できる状況ではある。

しかし、一回の充電に約30分を要する。
この時間をどう受け止めるかは、所有する側の捉え方であろう。

  通勤途中での充電には適さない。

しかし、何と言っても最大のメリットはその経済性。

  電気代は月2000円。

要は、従来のガソリン代と言われるランニングコストは、いくら乗っても月2000円の充電カードを購入するとそれでいくらでも充電できるというシステム。

  充電代2000円で走り放題。

その代償としては、一回の充電で約200キロしか走れない。
ガソリンスタンドよりは少ない充電スタンドで30分の充電時間。

  しかし週末夜の充電スタンドは混雑。

今回の試乗モニターで見えてきた電動自動車のメリット・デメリットであった。





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2016年12月10日 (土)

競合店の改装

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日は、競合店の新規出店を記した。

  そして今日は競合店のリニューアル。

以前には、当店が出店するにあたって、近隣の競合店が当店出店前日にリニューアルと出店一週間でリユーアルを記したことがあった。

今回は、先日の競合店出店に当たってのリニューアルオープンである。

どうやら、競合店が新規にオープンするタイミングというのが、リニューアルの絶好のタイミングのようだ。

以前は、経年活性化が主で、7年とか10年とかの年数によって冷蔵ケースの痛みや店舗施設の痛み、更には最新のレイアウトへの変更を目的にリニューアルをしていたが、最近は上記のように近隣に競合店が出店するタイミングに合わせてのリニューアルも多くなってきた。

今回の競合店のリニューアルを見ていても、その企業の勝ちパターンのレイアウトと強化ポイントが集約されたリニューアルとなっていた。

  勝ちパターン。

近年は、建築資材の高騰などから、新規出店よりも既存店のリニューアルに力を入れる企業が多い。

この地域でも3店舗のリニューアルを見てきたが、そのいずれもがその企業の勝ちパターンを踏襲したリニューアルとなっていた。

  規模の大小こそあれ、デリカとお酒を強化したリニューアル。

そこを押さえながら、その企業の独自のレイアウトと品揃えが踏襲されている。

  結果として二桁前後を期待できるリニューアル。

それが、たかだか一週間以内で改装してしまうのだから、最近のリニューアルの精度の高さが伺える。

  店内はまさに新店同様の様相。

更に、ここまで変えるかというほどの新規改装ぶり。
そして、その企業の勝ちパターンである、デリカとお酒の強化、そして店内照明を明るくして広さと開放感、安心感を充実させたリニューアル。

  この企業の強みは売場の安定感。

いつ何時でも、安定した売場を維持しお客様にワンストップショッピングを提供でいるマネジメントを確立している。

しかし逆を言えば、変化に乏しく、売場の大胆な変化に弱いマネジメント。

  今回のリニューアルではこの部分へのメスも入れているようだ。

強みの直線を生かしながら、魅せるという意味での曲線や変化を定番にも取り入れたレイアウト。

  直線8に曲線2。

この割合で単品と品揃えをバランスよく配置したレイアウトは、以前にも増して重厚感のある売場を実現させていた。

  いい売場に蘇ったなぁ〜。

そんな印象である。

  しかし、周辺競合店は大変だ(笑)。

このチェーンストアは周辺にこのお店を合わせて4店舗ある。

  それら全てが協賛セールだ。

先日の新規オープン店舗に対抗した周辺競合店の対策チラシが二日前に入ったばかり。

更にその二日後にはこのお店がリニューアルオープン。
それに対抗して、今回もその周辺競合店が周囲のチェーンストアを巻き込んで一斉に協賛も合わせてチラシが入った。

  このエリア一帯が一斉に連鎖反応。

このエリアだけ異常が価格感度となってしまった。

  お客様も相当な買い疲れを起こしているだろう。

新規競合店の出店と、近隣競合店のリニューアル。

  その都度ばら撒かれる協賛チラシ。

生鮮食品と合わせてグロサリー商品も目玉として登場していた。
この周辺のグロサリー商材に関しては、当面同様の商品に関しては動きが止まるだろう(笑)。

  しかし生鮮商材は週末には再度復活してくる。

ここからが勝負どころ。

  まして年末商戦に入っていくタイミング。

しっかり在庫軽減を図りながらこの週末から再起動である(笑)。








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2016年12月 9日 (金)

他部門援助の楽しさ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、今年初のみかん箱の単品量販が入った。

  200ケースの限定販売。

通常であれば、私の仕事として青果部門に入り込んで検品をするのが常だ。
しかし、今年はレジ要員に余裕があったので、彼女達にみかん検品を依頼した。

開店前のレジ。
サービスカウンターに早番のレジ担当者がたむろしていた。

  「今日は開店間もなくから他部門へ援助に行ってもらうよ」。

すると、みんな手を上げて自己アピールをする(笑)。

  「私に行かせてください。」

まだ、どんな援助かわからないのにだ。

  「青果のみかんの検品をしてもらうよ。」

そう言った途端に、ちょっと考えはするが、すかさず「私が行きます」と数人が返答してくれた。

  要は、レジ担当者とは、レジ打ち以外の仕事も経験してみたいのである。

なぜか?。

  常に同じ作業の繰り返しであるから。

販売部門であれば、発注は品出し、商品製造と同じ作業というよりも商品の一連の流れに沿って色々な作業が発生する。

  値下げ処理や試食販売もその一環。

だから、売る楽しさを身につけられるのである。
しかし、レジ担当者は基本はレジ打ちのみ。

  だから、たまには他の仕事をしてみたいと思っているもの。

レジを打つときとは別人のように嬉々として品出しをするパートさんもいる(笑)。

  それほど、販売とはやっぱり面白い仕事ではある。

しかし、レジ担当者はレジを打ちながら接客をして、人との接触を楽しめるという別のやりがいを感じる人もいるだろう。

  事実、その接触を楽しみながらレジを打つパートさんも多い。

特に、午前中のお客様は固定客が多い。

  よって、買い物以外の会話を楽しむお客様も多い。

そこに、お客様も買い物の楽しさがあり、レジ担当者もその会話からやりがいを得るのである。

  とは言ってもたまには別の仕事もしてみたい。

よって、本来の私の仕事を彼女らに譲ってみた。

  みかん200箱の検品。

この作業を個人によっては3時間で終わらせたレジ担当者もいた。

  「随分早いな(笑)。」

青果チーフに言ったら、彼もびっくりしていたようだ。
みかんの検品といったら、一仕事である。

  特に始めの頃の欠品は痛みが多い。

時には粉状態のみかんもある。
まさに、呼吸ができない状態に陥ることもしばしばだ(笑)。

このような他部門への援助も、あまり専門家を作らずに、全員が平等に援助に行けるよう配慮してやることも大切なのだろう。

当初は、この仕事はあのパートさん、この仕事はこのパートさんと決めてやったほうが生産性が上がるかと思っていたが、皆平等に援助計画を立てたほうが、平等感とやりがいを満たしてくれるようだ。





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2016年12月 8日 (木)

競合新店を迎える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


7月にオープンした当店。

  早くも12月には3k商圏内に競合店が出店。

このエリアには、今年に入って3店目のスーパーマーケットが出店したことになる。

  5k商圏内に3店舗が一年で出店。

如何に、美味しい地域だったのか(笑)。

  出店から約一週間。

新規出店した競合店の影響なのか、それともその競合店の出店に際して対策チラシを打った周辺の競合店の影響なのかは定かではないが、競合出店による影響は未だに続いている。

  当然と言えば当然であろう。

こんな時は、まずもって客数が大幅に減少する。
特に、出店の一週間以内の平日は半端ではない。

  お客様の買い疲れも大いにあるだろう。

こんな時は何をやってもお客様は戻ってはこない。
それは、今週の週末からの課題であろう。

  そして、年末商戦へ向かう週末である。

ボーナスも支給され、徐々に盛り上がってくる週末の商戦。
そこに、競合店の影響とは言っていられない状況が迫っている。

  出来る限りの施策によって年末に間に合わせなければならない。

問題は、競合店に出店だけの問題ではなく、その競合店に対抗したチラシを競合各社がチェーン店として数店舗連合で打ってくることである。

よって、この競合店にはこの施策で、この競合店にはあの施策でというカテゴリーを明確にした競合対策が必須となる。

  あまり手を広げても的が絞れなくなる。

要は、離れかけたお客様を、競合店の強み毎に分類して対策を打つ。

  それを、ひっそりと実行に移していくこと。

焦らず、急がず、密かに、そして大胆に(笑)。

  長い戦いになることは百も承知。

だから、口コミで評判を広げていくことが重要だ。
だから、徐々にお客様が戻ってくるのである。

今回のような新規出店と競合店のチラシ合戦には、徐々に徐々に口コミで評判を重ねていくことが、いわば早道となろう。

  その手をしっかりと確実にそして大胆に打つこと。

これが、今後の私の通る道となろう。

  単なる安売りだけでは後に続かない。

セレクトした商品が後々当店の武器に育てながら、他競合店で品揃えの無いメリットを活かして育てていくことも必要であろう。

  最終的には、商圏内のお客様をより確実に固定客に変えていく。

そんな施策が始まろうとしている。





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2016年12月 7日 (水)

評価

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ、評価の時期である。

  誰の?。

店舗のパートさん達の評価。

  評価から次年度の給与の査定となる時期。

当初から、頭が痛かった課題である。

  何故か?。

次年度の雇用を運命付ける課題であるからだ。
幸いにして、現状のパートさん達の人員数は恵まれているのは事実。

  それを盤石にする為には今回の評価が左右する。

どう納得性のある評価と給与が提供できるかが大きな鍵だ。
地域の競合店との給与面での納得性をどう一人一人に導き出せるかがポイントとなろう。

  努力して結果を残しているパートさんにとっての納得性。

それと同時にカバーしなければならない課題は、

  隣の同僚と比較して自分の評価がどう納得性があるのか。

この二つの要素を同時に取り入れながら、より多くのパートさん達の納得性を得られる一人一人の時給を提示しなければならない。

  この一時だけの時給の評価ではない。

維持継続して企業に貢献しようとするモチベーションを維持できる給与であるかどうか。

  私は、この第一回目の給与査定と契約更新が重要だと思っている。

採用と入社時は、どちらかというと仮契約的な位置付けであるから、研修期間という認識もあるだろう。

しかし、契約更改となると、その給与が市場と比べてどうかという企業としての姿勢が問われるであろう。

  まさに周囲との競合店との獲得競争に晒されるのである。

この獲得競争を勝ち抜くという意味でも、次回の契約更改は非常に重要なのである。

  更に、最低時給も年々上昇している。

最低時給に押し上げられて、能力の高い方と低い方の時給差がつけられなくなっているのも現状。

  この不公平感が技術者の流出を招いている。

この問題にどう歯止めをかけるか。

こればかりは、店舗の店長が自店の売場計画をダイナミックに計画し、競争力のある売場を自由に作るという類の問題ではない。

  金が絡む大きな問題。

人事との連携も必須である。
概ねの企業は、パートさんの時給に関しては、店長や店舗側の評価で決定すると思われるが、その上げ幅に関してはある程度のガイドラインが存在するであろう。

そのガイドラインに沿った上げ幅では、近年の最低時給の上昇に対応できなくなっているのだ。

  年末商戦を前に大きな壁がそびえているようである(笑)。







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2016年12月 6日 (火)

苦言?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある友人から言われた。

  「最近のブログはつまんねぇ〜なぁ〜」

その友人は30年来の付き合いで、お互いに歯に衣着せぬ話が出来る間柄(笑)。
だから、彼の話は聞いていて痛い部分もあるが、それはそれでそう言ってくれる貴重な存在でもある。

  「それは具体的に言うと、どんなところだ?。」

彼が言うには、以前の記事にはもっと言い切った表現があり、自信に満ちていたと言う。
更に、販売面の記事が多く、その成功事例が主体であり、記事を読む方も多いに参考になり、自分でもやってみようかと言う気にさせられたと言う。

  “なるほど!”

更に続けて言われたのは、売れているお店で攻めの姿勢を感じられたと言うこと。

  その通りだと思った。

以前にもこのブログの記事でも記した通り、最近の記事はマネジメントの部分が多くなってきたように思う。

  それは、自分の取り組みがそうなってきたからだろう。

従業員がある程度成熟しており、パートさん達もベテラン勢が整っている環境にあると、再びマネジメントと言うよりも従業員の能力を最大限に発揮させる為にも、より販売面に目を向け攻撃的な売場作りを先導し、結果その反動としてお客様の購買の反応が明確にリアクションとして返ってくる。

  以前はそんな記事が多かった。

しかし、最近は新店や新店間も無いお店が多く、どちらかというと人材確保や人材育成が主とした役割となり、販売面に関しては果実や刺身、切身といった分野に限定されてしまっていたような気がする。

  それも店長としての役割であり経験であろう。

だから、販売面を期待している読者の方にとっては消化不良であろうし、マネジメントを期待している方にとっては共感する部分も多いのかと思う。

  そして企業としては人材確保と育成に期待する部分が大きい。

販売面は全面的に本部商品部が一括して担い、店舗の店長には採用競争に勝つ抜いてほしいと言う思いはあるだろう。

まして、こんな時代背景である。

  人材確保が企業の運命を左右する時代が迫っている。

現場の店長には、人材確保と人材育成のプロとして従来にも増して期待される存在になっていくだろう。

そんな近未来の姿が予想されるだけに尚更ブログ記事もその方向へ向かわざるを得ないと思ってもいる。

  しかし、販売になかなか目を向けられない寂しさもある。

やはり、小売業は「売ってナンボ」の世界。

  販売を見失ったらこの世界は終わりだ。

そして、現場にはこの二つが同時進行で両立させなければならない世界。

  だから、販売というOJTを教育に有効に活用するのだ。

一人のパートさんが販売に目覚めようとしている。

  自分で食べて美味しいと思った商品をどう販売拡大させるか?

それが、従業員教育のスタートであり、店長も販売に関われる為、店長の強みを活かせる構図となろう。

そんな構図で従業員教育であり、商売人育成をこのブログで記していければ、現場の方々も興味を持っていただけるのではないだろうか。

そんな意図を持って、このブログを継続していきたいものである。





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2016年12月 5日 (月)

辞めさせないマネジメント

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久しぶりに、書籍の紹介である。

  PHP 石田純 著。

「辞めさせない」マネジメント。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569826164/tetu0358-22

  私が今現在、店長として取り組んでいる内容である。

その取り組みと同じテーマの本が存在した。

  「一度採用したら絶対に辞めさせない」

これが、新店時の採用から教育、そして開店してから現在に至るまでの、私のマネジメントの部分での大きなテーマとなってきた。

  「一度採用したら絶対に辞めさせない」

一度入社して、当店の教育プログラムに沿って研修をし、更に当店の接客研修を経て新店メンバーのチームワークを学び絆を深めていく過程で、仕事の楽しさとメンバーの信頼感を得ながら帰属意識が芽生えてくる。

そんな施策を施して、如何に辞めさせないかという目標を立てて研修から開店、そしてその後の就業。

  まさにそんな過程の渦中の中で、この本に出会えた。

この本では、辞めさせない対象を正社員に置いているが、正社員だろうがパートさんだろうがアルバイトだろうが、基本は同じである。

  同じ人間であり同じ働く仲間である。

辞めるといことは、一度入社したということである。
そして、入社後に辞めるということは、いろいろな理由があるだろうが、第一の理由は入社後に仕事を継続して続けられない、または続けたくないという理由が生まれたからである。

  その理由の解明が非常に重要だ。

この本では、やり方がわからないのかそれともやり続けられないのかの二つが大きな要因だと説明している。

  やり方はしっかりしたマニュアルに沿って教育している。
  しかし、やり続けるという施策が無いのが現状だろうか。

仕事をやり続けるという意思が、どれほど一人の人間に宿っているか。
それを一つ一つ従業員に植え付けていくことがマネジメントになってくるのだろう。

  今目の前の仕事をやり続けたい。

そこには、なんらかの「やり続ける目的」が存在しなければならない。

  その目的を企業や店舗がどう植え付けていくか。

その仕組み作りが、辞めさせないマネジメントであると言える。

  仕事の習得度合いに合わせてマメに評価し給与に反映させる。
  業績に対してチームでの褒賞制度を作り、全社で表彰する。
  当初は低い目標を設定して、成功体験を何度も積み重ねる。

仕事が徐々に高度になっていく過程で、成長感を実体験させ、自分の有能感を醸成させ、徐々に仕事の楽しさ、売る喜び、その喜びをチームで共有することにより、自己有能感を得ることは、更に継続する意思を確固たるものとなる。

  そんな施策が辞めさせないマネジメントに通ずるのである。

しかしこの本では、「石の上にも三年」という諺は死語であるとも言っている。

  要はかっての価値観は今の世代には通用しないとも断言している。

しかし私はそうは思わない。

  いつの時代にも通ずるから諺になるのである。

それは、どの時代にも年配者にとって、若者は摩訶不思議な存在であって、「近頃の若い者は」という批判を浴びてきた。

  しかし、その若者が「石の上にも三年」を言うのである。

これが、歴史なのだろう。

  格言はいずれ自らの体験を以って確信に至るのである。

だから、言い伝えられる格言は滅びないのだ。
それは、どの時代にも通用する名言として脈々と受け継がれていくのである。

  そしてこの本は熱血漢に読んでほしいと思う。

熱血漢ほど、人の行動ではなく感情で動くからだ。
そんな熱血漢が、このような本を手にしたら、鬼に金棒であろう。





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2016年12月 4日 (日)

今年の紅白

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

紅白歌合戦の出場メンバーが発表された。

  入れ替わりの多い今回の紅白。

しかし出場者的には、あまりサプライズな方はいなかったなぁ〜という印象。

  そのかわり、超サプライズな演出も。

AKB48の出場者48名が一般のファンの方の無料の投票で選出されるというサプライズ。

  その時まで、視聴者誰が出場するのかわからないサプライズ。

賛否両論はあろう。

  “メンバーが可哀想”
  “商業主義に走りすぎ”
  “一部のファンだけの盛り上がり”

等々。

  しかしこのサプライズは紅白を盛り上げるだろう。

この瞬間だけでも、チャンネルを変えるファンは多い。

  特に今まで紅白に興味を持たなかった若年層だ。

彼らがこの瞬間でもチャンネルをひねれば(ボタンを押せば)、確実に紅白の視聴率は上がる。

  そして、私も間違いなく見るだろう(笑)。

そして、その投票が無料だという。

  AKBの本来の総選挙は有料。

というより、有料のCDとかを購入した際についてくる投票券を利用して投票するという方式。

  要は金で買える投票数である。

しかし、今回は誰でも投票できるという意味では、本来の人気のバロメーターであるとの声は多い。

今回の投票制でのAKB枠の視聴率が大いに高まれば、次回からは毎回この投票制を活用してメンバーの選出が決定されるのではないだろうか。

  この制度に関しての詳細はまだ発表されていない。

投票の具体的な仕方等はまだ発表されていないが、誰でも参加できるというところに、AKB総選挙での商業主義に冷めていた私でさえ一票投票でき、その結果としての紅白の本番への興味は断然高まるというものだ。

  まさにここにこの制度の価値があるのだろう。

その結果としての紅白の盛り上がりと視聴率の高まり。

  そこで繰り広げられるメンバーの一喜一憂。

これも今年の紅白の一つの目玉になるかもしれない。

  何れにしても見逃せない紅白になりそうだ(笑)。







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2016年12月 3日 (土)

ワンストップショッピングの強み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々の周囲には色々な競合店が存在する。

  先日も同業の食品スーパーが地域に出店した。

直線距離でたかだか3kほどの場所である。
当然、同業であるから徹底した対策は打つが、これが同業で無い場合はどうか。

  ドラッグストア。
  コンビニストア。
  ホームセンター。
  
等々。

最近は百貨店が出店するという場面というのは極端に減少したが、中にはそのような状況にあり、百貨店を競争相手に加える店舗もあろう。

  特にドラッグストアとホームセンターが競合する場合は多い。

ドラッグストアであれば、食品、雑貨、デイリー商材が競合するし、最近では生鮮も一部品揃えするドラッグも出現していると聞く。

ホームセンターであれば、雑貨を中心に、酒や飲料、おつまみ等の菓子類も品揃えしている企業もあるようだ。

食品のワンストップショッピングを標榜しているスーパーにとっては店内の一部のカテゴリー、特にデイリーや食品、酒を強化しているドラッグの出店は大いに影響するものだ。

  ますます生鮮での差別化が要求されるスーパーマーケット。

しかし、もう一度考えてみたい。

  食品スーパーの強みは何か?。

生鮮を主体として品揃え。
加えて、デイリー商品の豊富な品揃えと地域密着度の高い展開。
更に、生鮮品を調理加工する場面で必要となる調味料の豊富な品揃え。
そして、食事に付き物の飲料やらお酒やらも同じフロアで買い物が出来ること。

  そう言ってしまうと、ワンストップショッピングに行き着いてしまう。

やっぱり食品スーパーの強みはワンストップショッピングなのであろう。
しかし、昨今はこのワンストップショッピングの強みを活かしきれないのが現状。

  お客様がお買い得なスーパーやドラッグ等を買い回る行動。

ある程度の距離を有する競合同士であれば、ワンストップショッピングの優位性を活かせるのだが、近距離に各々が出店されている場合は、その近さから買い回りをされてしまうのが現実である。

  やっぱりグロサリーの価格は絶対的な位置付けにある。

しかし、生鮮部門を有するという絶対的な優位性を活かそうとするなら、生鮮と組み合わせた食品の強みは如何なく発揮しなければならない。

  そこが食品スーパーの数少ない優位性になっていくだろう。

もとより、生鮮品を購入して、そのまま食べる人はいない(笑)。

  必ず調理したり加熱したり加工したりして食する。

野菜をサラダドレッシングで食べる。
魚を煮付けて暖かいうちにご飯と食べる。
肉を野菜等と炒めて、回鍋肉として食べる。

  必ず調理加工してから食する。

そして、その生鮮素材と調味料や加工食品がスーパーマーケットには品揃えされている。

  この強みをどう活かすか。

この強みを活かしきれない店舗は、やはり買い回りの対象としての位置付けでしかない。

  何と何の組み合わせ。

この組み合わせを自社の強みと強みの組み合わせとして持つ企業や店舗は絶対に強い。

  美味しいレタスとトマトのあるお店。
  美味しいぶりと大根のあるお店。
  美味しい挽肉と白菜のあるお店。

このような強みを如何に活かすか。

  自社の強みや強い商品を知ること。

そして、その組み合わせを徹底して追求すること。

  逆に言うと、組み合わせの強みを如何に作り出していけるか。

生鮮の強い単品を、如何にワンストップショッピングの強みを活かして総合力でその生鮮の単品を徹底して売り込めるか。

  販売面での店長の手腕であろう。

ここだけは、店舗をトータルで考えられる店長だけがコーディネートできる存在であるからだ。

  そこに企業としての方向性が加わると更に強みとなる。

そこに、企業力が問われる時代になっていくと思われる。






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2016年12月 2日 (金)

休憩室にて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は自店の休憩室での出来事。

  午後までのパートさんはそこで昼食を撮る。

そして、私の机も休憩室にある。
 
  “えっ、休憩室に店長デスク?”

そうなんです。私のデスクは休憩室の中(笑)。
それは、その前の店舗でもそうだった。

  なぜか?。

机を置くスペースが他に無いから。
食品スーパーのバックヤードは意外に広い(当社は)。
しかし、別途店長室を設けるほどの余裕は無い。
もし、そのようなスペースがあれば、逆に商品の収納スペースにして作業の効率化を図る方針だ。

  だから、店長デスクは休憩室の中。

これに異論のある方も多いだろう。

  “休憩室で仕事に没頭できるの?”
  “他の従業員がゆっくり休憩できるの?”
  “休憩質が狭くなるんじゃないの?”

等々のツッコミは予想される。
私は、店長がデスクワークをしている姿を見せるのも大切だと思っている。
私は各部門に行って従業員の作業をよく見るが、パートさん達は意外に店長のデスクワークを見る機会はほとんど無い。

  “店長って、ここでパソコンに向かっているんだ”

そんな場面を見せることも大切だと思っている。

  そして私は休憩質でも没頭できる体質ではある。
  休憩室が狭くなれば詰めて座るといことになる。

隣合わせや向かい合わせで食事をするということは、必然的に隣同士の会話が増えるということだ。

  よって、否が応でも従業員同士のコミュニケーションが増えることになる。

私はそれが狙いでもある。

  “理屈をこねているんじゃないの”

そう思う人もいるだろう。
しかし、一人一人がゆったりと座れる環境というのは本当に店舗としてのまとまりを強くすることになるのかと問われれば、それは微妙だ。

  「袖振り合うも多少の縁」

その日たまたま隣に座った方と、昼食を共にしながら会話が弾む。
たまたまだが、それが縁で繋がりが深まる。
そのような関係が休憩室から生まれるという環境を私は大切にしたい。

  だから、12時30分ごろの休憩室は賑やかだ(笑)。

6人掛けの3つのテーブルだから、決して広い休憩室とは言えない。
まして、6人掛けのテーブルが3つだから、ピーク時にはぎゅうぎゅう詰めである。

  しかし、うるさいぐらいに会話が弾む

そんな環境の中で、いろいろな話が飛び交う。
年頃の娘を持つパートさんが多い中で、先日は娘の彼氏の話になった。

  「娘に彼氏はいるのか?。」

私があるパートさんに尋ねた。

  「今は居ないみたいですよ。」

あるパートさんが言った。

  「成績が急に上がったからです(笑)。」

彼氏と付き合っていた頃は、成績が落ち込んだという。
しかし最近、急速に成績が戻ってきたらしい。

  “彼氏と別れたな”

母親の直感らしい(笑)。
また、先日はこんな会話があった。

  「一人娘ではお父さんは可愛くで仕様が無いだろう。」

私が尋ねた。

  「娘の反抗期にはお父さんが二日も寝込みましたよ(笑)。」

可愛い一人娘が突然の反抗期。
その時、このパートさんの旦那さんはあまりのショックに二日間も寝込んでしまったという。

  今だから話せる内輪話。

その時の父親の気持ちはよくわかる(笑)。

  仕事とは別の一面がそこにはあるのだ。



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2016年12月 1日 (木)

12月商戦

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


早いものですね。

  もう12月ですよ(笑)。

思えば、今年は2月から新店への赴任に赴き、採用教育、開店準備に追われながら7月にオープンし、慌ただしく現在に至っている。

更に、競合改装や競合出店が相次ぎ、このエリアが急激に競合過剰エリアに変化してしまった感がある。

  実は今日も競合店の開店当日でもある(笑)。

開店から今まで築いてきたお客様対策とお客様の当店への認識が改めて見直されることになる。

  それも年末前に。

しかし、考えても仕方がない。

  当社としてのあるべき売場を、自信を持って取り組むだけである。

さて、今年の12月の大きなポイントは、25日(日)をどう読むかに大きな鍵があろう。

  昨年は23日(水)ー 24日(木)ー 25日(金)。
  今年は23日(金)ー 24日(土)ー 25日(日)。

昨年は25日が休日前日。
今年は25日が3連休の最終日。

  25日をクリスマスと見るか年末と見るか。

結論から言えば、店舗毎にも商品毎にもバラバラであろう。

  “それじゃ答えになっていないだろう!”

そう、責めないでください(笑)。
それだけ、今年の25日は地域によっても商品によっても明確に明暗が別れるからだ。

  昨年は25日が一番ゆっくりできる日であった。

2連休前日であるから、家族のほとんどはリラックスできる日でもあったから、24日のクリスマスメインと合わせて、25日でクリスマスパーティをする家庭がそこそこあったようだ。

  しかし、今年の25日は3連休の最終日。

翌日の仕事や学校のことを考えると落ち着かない日でもある。

  そして、年内最後の日曜日。

ここに、25日の明暗がはっきりと見えるのである。

  人間、楽しいことは優先して先にやってしまう。

だから、クリスマスパーティは22日〜24日がピークとなろう。
3連休の当初で、翌日が休日である心理的な余裕のある日程で行いたいところ。

  だから、クリスマス商材や準備商材は前半がピークとなる。

これは間違い無いだろう。
そこに、年内最終の日曜日という曜日合わせにあっては、25日から年末の年越し商材を準備する始まりの日でもある。

  もしかするとこちらを最優先に行動する地域もあろう。

そのような地域では、クリスマスよりも年越しの準備が優先となる。

  クリスマスに息子夫婦は帰省しないが年末は確実に帰省する。

そのような地域や家庭ではどちらを優先するか。

  明らかに年末商材である。

全てが全てそのような買い回りをするわけでは無いが、確率は相当高まるだろう。
地域によっては、その傾向が相当高まる地域もあろう。

  ポイントは24日から25日への切り替え。

これが、土曜日の夜から日曜日の朝にかけての重点行為となる。

  ここを、どう個店毎に商品毎に切り替えられるか。

よって、25日に大いにチャンスのある部門もあろう。

  お惣菜である。

日曜日という集客力の高い曜日だから尚さら、今年の日曜日のお惣菜は開店から大いにチャンスを活かしていきたいところだ。

しかし、この日におせちを購入されるお客様も多いだろう。

  しかし売場は一つしかない。

クリスマス商材で引っ込めるカテゴリーと年末商材で全面に押し出すカテゴリーを明確にしなければ、一つの売場に収められない。

  ここの最大のポイントが隠されている。

売上という実を取るカテゴリーと、来店動機という未来の売上を取るカテゴリーをしっかり見極わめなければならない12月終盤。

  さて、どんな販売計画とレイアウトを組むか(笑)。






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